第6話 特別国際公務員
『では隣へ』
隣?
隣室も似たような部屋だったが、円卓じゃなくて対面式の応接セットが置いてあった。
「とうさん、かあさん!」
まあUCだしな。一民間企業くらいどうにでもなるんだろう。
一緒にいるおっさんたちは誰だ?
おっさんたちはLR着けていないな……。
ソフィアさんが、
「コーヘイはUCへの参加を承知してくれました。よってご両親も自動的にUCの保護下となりました。今日からこの館でお住まいいただきます」
と日本語で伝える。とうさんかあさんに対しては敬語だ。
「いやーうちの狭いマンションよりはるかに立派で助かるよね、ミッチー」
とうさんはかあさんをミッチーって今でも呼ぶんだ。そしてかあさんは、
「まーくん、それはいいんだけど、やっぱり納得いかないわ」
とうさんをまーくんって呼ぶんだよなあ。いつまで恋人気分なんだか。
人前だろうがどこでだろうが。息子として恥ずかしいから勘弁してほしいのに。
ソフィアさんが眉をしかめた。
「お母さん、納得いかないとは?」
一瞬で
でもそのイメージじゃかあさんを倒すのは無理だ。ちっちっちっ。
「あたしのほうがヴァンダーの適合係数高いのに、なんで選ばれないの? なに? 歳取りすぎって! どういうこと!」
は?
第一次世界大戦終結後の1930年代半ば、主戦場のヨーロッパでは深刻な経済的、社会的不安の混乱が渦巻き、既にドイツでは国家社会主義による独裁政治が始まっていた頃、外宇宙速度で太陽系内に飛来した小物体があった。
太陽系に転移してきたイ・ドゥガンだ。
それから半世紀の年月をかけ、イ・ドゥガンはようやく地球の公転軌道に遷移したが、もちろんこの間もイは地球を、そしてその住民を観察していた。
大きな大陸の西と東で戦乱が勃発し、東の端の島に低レベルな反応弾が二度使用されるのも見た。
愚かで野蛮な原始人たちだ。イは、果たしてこの星に降りて良いものかどうかためらった。
レイラは仮死状態で生命維持している。空気も食糧も不足しているため、代謝を極限まで遅くする必要があったからだ。
あと100年程度は現状を維持出来るだろうが、その間に別の恒星系を探すのは不可能だった。
ヴァンダーモードになれば瞬間移動の連続使用で疑似的に光速を超えることも出来るが、パイロットがレイラ一人の現状ではどうにもならない。とすれば、現状では生存可能性がある3番惑星にレイラを降ろす以外の選択肢はない。
レイラの安全確保のため、原始人たちを啓蒙し多少はマシな環境を整えるのが最善手と結論付けた。
地球全域に協力を要請する通信を送った。
ただ、地球が200もの『国家』に分かれており、微妙なパワーバランスの上に国際社会が成り立っているという状況は推察の外だった。
星を代表する組織すらないのだ。
その事実を知ったイ・ドゥガンはなんと非効率な社会であるかと憤慨し、人口は多いがその半数が紛争と飢餓に苦しんでいる状況をさもありなん、と納得した。
科学技術はもとより、社会技術がぜい弱で、人々の精神レベルが低い。愚劣といっていい。だがそのことには目をつむるしかない。
最初に公転軌道からのコールに気づいたのがフランス、その後アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、インド、日本と続く。
この7か国はただちに協議に入り、以後通信手順を暗号化するよう(7か国以外に漏れないよう)イ・ドゥガンに要請した。
一方で今後の対応を協議。そして20世紀の終わりに
地球外文明との接触は当然ながら最重要機密として秘匿され、やがて3年前にイ・ドゥガンはインド洋に落着。
これはイ・ドゥガンとUCとの打ち合わせどおりだった。
斥力制御している物体の軌道計算は地球の科学では不可能だったので、突入コースや落下時刻等はすべてイ・ドゥガンが提示したものだ。
しかしながら、地球側でコア部分を製造する技術がなく、結局イ・ドゥガンとレイラという現物を得た後に複製でコアを作っている。特殊技術を伴わない純理論的な知見は応用されていた。90年代から現在に至る革新的な応用数学や、領域をまたがる純理論科学上の新たな知見、AIの進化などはOTを元にしたものが多い。
ちなみに、コア技術のブラックボックスの複製はイ・ドゥガンの自己修復機能に依存している。
話を戻す。
約30年前、イ・ドゥガンが公転軌道上からスイープしていると、ヴァンダーの適合者を見つけた。
その圧倒的な適合係数にイ自身が驚いたくらいだ。
原始人の集団だと思っていたらアインシュタイン級の天才が現れた! みたいな感じだったようだ。
それは当時まだ高校生の
だが、地表に降下するまでに時が過ぎ、
そこでUC、イ、そしてレイラはその子どもに注目した。
つまり、オレ。
さっき聞いた事前調査結果というのがこのことだ。
それにしても。
イ・ドゥガンの地球人類に対する評価がかなり低いのには驚いた。
イ・ヴァンダーになったとき、そんな風には感じなかったけど。
オレが適合者だからかな? お前のことは認めてるぜ、みたいな?
LRはイやレイラとの接続は細くて伝わらない。
今度合体したら直接聞いてみようかな。
同調状態のソフィアさんがイ・ドゥガンとレイラが非友好状態になった可能性について考えているのが分かった。
イ・ドゥガン、イ・ヴァンダーは地球のいかなる軍隊、いかなる兵器よりも強力だ。万が一にも敵対すれば人類は抹殺される。
うん、敵になったらヤバいよね。
だから、UCの保険なんだ。
本当なら、レイラやイ・ドゥガンは軍事研究設備に収容され、厳重に管理しながら調査研究するような対象だろう。
だが、イ・ドゥガンはレイラの拘束などは許さない。
各国はあきらめた。自由を奪わず友好的にしていれば、OTを提供してくれる。主にレイラが快適に過ごすためではあるが。
ロテルはレイラを護るための砦であり、ソフィアさんたち『アンダーガールズ』がレイラと同居しているのは、もちろんレイラの安全のため。
レイラを閉じ込めたりはしない。地球人と友好的にコミュニケーションを行う。
アンダーガールズはその手助けをする。
その建前が、保険だ。
「商店街の皆さんからはまだ20代で充分とおるよっていつも言われるのに。参観でも航平のお姉さんに間違えられたのに。今年も海で大学生にナンパされたのに。歳取りすぎてるから無理ってどういうこと! 全然納得出来ないわ!」
「ミッチー海でナンパされたん!? 聞いてないよそれ~~~」
ちょ、ここで取り乱すなよとうさん。
『イ・ヴァンダーからのフィードバックを受け止められるのは地球換算で思春期にあたる年齢の肉体だけです! 見た目じゃありません!』
ソフィアがイから得られた適合者の条件をLRで説明した。
脳にパワーポイントが直接投影されるもの凄いプレゼンだった。
オレの適合係数は全盛期のかあさんの8割ぐらいだった。ビミョー。
200パーセントの8割で160パーセントぐらいなんだけど。
超絶天才級から超天才級くらいのスペックダウン?、らしい。オルドゥーズ基準なのでよくわからんけど。
まあイ・ヴァンダーになれたのは事実なので、問題なし!
さすがのかあさんも黙った。
まだ内心むくれていたけど。
そんな出来事もありつつ、このホテルみたいな屋敷での同居は両親とも承諾した。
『この屋敷のことはロテルと呼んでる。名前がないと不便だろ』
「学校や会社には今までどおり通っていい。社会生活から切り離すとかえって周囲が騒ぐのでな」
これまで空気だったおっさんの一人が喋った。
いや、LRは脳に直接知識が入ってくるので主観的には結構長い説明を受け入れた気がするが、客観的にはほとんど時間はかかってないんだけどね。
事実オレがこの部屋に入ってからまだ2,3分しか経ってない。主にかあさんが文句言ってた時間だ。
で、誰この偉そうなおっさん?
『公安調査庁次長、そのとなりは警察庁警備局次長。税金と年金は払わなくていいんだって』
これはかあさんの思考。
『ぼくら、特別国際公務員になるそうだ。なんかワクワクするな』
これはとうさんの思考。
わが両親ながら、気にするのそこかいな……。
まあこのざっくりさ加減がいいところでもあるんだけどね。
ふーん、秘密結社の構成員になったけど、学校行っていいんだ。
そもそもレイラも転校して来てるしな。
……そうか、学園にも警備システムがあるのか。
なるほど、アンダーガールズがむしろダミー。大人っていろいろ考えるもんだな。
「すでに承知していると思うが、UCやOTについては国際的な機密事項だ。一切の口外を禁ずる」
警察庁警備局次長が、肩書どおりのおもーい声で脅すように言った。
はいはい。そりゃそうだよね。
『あ、聞きたかったんだけど、イ・ドゥガン、イ・ヴァンダーと
『イ・ドゥガンが出現すると同時に敵を逃がさず、かつ周囲に影響が及ばないように戦闘フィールドを360度に展開している。外から中が見えない不可視のドームでもある。それと
とソフィアさんから返ってきた。なるほどね。
あれ、でもオレには校庭で空飛ぶリムジンも
『レイラが直前に手を握っていただろう? レイラに失認は効かないから繋がっていたコーヘイも同じ状態になった』
納得。食堂からの手つなぎはそれか。
レイラって保健室のでまかせの時も思ったけど、めちゃ先回りして計算した行動しているな。
さすがは宇宙人。
あれ、なんか忘れてないか?
うーんと……
あっ!!
オレ、レイラに交際宣言されたんだ!!!
あれはなんぞ!!!!!!??????
「なに! 航平! 彼女が出来たのか!」
「え、なになに、その金髪の子」
オレがレイラを意識したからLRを介してレイラのイメージが二人に伝わった。声を出して驚かれた。
あー、これ便利だけどプライバシーなさすぎ!
なんでもかんでも思考を漏らさないように訓練しないといけないな。脳内ブロックをイメージ!
「ご両親にはまだレイラを紹介していませんでしたね。UCスタッフの紹介も兼ねて、夕食といたしましょう」
「われわれは失礼するよ。用事は済んだ」
おっさん二人は飯も食わずに帰っていった。
日本というひとつの国に奉仕する公僕と、国際……すら超えた宇宙規模の組織であるUCとは、微妙なズレがあるんだろう。
なんとなく、大会社の下請け工場の中間管理職のおっさん的イメージを持ってしまった。頑張れおっさんたち。
というわけで、ロテルの食堂で晩餐が始まった。
食堂でレイラたちが待っていた。
ロテルは外観はモダンだが、中は設計や調度品なども含めヨーロッパの古城を思わせるトラディショナルでオーセンティックな造りだ。
って、オレ見たことも行ったこともないけどね。LRの受け売り。
レイラの設定である小国の王女の住まいらしい内装だ。
食堂も本物の大理石をふんだんに使って造られ、部屋の中央の大きなテーブルに全員が座るスタイルだった。テーブルセンターには盛花が飾られている。結婚式の披露宴みたいだ。
……オレの感想、あまりに庶民。ほっとけ。
オレはレイラの横に、その対面にとうさん、かあさん、オレの横にソフィアさん、運転してた無口なおねえさん、かあさんの横に屋敷で待っていたおねえさんふたりの計8人が座った。
そのほか、先程からウェルカムドリンクや食事前のアミューズを配膳しているメイドたちが数人いるが、彼女らはなんとアンドロイドだった。
OTで造られた自律型ドロイドだ。スキンがシリコン製で、遠目ならともかく、近くに寄ればロボットであることはすぐわかる。声も合成音声だ。
人間そっくりに仕上げることは出来るらしいが、識別しやすいようあえて人形然としているそうだ。主に侵入者対策だって。
設備やリムジンのメンテ用のドロイドもいるそうだが、こっちはもっと機能優先でスキンもない無骨なものらしい。
ロテルの中にいる人間は今テーブルについている8人だけだ。
ソフィアが全員を紹介した。
ソフィアの横の無口なおねえさんはイライザさん。グルジア出身。
母さんの隣のいかにもヤンキーガールなのはフランス系アメリカ人のクリスチーネさん。
クリスチーネさんの横の褐色短髪美女はレオノラさん。インド生まれだが、ウクライナとのクォーター。
リーダーらしいソフィアさんはユダヤ系フランス人。祖父母が旧ドイツから亡命したそうだ。
全員各国の特殊部隊の出身で、実戦経験豊富な一騎当千のワンマンアーミーだ。と、LRがUCのデータベース情報を照合してくれる。
おおこわ。
「それでー、レイラちゃんは航平のどこが気に入ったのー?」
「小手を受け流してからの打突。あれはキュンっとしました」
「わかるー」
「それから二刀流で左小太刀受けからの右太刀一閃とかも。相手の力を利用して斬撃を強化するのがかっこいいですね」
「わかるわかるー」
……レイラとかあさんすでに意気投合してるし。
よくこの
まあそれがわが両親のいいところでもあるのだが。
でさ、オレの魅力とかじゃなくて単なる剣道談義でしょ。その会話。
「でもレイラちゃん心配でしょ?
破門候との戦いやレイラの母艦のことは食事の途中にレイラ本人が語った。
レイラがオルドゥーズ星の王家の第3王女であることも。
宇宙人の姫だった。宇宙姫騎士? 属性多くね!
宇宙人であるカミングアウトも本当は自分の口からしたかったらしいが、LR着けたらわかっちゃったし、UCやOTの説明を先にしないとオレたちが機密を受け入れること自体が出来ないので、それは仕方がなかった。
「そうですね。でも心配しても今の私には帰る手段がありません。仲間を信じるだけです」
「偉いわー。レイラちゃんよくできた娘ね~」
「ありがとうございます。お母さま」
「いやねー他人行儀な。ミッチーでいいわよ」
宇宙規模でアットホームな会話が続く中、ロボメイドが粛々とフレンチのコース料理を運んでくる。次はメインの肉だ。
「シャトーブリアンのマデラソース、トリュフ乗せか。おいしそうだね!」
とうさんもお気楽だなぁ。
だがたしかにここの料理は旨い。三ツ星シェフの技を完コピしたロボメイドが調理しているからだ。
でもこれが毎日だったら、焼き鯖定食とか辛みそラーメン食べたくなる気持ちもちょっとわかる。
「おお、料理自体も素晴らしいがこの力強く芳醇なワインがお互いを引き立てあい更なる高みに誘う……非常にレベルの高いハウスワインだね! まさにマリアージュ。このワインはローヌだと思うが……。ヌフデパブ? 違うなグルナッシュのアタック感からするとジゴンダスか。それも1995年か1997年じゃないか?」
「凄い。そのとおりよ政人。これは1997年の○○○○。VV、ノンフィルター、ビオと三拍子そろった素晴らしいワイン。それに今はボルドーやブルゴーニュに知名度で負けているけどローヌはもともとフランスワイン発祥の地なの」
いきなりブロークンでカジュアルな口調になったぞソフィアさん。早くも酔ってきてるんじゃないか。LR接続が不安定になってるぞ。
そうかなるほど、ソフィアさんはローヌ生まれなんだ。故郷のワインをハウスワインに選んだのか。
それにしてもとうさんの薀蓄が褒められたところを初めて見た。
てかとうさん、ワインのテイスティング出来んだ!? びっくり。
「ふっふーん、じゃあこれわかるかにゃー?」
クリスチーネさんが厨房からワインを1本持ってきた。ボトルの胴部分をナプキンで覆って
新しいグラスに注ぐ。
「ほう、このフレッシュで太陽のように華やかな香り。芯は骨太な印象。これはカリフォルニア、ナパ・バレーのワインだね」
「おっと、正解にゃ!」
「うん、このワインもシャトーブリアンステーキによくマリアージュしている。この複雑な多層的な味わいは、○○○○じゃないかな?」
「ひえ、わかっちゃうんだ。政人やるにゃー!」
無口なイライザさんが黙ってボトルを1本厨房から持ってきてとうさんの目の前にドン! と置いた。
「こ、これは!」
とうさんが目の色を変えた。
「これはレアもの。グルジアワインは甘口で有名だが、グルジア固有のブドウであるサペラヴィを使いながらも辛口に仕上げた○○○○! 一度飲んでみたかったんだよね!」
イライザさんがニマッと笑った。
「おお、このタンニンのマッチョ感! もっとクセのある羊肉料理とかでもバッチリなヘビーなワインだ。素晴らしい!」
「ちょっと待つのだぞ!」
褐色短髪美人のレオノラさんも一本持ってきた。どんだけワインあるんだよここ!
「こ、これは激レア! インドワイン!」
とうさんが驚く。うーん? あれ? インドってアルコールOKだったっけ? 宗教的に?
「航平、インドのワイン文化は紀元前8世紀ごろからはじまる。紀元前4世紀のチャンドラグプタ王の時代には現在のワインとほぼ同じものが愛飲されていたんだ」
LRでオレの考えが筒抜けだ。脳ブロックを鍛えねば。
「確かに近代では植民地時代の反動もあって禁酒していた期間も長かった。しかし現代では中産階級を中心にインド国内でもワインの消費量が上がってるんだよ。そして国産のワインを作る動きが海外の文化に触れた若者を中心に活発になっている。その代表格がこのワイナリーが醸造するプリミティーヴォ……ジンファンデルを使った○○○○!」
「そのとおりだぞ。飲んでみるのだぞ」
「おおお、ナパにも近い印象があるが、アタックは深いが重さを感じないジャムのような瑞々しい果実感。3千年の歴史に新たな1ページを加えた、まさに21世紀のワインというにふさわしい味わい!」
もしもーし。
未成年に酒の評価聞かされて困るんですけど。
でもUCみたいな超国家的な組織でも自分の国は特別みたいだな。
そいえば日本のワインってないのかな?
「あるわよ~」
いつの間にやら厨房に潜っていたかあさんがワインを1本下げてきた。
かあさんも参戦か!
「ミッチー、それは!」
「まーくん、そうこれは河内の○○○○。ここ、いいのが揃っててうれしいわ」
「ナイスチョイス! 日本のワイン産地といえば山梨や長野、また富良野と思われがちだが、実はワイン用のブドウの育成には国内では瀬戸内が最高なんだ。なかでも降水量が少なく安定して葡萄を育てられるのは大阪の丘陵地帯。ニューワールドとして世界に通用するポテンシャルを持っている」
「じゃあ飲みましょー、カンパーイ!」
酒の味は分からないけど、ここのワインセラーが凄いのは分かった。
ソムリエの知識をラーニングしたロボメイドが仕入れしてるそうだ。
OTの無駄遣いじゃないのかな?
なお、ワインについてのコメントはあくまでとうさん個人の感想である。うん。
とかいってる間にボトルがガンガン空いていってるよ。もはや単なるコンパだなこれ。
肉料理の後、ティラミスとミルクティー貰ったのでコースはひとまずおしまい。
大人たちにはロボメイドが生ハムとかチーズ盛り合わせとかワインのアテを運んでるけど。
レイラと目が合った。
「えへへ」
レイラが顔を赤らめた。
あー、破壊力抜群だな! くそかわいいぞこいつめ!
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