　この曲はタイトルでごっそり持っていかれる。

　色々な出会いが今まであったけど、その出会いが良かったのか、出会わないほうが良かったのかは、どうしても考えてしまう。恋愛もそうだし、もっと別の場面で、自分の間違いだったのでは……、いや、しかし他に何もできないし……、と苦しむことがある。周りにいる人たちと比べると、自分が無力で、愚かで、ダメな人間に思える。そんな自分と関わらせることで、そばにいる人、いてくれる人の足を引っ張ってしまったのでは、と思ったりもする。

　この後悔のようなもの、忸怩たる思いって、もしかしてどこまで行ってもつきまとうのだろうか。過去から、どこまでも追ってくるのだろうか。もっと前向きでいられたらいいんだろうけど、どうしても、どこまで行っても、失敗がひたひたと背中に張りついているままなのか。

　どんな懺悔が許されるだろう。誰にどう、償えるだろう。そして自分をどうすれば許せるのだろう。そういうことを意味もなく想像したりする曲。