「Footsteps」(日向坂46)
日向坂46とは「仲間」なんじゃないか。
僕が今の全てのアイドルグループを見ている、それもつぶさに見ているというわけではないのですが、日向坂46っていうのは、不思議と「仲間」意識で繋がっているように見える。メンバー同士が「仲が良い」というイメージよりももっと深いところで繋がっているような気がする。
この曲はそんな仲間の存在を強く印象に残します。必ずやってくる、辛い時、苦しい時、うまくいかない時、そういう場面にグッと背中を押してくれる存在の一つが「仲間」じゃないのか。その「仲間」って、すぐそばにいる人もいれば、ちょっと離れたところにいる人もいる。現代社会ではネットの向こうということもあるかもしれない。そこにさらに、見知らぬ誰か、他人というものも、もしかしたら仲間なんじゃないか、と僕はこの曲を聞いていると、どうしてか感じる。
孤独っていうワードは、現代でもある種の呪いのようにそこにありますけど、例えば、「日向坂46は良い」と感じる人はたくさんいて、僕もそう感じていて、つまり「仲間」なんですよね。名前も顔も知らないし、話したこともなければどこにいるかもわからないけど、仲間がいるような気がする。その存在を意識すると「孤独」って本当にあるのかな、と思う。何かを介して人とつながっていて、僕はそれでいいのではないか、と思っている。
どうしても「孤独」が身近に感じられるけど、どこかの誰かがいる、というだけで、その影はちょっとだけ遠くなる。僕の胸の中で、そういうささやかで、些細な救いがなんとなく思い描けるのがこの曲です。
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