第2話 やるべき事が多くて追い詰められる前に
――作業が多くてやる気が起きない。
――やりたいことがあるのに、上手く出来ない。
――何から手を付けたら良いか分からない。
こう思ったことがある人は多いかと思います。
これらの事柄を簡単に解決できる方法をお話します。
今回は、分かりやすく例として【Webで小説を書く】という作業について、解説していこうと思います。
よくWebで小説を書くことを始めた人に陥りやすい事ですが、作業量が多くて続けられなくなることです。
構想は出来上がっていても、話の内容を思い浮かんでいたとしても、ネタが豊富にあったとしてもです。
――なぜ、そういった事態に陥りやすいか?
答えは簡単です。
人間は最高の集中力で決断できる数って決まっています。その数を超えると、その決断力って鈍ってしまうわけですね。
すなわち、小説を書く事に注視すると、小説において必要な事は、物語の構想、登場人物の構想、世界観の構想、先の展望など、数多くの構想が必要になります。
その上でその構想を分かりやすく文字に起こすという作業が必要になります。
改行したり、区切り線やキャラを立たせたり、キャラの性格を考える等、多岐に渡り、様々な事をやる必要があります。
Web小説の場合はそれに加えて、アップ作業とwebに合わせて改行したり、読みやすく整地する必要もありますし、様々な事をする必要があります。
このように一つの小説を書くという作業をするだけで様々な事をマルチに行う必要性があります。
――つまり、作業ごとに決断する回数が存在するわけです。
このように決断することが多いのに、既に【小説を書く、更新する】という決断を作業を始める前にしなければいけません。こうした決断する回数が多い故、小説の更新作業を続けれない人が居る訳ですね。
もちろん、集中力が高い人や一度集中してしまえば、そのまま継続できる人は居るかと思いますが、全員が全員同じことが出来るわけではありません。
どうすればよいかという事ですが、決断する回数を減らす事が重要であり、あれもこれも考える前に一つの事を集中したほうが効率は上がるわけです。
――つまり、決断できる時間が限られるわけです。
日常生活を送るうえで数多くの決断をしないといけません。朝起きて、仕事や学校を行く準備をする決断。学校で学業をする、仕事中に仕事をするという決断。昼ご飯をどこで何を食べるか、選ぶ決断。自宅に帰るために、どうするかという決断。
当然起きている時間が長いほど多くの決断に迫られるわけです。
どうすれば良いかと言うと、今の自分が、今できる決断がベストなのです。
例えば、今日Aを選んだ決断が、今日の自分にとって一番の結果なのです。
明日になれば、Bを選んだ決断が明日にとってベストなわけです。
小説を早く更新しなければいけない、早く作らなければいけない。こうして焦ることはありますが、全く持って、焦る必要は無いのです。
明日になれば、自分の中のベストが変わるわけですね。
私の場合は一度昼寝をすることで決断力が回復します。ほんの5分や10分だけ目をつぶって横になるだけで決断力は回復します。もちろん数時間の昼寝をすればほぼ回復するでしょう。
――もし、小説をWeb連載していたとしたら、更新もせず、それだけやってたらみんなに忘れられてしまうので、決断力の少ない事柄、作業量が少ない何かを、ひたすら公開し続けると良いです。
【継続は力なり】という言葉があるように、一日5分でも10分でも継続することが大事ですね。
TwitterなどのSNSで呟くのもありです。
近況を小説サイトで書くのもありです。
このように書きやすい題材のない小説を上げるのもありです。
――とにかく負担にならない事と、決断力を鈍らせない事が大事です。
短編でもいいです。短くてもいいです。何度も言いますが、とにかく負担にならない事! 決断力がベストな状態にすること。そしてひたすら継続する事です。
あと、10日に一回ぐらいは休んでもいいと思います。
私もWeb小説の投稿や、サイト運営を始めたり、様々な分野に時間を使っていますが、全くしない日を1日作ってます。何も考えない日も作ってます。
――とにかく休息日は大事です。
根を詰めすぎると疲れちゃいますからね。
もしもあなたが、もし連載作家なら、自分のタイミングで休む事なんてできなくなります。
――でも、そうでないなら今は自由です。
休もうが、連載しようが、プロット書こうが、誰からも文句は言われません。
――もっと自分を労わってあげてください。
とにかく自分なりのリラックスする方法を考えるべきです。
今作業に追われている状態なら、一度何もしない日を作り、何もせず、やることを細分化するという決断をしましょう。
あくまで例として具体的に小説ならどうすればよいか? というのをまとめていくと、物語の構想、登場人物の構想、世界観の構想、先の展望の4つが存在するとしたら、すべて同じ日にする必要は無いのです。
1日目に物語の構想。
2日目に登場人物の構想。
3日目に世界観の構想。
4日目に先の展望。
5日目にすべてをまとめてプロットにする。
6日目に小説にする。
こうして細分化すれば、今まで小説を継続できないと思ってる人でも出来るはずです。
他の作業もそうです。まずはやるべきことを細分化することが大事です。
スマホのメモ帳に書くのもありです。百均でポケットノートを購入して書きだすのもありです。
根詰めてる原因を探し出し、それを解決することで、知らず知らずに決断してる回数を減らし、自分にとってベストな結果を自分で作り出すことが出来ます。
―― 今 一度、思い返してみてはいかがでしょう?
人間社会の処方箋~あなたの心に聴く薬を処方しますっ!~ すたりな @sutarina
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