人間社会の処方箋~あなたの心に聴く薬を処方しますっ!~
すたりな
第1話 視野と環境と成長
――ここには私の居場所がない。
そう思ってる人はかなり多いかと思います。
学校、会社、そして趣味のサークルなどなど…………。
何となく入った場所もあるでしょう?
中には自分から進んで入った場所もあるでしょう?
どうしても入らなければいけなくて入った場所もあるでしょう?
こうして入った環境は最初は何事も問題なかったと思います。
――しかし!
時が経つにつれて、人との付き合い方が難しくなったり、疎外感を感じたり、居るだけで心苦しくなることもあるでしょう。
こうして、例えるなら無間地獄の牢獄のように苦しい思いをしてる方も多いかと思います。
――これは実は意外な方法で変えることが出来るのです。
【環境を変える】
これだけの事です。
そんなの不可能だと思っているなら、それは視野が狭くなってるかと思います。
こうした苦しみは、自身がこの場所しか自分の居場所がない、この仕事しかない、この学校しかない、そうした【思い込み】が、いつの間にか自分の可能性を知らず知らずに消しているのです。
ここ数年で異世界転生、転移物が流行ってるのは、こうした環境から変わることが出来れば自分は変わる。こうした主人公に自分自身を投影してる姿なのかもしれませんし、こういった作品を見たり作ったりすることで満たされる欲求の表れなのかもしれません。
絶対に環境を変えられない、変えるのは無理だ! と思ってる人こそ、視野が狭くなってることを自覚すべきです。
実は驚くべき程、環境というのは簡単に変えることが出来るのです。
コミニティに参加してる人は思い切って別のコミニティに所属してみるのもいいかもしれません。
こうすることで過去のコミニティに対して依存性が薄まり、安易に苦痛だったコミニティから抜けることは出来るでしょう。
私もそうです。
多数のコミニティに所属していた時期がありました。
全てジャンルが別です。
中には苦痛なコミニティもありました。
例えば、ゲームならオンラインゲームのコミニティに所属してるのであれば、コンシューマーゲームのコミニティに所属するのです。
同じゲームでも、ジャンルが離れれば離れるほど、その苦手な人との関係性は薄まります。
オンラインゲームをやってる人は、時間のほとんどをオンラインゲームに注ぎます。それ故、他のゲームをしてる時間は極端に減ります。
またコンシューマーゲームでも、そのゲームに時間を注いでる人は、他のゲームに関心はありません。それ故、過去のコミニティの人との繋がりは一切ありませんでした。
同じゲームでもジャンルさえ違えばそんな状態です。極端な例ですが、ゲームのコミニティと園芸のコミニティに双方に所属した場合は、間違いなく同じ人がいません。
こうして、苦手なコミニティから縁を切っていくことが出来ます。
仕事もそうです。
飲食店やってる人は建築業に行けば、同じ人は居ませんので新たな出会いで再度コミニティを築くことが出来ます。
電気小売業のようなサービス業をやってる人が、工場勤務に行っても被る事は少ないですし、介護職や運輸業に行くなども同じ人がいなくなるので、選択として選ぶのもありです。
――もし、あなたが独身であれば、いっその事、住み込みで他県に行くのもありかもしれません。
そこでは生活してる人や住んでる人が違うので、同じような人は居ても、全く同じ人がいません。
――こうして自分の環境を少しずつ変えていくことが大事になります。
人はやり直せる種族です。
失敗したからと言って終わりではなく、経験を積んで、以前より少しでもより良くしていけばいいだけの話です。
結婚相手がいない―――と嘆いてる人は、今までやったことが無い事に挑戦して出会いを求めるという手もあります。
アニメに興味が無い人が、あえてコミケに参加してみるとか、普段お酒の飲まない人がバーなどに顔を出すという方法もありますね。
結論として
【人生は何度でもやり直せます】
【環境も何度でも変えれます】
【何度でも失敗して何度でも成長もできます】
対人関係で悩んだ方は、いきなり引っ越しするとか転職するとかコミュニティを抜けるなどを考えず、今できる事を少しずつ変えていけばいいのです。
引っ越しが無理なら、転職で別の職種に挑戦する。
引っ越しは出来るから別の住居で同じ業種で頑張ってみる。
こうして、少しずつ環境を変えれば、変われるかもしれませんね。
こういった言葉があります。
【1日+0.01倍成長することが出来れば1年後には+3.65倍になる】
ある人の言葉ですが、このように言われてます。
――今一度、自分の環境を見直してみるのもいいのかもしれません。
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