第38話 魔物の群れと少女
冒険者ギルドから宿に戻り、今サンロードの塔目指してオレたちはサジとカエナを連れて車で砂漠地帯を越え、山道を歩いている所だ。途中何度か魔物と遭遇したが特に問題なく倒している。
まぁそりゃ盾士クラス持ちのヨッシーに前衛をやってもらって攻撃を受けてる間にリンクが素早く攻撃してくれるので安心する。ほんとヨッシーの
あとニーヤの魔法も相変わらず大したものだ。ほぼ一撃で仕留めてる、そしてクリフさんの弓矢での援護射撃もすごいし、あとは俺とサジとカエナの2人だな。
「なぁ次はクリフさんの援護射撃のあとで俺らも素早く攻撃に出るぞ」
「よっしゃまかせろ!なあカエナ」
「ウン、久しぶりに暴れちゃうよ〜」
ちょうど良いタイミングで崖の上でウルフが5匹、ヴァイパーが5匹、あと空からもガルーダが2匹、森の方からマイコニッド6匹が1人の少女に襲いかかっている。
うわぁ、コレは魔物の数多いなー
でもまあやっぱ新たな装備がどの程度のモノなのかを試したいのでみんなにとってはちょうどいいのかもしれないな。
「よし、彼女を助けるぞ!」
「我が
「うむ、ならばウルフは私が……」
ウルフ5匹は流石に無理だろ
「まずはウルフ5匹を皆で片付ける!それからだ」
ヨッシーがウルフの突進を盾で止めた、しかし
止めたウルフのすぐ後ろにいるもう1匹がドンドン前に出てくる。
「今だ弓と魔法行け!」
「
風の刃でウルフを切り裂いてやっと1匹!
ウルフ1匹がクリフの放った矢をかわしながら走ってきたところをリンクのサマーソルトで空中に飛ばしてさらに2段ジャンプで飛んで追撃のカカト落としをくらわせた。
マジかぁ!リンク強え!2匹目!
「サジとカエナ、そろそろ前に出るぞ」
「「了解!」」
俺はサジとカエナとともにヨッシーが盾で抑えてる1匹に3人同時に斬りかかり3匹目を倒した!
「弓、魔法頼むぞ! 魔法は以降ガルーダに集中」
「了解ですニャ」
クリフさんの矢が敵を百発百中で当てている。
更に俺、リンク、サジとカエナの追撃であっさり
仕留めれた! さぁ4匹目、5匹目 一気に撃破だ!
「クリフさんは供マイコニッドに攻撃した後
直ぐにニーヤの援護を頼む」
「わかった!」
すごい! クリフさんの放った矢がマイコニッドどもにドンドン当たっていく——————
「ヨッシー、サジとカエナはオレと残りのマイコニッド供をリンクはニーヤたちとガルーダを頼む」
「キュイ」
リンクは2段ジャンプで飛んでガルーダにバックスピンキックを放ったが高さが、距離が足りなかったのでリンクはそのまま真っ逆さまに落ちていく
更にガルーダが追撃に来たその時、ニーヤはリンクが落ちる所に風の盾を作り足場にさせた。よしナイスサポートだニーヤ!
「さあリンクもう一度ですニャ」
「キュ~イ」
もう一度2段ジャンプで跳びながらガルーダの顎めがけてサマーソルト!!
一発で決まった! ガルーダは即死、だがリンクはガルーダとそのまま落ちて行く……
ニーヤが魔法で水のクッションを作ってリンクの落ちる衝撃を逃したところをクリフが見事にキャッチした。
ちなみにこっちもオレ、サジとカエナの
3人で特に問題なくキノコ供を仕留めた
あとはガルーダ1匹なんだけど
「
ニーヤはガルーダめがけて炎の弾の魔法を飛ばしたがガルーダは旋回して避けたと同時にオレたちに向かって急降下してきた。
「
その後ろからなんと炎の弾がガルーダを追っかけてきている? スゴイな追尾機能があるのか!
「
なんと炎の弾が爆発した
その衝撃でガルーダが俺らの前に落ちて来た
すぐにヨッシーがとどめを刺した。
これで魔物はなんとか片づいたしみんなのレベルが上がりステータスがかなり伸びたな。
先ほど、魔物に襲われていた少女はニーヤの回復魔法によってようやく目を覚ました。
「えっと…アナタ達は?」
「おう目が覚めたな、コレでも飲んどけや
なんやったらビールもあるで」
ヨッシーは少女にスポーツドリンクを渡した。
「な…何コレすごくおいしい」
「良かったら少し話を聞かせてくれるかな」
少女の名前はリナというそうだ。近くの村に住んでいるらしく木の実を取りにここまで来たんだとか、
「んじゃ気をつけて帰りなよ!」
「イヤです。私もお供させて下さい」
「ハイ? 何で??」
「お宝狙ってんじゃねえか、なあカエナ」
「やっぱそうだよね。ウチらもガンガンいくよー」
彼女はオレ達の話を聞いてどうやらついて来るつもりでいるらしい、って意味わかんねえし
なんでこの世界の子供ってこんなに強いんだろう?
オレだったら絶対イヤだね
彼女のステータスを見たけどコレじゃ強い魔物の一撃で消滅するので1番後方にいてもらう事にした。
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リナ
クラス 村人
レベル 5
HP19 MP8 SP6
攻撃9 守り10 敏捷11
掃除、洗濯ほか
装備
村人の服、村人の靴、布鞄
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