第6-02話 勉強会とお話し会
2035/08/30 14:15
二時を過ぎてから、勉強会が開始されました。
五名ほどは夏休みの宿題は済んでいたのですが、二名
七名居るので手分けして紅葉さんに私と
2035/08/30 17:30
勉強会が始まってから三時間ほど経って、ようやく最後の設問を教え終わりました。
静香ちゃんは数学が若干苦手で、紅葉さんは英語に若干、難があったのでした。
他にも二人共通で、化学・現代文などに苦手項目が、それぞれ発生しており、教えるのに少し時間が、かかったのでした。
「やはり香織は凄いな、アタシには発音が桁違いでついて行くのが大変だわ」と紅葉さんがおっしゃいました。
「そりゃ、ミックスですもの。発音は
「さらにもう数ヵ国語行けるんだろ?」と紅葉さんがおっしゃいます。
「まあね、
それでいて、仕事柄上梵字や経典がスラスラ読めるのですから、さらに凄いと思われたのです。
「美空さんに化学が、こんなにできるとは思いませんでしたが、得意なのですか? それに教えるのもお上手でしたし」と香織さんから聞かれてしまいます。
「実は得意なのです。 将来的には科学もしっかりと納めてみたいですし、文武両道を追いかけています」と言いました。
化学が得意な理由は、知識にしっかりとした錬金術があるからなのでした。
これは
検非違使では修練の合間に自由時間を設けられていますが、その自由時間を全て教科に変換すると三教科余分に特殊な授業が、教えてもらえるのでその全てを教科に割り振った結果で、その内の一つが錬金術であるのでした。今の私でも、薬の調合などは出来るのです。それになんといっても現場で使える
「それと流石、神社の娘さんだな、現代文に限らず古文も仮名や古書式もお手の物だとは思わなかったぜ」と紅葉さんが紅色の髪をボリボリとかきながら、おっしゃいました。
「そこは、習っておかないとおかしくなりますから」と言って誤魔化します。
そこは父母からも御爺様、御婆様からも厳しく叩き込まれたものだったので、外すわけにはいかなかったという理由が、あったのでした。
今では、虫食いの書物でも大体読めるようになってしまっています。
「アタシが一番詳しいのは、主にバイクと運動回りだからなあ」と紅葉さんがおっしゃいました。
「そうね、確かにそっちの方面よね」と香織さんも、同意するようにおっしゃいました。
2035/08/30 19:30
話している間に、あっという間に時間が経ち、時計は19時半を指し示していました。
「もうこんなじかんか、今日は夕食も図々しいながら、ご相伴に預かっても良いんだよな」と紅葉さんがおっしゃいました。
「いつも通りですから。みんなの分も用意してありますよ」と私が言うのです。
「私はお母さんが用意してるから、帰ってきなさいって。何時も寄れなくてごめんね」と静香ちゃんがおっしゃいます。
「私も今日はだめー」と茜ちゃんがおっしゃいます。
「おじいちゃんが急に来るみたいでだめになっちゃった」と続けておっしゃいました。
「今日は私もダメなんです。お父さんが風邪で寝ているから、お夕食作らないといけないの」と加奈子ちゃんもおっしゃいました。
「実は私も無理なんだ、お祖母ちゃんが倒れてしまっていて、今日は付いていてあげないといけないの」と彩名ちゃんがおっしゃいます。
「ダメなのは仕方ありません、無理させるわけではありませんし、むしろ元気づけて上げてくださいね」と私が言います。
「じゃあ私がご相伴に預かりますか。今は一人暮らしだから作ってあげられる相手も京都に転勤してしまいましたし」と香織さんがおっしゃいます。
「えっ、じゃあお兄さんいま京都なの? それって栄転じゃあ」と茜ちゃんがおっしゃいました。
「ええ、まあ。一ヵ月ほど前に京都に栄転になるって言ったキリですよ」と香織さんがおっしゃいます。
『おめでとうございます』と四人の声が唱和しました。
「ありがとうって言っておくわ」と香織さんがおっしゃいました。
2035/08/30 19:50
そして四人が帰ったので「机一卓でイイよね」と香織さんがおっしゃったので机を一卓しまい込んで。机を一卓にしました。
第6-03話へ
--------------------《対応データ》--------------------
※この作品はフィクションです実在の人物や団体、
ブランドなどとは関係ありません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます