第六章 しばしの休息と広告塔

第6-01話 準備と自己紹介と昼食

2035/08/30 12:00

 そして今日は高校一年生としては夏休み最後の二日前ということもありまして、ウチで勉強会を申し込まれていたのでした。

 とは言っても、大体みんな済んでいますから、残って無いはずなのでした。


 今日はいつものメンバープラス、高木たかぎさんが来ることになっていました。

 一つ目の客間を、綺麗に片付けて用意をする事にしました。

 足持ちで直ぐ近くに住んでいる温羅うらさんが来て、卓の設置などを手伝ってくれるということになっていました。


 本日のメンバーは私と温羅さんと高木さんと牧村まきむらさんと新山あらやまさんと春川はるかわさんと綾那あやなさんの七人になる予定です。


 温羅さんが早々にやってきてくださいました。

 最初の日と同じ黒の一式でまとめておられました。

 少し違うところはバイクで来られたので、黒のジーンズにポニーテールでまとめてあるところだけでした。


 そして、卓の設置やその他の色々な準備を手伝っていただけましたので、準備は直ぐに終わりました。


「香織さんは、宿題全て終わっていますか?」と聞きます。


「うん、結構早くに終わってしまって、結構楽してるからなー」とおっしゃいました。


 それもそのはず、本来は高校はスキップできるくらい頭の良い方なのです。


2035/08/30 13:00

 みんなが集まり終わった頃、高木さんも到着されました。


美空みそらさんのお誘いで参りました」と高木さんがインターホンでおっしゃった様で、ハウスキーパーの上諸かみむろ綾香あやかさんに案内されて一の客間にやってきたのです。


「どうぞこちらですよ、もうお昼も出していますので、どうぞ」と綾香さんに言われ障子を開け入ってきました。


「いらっしゃいませ、お昼の時間ですから先にお昼にしましょう」と私が声をかけたのです。


「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」と私の左隣に座っている、温羅さんも声をかけました。


 すると少しだけバツが悪そうに、

「今日はアタシが来てもよかったのか?」とおっしゃられたのです。


「友達に紹介したかったので来てもらったんですから、大丈夫ですよ」と私が答えました。


 すると空いている私の右隣の席に大きなガタイを小さくして座ったのでした。

 皆より背が高くがっしりしているので、座高もそれなりに上でした。


「こちらが、本日紹介したかった。高木紅葉もみじさんです。最近バイトでもお世話になっているし、折角なのでお呼びしました」と私が軽く紹介をしました。


「今、紹介にあった通りの者だ、アタシは紅葉っていうんだ。気軽に呼んでもらっていいぜ」と高木さんも自己紹介をしました。

 本日の高木さんは夏休みということもあり、かなりラフな格好でしたがバイクで来たということもあり革ジャンにTシャツプラスジーンズといった格好でした。


 すると返礼で、「牧村加奈子かなこです。美空ちゃんとは幼稚園ぐらいからずっと一緒の学校で離れても隣のクラス位にしか離れていないんです」と加奈子ちゃんが自己紹介をしました。

 今日の加奈子ちゃんは私ほど長くはないですが黒髪に白いカチューシャリボンでまとめてベージュ系の服装でまとめてありました。


 皆、それに釣られて、「新山静香しずかです。私も似たようなものですけれども小学校から位ですね」と静香ちゃんも自己紹介に乗りました。

 静香ちゃんは、今日は白のブラウスに紺系のギンガムチェックのスカートでまとめていました。


「私は、春川彩名あやなよろしくね!」といったふうに自己紹介が続きます。

 彩名ちゃんは、今日はグレーのTシャツに黒単色のキュロットでした。


「私もー、綾那あかねです。よろしくねー」と続けられたのでした。

 茜ちゃんは今日は赤の半そでブラウスに黒系の強い薄手のスカートといったファッションでした。


「流石に、私は自己紹介の必要はないよね、同じ職場だし」と温羅さんが突っ込まれました。


「そりゃ、流石に覚えてるって」と紅葉さんがおっしゃられ、少し笑顔になったのでした。


 そして皆で、綾香さん特性のサンドウィッチを、食べだすのでした。

 今日の飲み物は、アイスレモンティーでした。

 デザートもありました、食事が終りかけた頃レモンシャーベットをだしていただけたのでした。


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