第9.75話 パーティーへのお誘い

翌日の学校…


「校長先生」


「はーい、どうしたのかなー?」


「来週の土曜日の午後5時に怪盗団の関係者でパーティーをすることになってるんですよ。協力者やら色々来ますが、どうします?」


「あー…どれくらいいけるかな?」


「おそらく…教師全員は全然入るかと。個室もあるんで」


「個室?」


「あ、協力者がやっているカフェ兼バーの店でやるんで…」


「あー!なるほどね!じゃあ予定が空いてる人たちで行かせてもらおうかな?」


「わかりましたー!」


実はあのカフェ兼バー、収容人数がかなり多いのだ。隣に繋がっており、それを含めれば50人は普通に入るらしい。彼ら曰く、人数が入る宴場として使ってもらいたかったらしい。

さらには厨房になんでも揃っているというカフェで有名で、一時期本にも載っていた。『フレンズが経営するなんでも食べられるカフェとバー』という特集で。



休み時間…


「…というわけなんだけど、来る?」


オレンジの友達、半次郎にも聞いてみている。


「あ、すまない、そこは予定が…」


「あー、そっか…」


「まあ、今度パーティーがあるようだったら誘ってくれ!」


「おっけ!」


「そもそも、どんなことするんだ?」


「僕たちがいつもやるパーティーといえば…みんなでプレゼントを持ち合わせて交換しあったり、各自特技を披露しあったり、料理を食べあったり日々の愚痴を言い合ったりだね?」


「それって飲み会じゃねぇか…」


「まあそんなもんだよ!楽しければよし!な感じだから!」


「お前たちらしいな!」


「そうかな?まあみんな仲良い人でもお構いなしで呼んでるからね…これからのパーティーはうるさくなるぞ…!」


後ろを見てみればタイリクオオカミが仲良い人を誘っている。


「そういえばさっき関係者は必ずいるって言ってたが誰がいるんだ?」


「あー、まずは当然開催場所として、カフェ」


「カフェ…?」


「あぁ、昔から僕と仲がいいフレンズが経営してるカフェなんだけどさ…ほら、前にニュースでやってたじゃん」


「あ、あのフレンズが経営するなんでも食べられるカフェとバーって感じで特集が組まれてたやつか?」


「そう!で、他は…あのさ、前に万能屋で紹介したじゃん?そこのフレンズさんたち!」


「あ、あのよくサービスしてくれる…」


「そ!そしてこの二つのグループ?のフレンズさんの中心的なフレンズとして4人いる!」


「中心的なフレンズ?」


「まあ詳しくは言えないけど…そして学校があって、かなり多いよ?」


「確かにそうだな…ていうか知ってるか?今日から『怪盗団お願いBOX』が置かれたこと」


「何それ知らない」


概要を聞くに、お願いしたいことを書いて入れれば怪盗団が解決してくれるかもっていうこと。無理無理!見た目ほど楽じゃないからね!


「まあ生徒会に聞けばわかるかもな!」


「そうだね!ありがとー!」



「え?そのことはプラムさんが…」


「なるほどありがとうアイツ許さん」


「ん?」


密かーに怒りを表すオレンジ…



「プラム?」


「おっ、どうした?」


「お主許さん」


「は?」


「どうして許可した?僕たちは忙しいんだよ?」


「あー…なんかいけそうかと思って」


「それはダメ。みんなに必ず許可をとって?リーダーからのお願いだよ?」


「そうか…わかった」


「気をつけてね?まあ別にすぐにやめさせろってことじゃないけど」


「気をつけるぞー!」


このあと、学校での生活を普段通りに過ごし、家に帰るのである。

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