第63話 コンサルを入れるべきなのか…

10月12日の話。

前にいた病院で、先に独立していた先生が突然訪問して来た。まだバリバリ営業しているのにラフな格好をしている私達を見て察したのか、「楽な格好してて良いよ」と言っていただいた。スッカリだらけてしまったなと反省した。病院の現状の話をした訳なんですが、まぁ…人に話すと改めて自分達の置かれている状況っての考えさせられます。


だからこそ公式ラインだったり、店舗貸し出し、チラシの配布、スポンサー、まだ出来てないけど外への出張など、思いつく限りの行動をしてみようとは思っているんだけどね。何にせよ、数カ月前から月に掛かる費用に対して売り上げが半分も行かない状況ではある。そんな中で言われたのは経営の勉強会や本を読む事、そしてコンサルだった。私と先生は独立するにあたって、経営と言うのを実は分かっていない…。


私も先生もちょくちょく読んだり動画を見たりしているのだが、気持ちだけはやるぞー!ってなるが、だけど患者さんは来るわけではい。テンションだけ吹かして終わりだったり、そもそも経営の本への理解度が弱いので「これってこういう事?」「だとしたらどうすれば良いの?」みたいな感じだ。


経営の勉強会も周りから勧められたのに行った事はあるんだけど、遠出して行ったのに納得した情報が入らない。私と先生の共通の意見として、勉強会は欲しい話をくれないスカスカか、夢物語のどっちかという感じになっている。


で、残っている手段がコンサルタントだ。経営を立て直すプロにお願いして、客観視してもらう事で何が必要なのか教えて貰おうと考えた。実際に依頼して見ないと分からない事なんだけどさ、なんか思い付きで言われまくって派手に金を宣伝やらに使わされ、しくじった時に知らんみたいなんは嫌なんですよね…。取り敢えず、周りの人にこういった人達を頼るってどう思う?ぐらいの範囲で聞いてみてそれで覚悟を決めて動いてみようと思う。


まだ…運営資金は何とかある。どうするか考えたい。



追記:10月20日

治療院を沢山創業しているコンサルさんに相談しました。率直な意見として立て直しは不可能。借金と傷口を広げるだけという事でした。なので廃院して今度は経済と経営を学んでやりましょう。という意見を頂きました。何とかせねば…でも無理なんかと心がグルグルしている中で、奇跡が起きない限り不可能です!と言われたのはある意味で気持ちが楽になった。こう言われるかも知れないと予測もしていたんですけど、うん…悲しい気持ちもあるよね。


プロがそういう決断をした上で、後はどのように後悔しない動き方をするか組み立てたいと思う。廃業をするにしてもどの時期で廃業するか、すんなり廃業するのか、今の心情としては別に借金しても気持ち的には問題ないので、最後まで行って終わらせるかどうかを決めたいね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る