第52話 病院が1周年迎えた話
10月1日に私と先生の病院は一周年を迎えることが出来た。最初は患者さんが来ないと思っていたけど、1~2人でも途切れないで来てくれる日が続いた。だけど仙台でコロナが出始めて自粛するような社会の動きになり、夏には私の住んでいる市でもコロナの患者さんが出ててしまい、しかも職場と近かったせいもあるのか売り上げが3分の1になってしまった。9月はほんと終盤に患者さんが来ていただいたから持ち直したけど、もしあのラッシュがなければ2分の1の売り上げになっていた。
そして10月…いつも何処かの時間帯に1人ってのも無く、空欄の多い状態になっている。さぁ、1周年だ!とはいかないようです。飛び込みで何人か来ていただければいいんですけどね。果たしてどうなることやら。先生と今後の事を話していて、「まぁ…仮に駄目だったとしても悔いのないようにしような!」という事で、外での健康教室を開いてみるとか、待ってるだけじゃなくて自分達から出向いてみる行動をしてみようってなった。それがきっと集客にも繋がると思うから。お店も無駄に空間が広いので一部スペースを貸して、そこからの流れでまた何かキッカケが出来ればなと思えた。
必要以上に外出するなって空気はまだ続いているので、チラシなんて作っても無駄だろ!って思っていたんですが、やれることはやってみようなんで作ってみる事にした。うちの病院は心療内科ではあるんだけど、整体治療も行う変わった病院なんですね。それを両面チラシという形で作ったんです。それを家に持ち帰って客観的に見た時に分かりやすいか?って話をお母さんとした。
それで整体の部分でメニュー表が分かりずらいって話が出たから、お父さんに相談してみろ!ってなんたんよ。私はさ、あーこれは…って思いながら相談した。案の定、酔っ払っているから凄い適当に「あー分かんない!全部分かんない!何かいてるか!聞いてるか分かんない!」みたいな返事をされたのね。頼りにしては無かったけどムカつきましたよね。その後、テレビにわざとらしい「お!」とか「あー!」ってリアクションしだしたから、「おめぇ、使えねぇから喋んな」って言ったら黙りました。慰謝料でコッソリ煙草を1箱頂きました。
いやね…もう考える気が全然ないし、なんか煽りみたいな感じになってたからねぇ。こいつなんか困った時に無視すっぺと思いたくなる態度だったよほんと。これから頑張るぞって気持ちも削がれたよね…。なんかチラシ作っても無駄なんかな?適当に流されんだろうなって思っちゃった。
まぁ、こいつがおかしいだけで他の人はちゃんと読んでくれる事を信じて出してみようと思う。後はスポンサーさんのHPにうちの病院のロゴが載ったし、服にもロゴをつけて動いてくれるらしいんだけど、いつ出来るのやら…。5カ月経ってるなぁ…。今度来たら聞いてみよう。適当に扱われている訳では無いと思うので。
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