第50話 最近読んだ漫画について
BLAME!を久しぶりに読んだ訳ですが、それ以外にもちょくちょく何冊か読み進めてた。それの感想ですね。鬼滅の刃とかみたいな人気が高かったり、ワンピースみたいに連載が続いているのは今回ないです。私が現在所持している連載コミックはワンピースとプラスチック姉さんだけです。しかもどっちも5巻くらい買ってない状態だ。そちらにお金が回せないから仕方がないですね。
ちょっとアマゾンレビューからパクッて紹介。
【瀕死のエッセイイスト】
しりあがり寿先生と言えば子供みたいなヘタウマの漫画家さんで、それがギャグではコミカルに映り、哲学や死など難しいテーマになると粗く胸を抉る様なものに変わる漫画家さんだ。代表作、弥次喜多 in DEEPの夢・幻覚な世界は気まぐれに読み直すと気分が悪くなる(褒めている)。
今回読んだ瀕死のエッセイイストは人が誰しも最後に到達する死について幾つかの短編により笑えるものから、切ない、儚い、重い。そんなものが散りばめられている。その中でこの話は好きだ嫌いだと出て来ると思うが、そして残ったもの…自分の望むような死の形であるのかも知れないなと思ったりする。
幾つか話を紹介すると、見た夢を生きる夢か死ぬ夢か聞いて来る女性。不老不死の薬を神様からもらってどうするかずっと迷っている老人。目が合うと死んでしまう伝染病が蔓延した世界のとある老夫婦の話とかある。
【ア〇ス】
同じくしりあがり寿先生の作品。多分、表紙は一番気持ち悪い。やせこけた全裸の女性が載っている。この女性が自分の脳ミソが「トモダチ」を作りたいっていうから色んな所に行くって話なんですね。ナンセンスなシュールギャグにも捉えられるけど、ア〇スという真ん中にポッカリ穴が開いてしまっている虚無や孤独を描いた漫画とも取れる。友達が欲しい・寂しいのに、関わると噛み合わない・怖く見える。誰でも抱えているそんな気持ちを描いている。私はしりあがり先生では一番好きな漫画で、そんな気分が長く付き纏っている時には読んでいる。仕事は1周年を迎えたわけなんですが、相変わらず虚無な時間が多いので読む頻度が増えていますね。鳥人間と部屋に閉じ込められた話。友達セミナーみたいな所に通う話。なんかがあります。
【寄生獣】
岩明 均 先生の代表作。話の内容や諸事情により映像化不可能となっていたがアニメや映画化もしっかりなった作品。私の語彙力だとザックリも難しいんだけど、右腕に寄生された主人公が、寄生生物が紛れ込んでいる社会に翻弄されながら生きていくストーリーが全10巻に詰められている。最初は無差別に人を食い散らかしていた寄生生物も段々と知性をつけ、互いに協力して生きながら環境に適応していく様は人間と変わりない。そして最初は何処にいるのか分からないと恐れられた存在だったのに、対策されて一気に弱い立場に変わったのは考えさせられた。子供を産めるがそれはあくまでも人の子であり、自分達の子孫を作れない…そんな自分達はなんなんだ?って問いかけのシーンが印象的だ。
【デビルマン】
流し読みでしかまだ読んでないけど、昭和アニメと大分印象が違うのでビビった。とにかくハードな世界観。漫画版ナウシカを読んだ時と同じ気持ちになった。人間が悪魔に変わり出す現象で疑心暗鬼になった人間が疑わしきを殺すべしという悪魔狩りを行う所がね…。「おれが身を捨ててまで守ろうとした人間の正体か!」ってデビルマンの叫びは名シーンでもあり、見たくないシーンでした。
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