第42話 我が家は左利きばかり
うちの家族はお姉ちゃんを除くと左利きが4人、婿に行った兄も含めるなら5人もいる。なんか親戚周りも元左利きだとか一部だけ左を使うとかそういう方が多いので、遺伝って奴なんですかね。教育上は良くないと分かっていながらも後先の事を考えると…って理由で、小さい頃に矯正を受けていましたがストレスで思い通りにいかない右腕を痛めつけるって行為をして終たので、母から「ごめん…」という形で中止になったのを覚えています。小さい頃のなんで傷跡すらなくなっちまいましたけどね。
うちの中で特殊なのがお兄ちゃんと弟で、お兄ちゃんは純粋な左利きなんですな。社会の中である程度右が使えるようになってしまうもんなんですが、全く使えない感じですな。よくそこまで適応せずに貫き通したなと感心しましたな。小学校の習字とかどんなに怒られても左で書いてたらしいですからね。そこら辺の右利きの人よりも字が上手いんですけどね…。
弟は両利きなんですね。私や両親は時と場合に応じて右利きになるタイプ、クロスドミナンスって奴なんですけど、あいつはどっちも同じように使えるんですな。良いですよねぇ…縦書きは左で書いて、横書きは右で書いてみたいなのが自由に出来るんですから、でも基本は右ばっかり使っているんですな。それだけ社会は右利きなんですな。
私はどうなのかと言うと、母がこれだけはと言っていたペンと箸が左のままだ。そして、自分は左利きなんだと思いながら過ごしてたんだけど、友達と玉遊びをするようになった時に、まぁ~下手くそなわけよ。んでね言われたのさ「試しに右で投げてみたら?」って、「いや~自分、左利きだよ?」なんて言いながらボール投げたら、力もコントロールも良かったのね。球技は右利きだとその時に知りましたね。でも、バドミントンや卓球は左メインで両利きなんですな。どっちも上手くないからなんの凄味も無いんですけどね…。
因みに不便とかの話は結構、色んな人が語っていると思うので言わない。だって、ほぼ同じですもん。でもね、これだけは言わせて欲しい!スープバーのお玉は悪意があり過ぎ!
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