第26話
「ねぇイザナ。君は、調合とはどこまでの範囲までが調合に分類されると思う?」
「調合なんだから、薬系までなんじゃないの?・・・〈土〉が調合に分類されるのかはわからないけれど、素材に薬草系も使うとかかな?」
「不正解!正解は、砕いたり、磨り潰したり、配合したりする行為の基礎技術全てが調合に分類されるんだよ。例えば、今回の土の配合も花火の火薬調合もその全てが調合に分類されるんだ。そして、それらの行為を繰り返すことで、コモンスキルの候補にその行動に即したスキルが発生するのさ」
つまり、調合ってスキルツリーの根幹ってことなのかな?
「ん~?そしたら、薬を作ると調合以外にどんな派生が発生するの?」
「調薬だね。君のコモンスキル候補にも発生しているはずだよ?確認してご覧?」
ステータスのコモンスキル獲得欄を開いてみると、結構候補が発生している。
Commonスキル取得一覧
〈調薬〉3P New
〈調合知識〉3P New
〈魔力感知〉5P New
〈MP自然回復量増加〉5P New
〈SP 自然回復量増加〉5P New
〈HP自然回復量増加〉5P New
〈疾走〉3P New
・・・・
・・・
・・
・
あった。一番上に表示されている。
〈調薬〉これを取得すると、薬系の作成の時に、補正がかかるのかな?
他にも必須そうなスキルが多くない?
ん~?行動した結果スキル候補が発生するんだから、私が必須に感じるスキルが多数あるのは当然なのか?
「アディ、〈調薬〉と、〈調合知識〉は取得していた方がいいのかな?」
「これからは薬系の生産をメインに行動するなら〈調薬〉の取得は悪くないとは思うけれど、生産をメインに行動するの?スキルの位階上昇でも〈JP〉は消費するから、なるべく考えて使わないと器用貧乏になるよ?それに、〈知識系〉のスキルは学習しないと、取得しても意味が
・・・学習?スキルなのに?
「待って!・・・〈植物知識〉のレベルが殆ど上がらないんだけど、それって学習してないからなのかな?何処で学べるのかな?」
「え?〈植物知識〉もってたの?冒険者ギルドの資料室で多少は上がるはずだよ。ただ、基本的に【植物図鑑】を購入したりしないと、スキルレベル伸びにくいんだよね。図鑑は、過去の〈植物知識〉保有者が書き連ねたものだから、まだ知られていない植物には対応していないから、自分で〈学習〉しないとダメかな~?」
「ねぇ、アディ?〈学習〉って、勉強することではないの?」
「あぁ、なるほど。〈学習〉とは、勉学に励むのも正しいが、それは過去の〈植物知識〉保有者が〈学習〉した結果を纏めたものだからね?過去に存在しない知識は、植物を利用した生産活動によって理解が深まるんだ。それによって〈植物知識〉のレベルを上げていくんだ。最新版の【植物図鑑】に記載されていない情報を学院に提出すれば、結構な報奨金がもらえるらしいよ?」
「ん~???〈植物知識〉なんかの知識系スキルって、生産の際に持っていなくても意味が無い感じ?」
「そんなことないよ?知識系スキルは、学習した内容により生産品の品質値や作成中の作業に補正が入るから、持っていて損は無いと思うよ?」
今までも補正は入っていたのか~。全然気が付かなかった。
・・・もしかして、素直に器用値を上げた方がお得では?
本格的に図鑑なんかで学習しない限りは、スキルによる補正が低いのかな?
〈植物知識〉学習してからが本番なのでは?Σ(゚д゚lll)ガーン
「もしかして、知識系スキルって学習しないと、宝の持ち腐れ状態?」
「だろうね(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)」
「ねぇ、アディ?そもそも〈調薬〉ってジョブスキルじゃないの?」
何故にコモンスキルに表示されるのか?関連ジョブ持ってるじゃん!
「話しそらしたね?まぁいい。だって君・・・メインジョブが戦闘職じゃないか」
・・・え?ソコ関係あるの?〈調薬〉を今取得しても、コモンスキルのまま?
「え?知らなかったの?」
私の表情を見て本気で驚いたようだ。
「初めてそんなこと知ったよ」
まぁ、そこまで問題じゃないさ。と説明を始めてくれた。
「基本的にメインに選択したジョブに適したスキルしか、ジョブスキルに分類されないけれど、例外もある。サブジョブが2次職か派生職になれば、1次職の範囲のスキルはジョブスキルに変化するのさ。君の場合だと、サブジョブの生産職を、2次職の〈薬師〉か、〈調薬〉を取得した上で条件を満たすことで派生する〈調薬士〉にすることで、〈調薬〉はジョブスキルへ変化するよ」
「なるほど!ジョブを昇格していけば、最終的に関連する殆どのスキルをジョブスキルに出来るわけだ。」
「まぁ、そもそもサブジョブの関連スキルを取得する意味は、基本的にはほぼ無いと言えるけどね?」
・・・え?
「関連スキル取得する意味がない理由は、さっきも言ったけど、スキルの位階上昇には〈JP〉を消費するんだ。確かにジョブスキルとコモンスキルにはスキルレベルに上限は無いけれど、成長すればするほど位階上昇できるか否かで、成長速度は大きく変わっていくんだよ」
「どのくらい変わるの?」
「コモンスキルはレベル50以降25刻みで成長御速度が半減する。
それに引き換え、ジョブスキルはレベル50以降50刻みで成長速度が半減するんだ。あと、スキルの位階上昇をすると、成長速度はリセットされる」
・・・成長制限は無いようだけど、抑々成長しなくなっていくという極悪仕様。
延々と成長速度半減が重複していくということは、コモンスキルでは将来的に殆ど成長が見込めないということでは?確かにジョブスキルにしないと意味がなさそうだけど、ジョブスキルも位階上昇しないと成長速度落ちていくのか・・・
「それにね?メインが戦闘職なら戦闘関連のスキルの取得や位階の上昇に殆どの〈JP〉を注ぎ込むことになる。だから余程必要としない限り、サブジョブの関連スキルは取得自体しない事をお勧めする。そうでないと、中途半端になるよ?」
「なるほど。魔法も生産職がメインだと、コモンスキルだったの?」
「その通り!尤も生産職がメインの時点で、私は魔法を教えるつもりは無いけどね?だって、生産職がメインってことは〈複合職〉関係の担当だしね」
「なるほど~」
〈JP〉の消費に関連する一連の情報。・・・これらも運営の罠なのか?
ジョブ関連でも、〈転職〉や〈昇格〉で〈JP〉を消費するんだよね?
これは予告しないと詰むタイプの罠では?ヤバくない?掲示板に情報流すべきか?
何か挽回の手段があるのだろうか?それとも何処かで確実に説明されるのか?
「今の情報って一般常識なの?それとも何処かで教えてもらえるの?」
「ん~?ギルドランク上昇の際に、ギルドの講習で成長指針として説明されるはずだよ?それに、何処かに所属すれば、確実に習うよ?」
なるほど、なるほど?・・・確実に運営の罠だね!
ギルドランクを上げない人と、何処にも所属をしない人は教えてもらえないのか。
運営は、エンジョイ勢の排除がしたいのか?
それとも他に理由があるのだろうか?
どちらにしろ、今回の罠は今まで以上にエグイ。
成長速度が落ちてきたところでこの話を聞いても、既に『詰み』なのでは?
何処かに挽回手段がある・・・のかなぁ~?
此処の運営の事だ。まさか挽回方法が無いなんて言わないよね?
これだけの極悪な罠を散りばめて居るのだから、挽回が効く!………と信じたい。
「ん?・・・む~。話が本題からそれてしまったね。〈土〉の調合で『骨』を使うのは、先程の説明で凡そ理解が出来たと思うのだけれど、今回は主に砕いて使うのさ。『骨』は他にも薬の一部で特定の種族の『骨』を使うことがあるから、余裕が在る時は、なるべく持ち帰ってくることをお勧めするよ」
「なるほど?今回の骨は鑑定しても基本的に『骨』としか表示されないのだけれど、〈土〉を調合する際に問題は無いの?」
「うんうん。実はね?アンデット系の中でも、素体が存在しないタイプ、つまり発生型のアンデット系のドロップアイテムの『骨』は、根幹となる種族が存在しないせいで、調合で薬を創る際には一切使えないんだ。だからギルドの納品依頼も基本的に非常に安価だっただろう?だけど、〈土〉を創る際に必要なのは『骨』であって、特定種族の『骨』に限定されるわけではない為、安価に、そして大量に用意できるんだ。尤も、そうでもないと農業では〈土〉を一度に使う量が非常に多いから、購入出来ない価格になってしまうんだけどね?」
ん~?つまり、発生型の『骨』は農家系への救済措置・・・なのか?
それと、重要なのは根幹となる種族が存在するアンデットもいると。
・・・野良アンデット?なんて今のところ見たことが無いのだけれども、これも何か意味があるのかな?
「『骨』を使った〈土〉の調合の仕方は至極簡単!『骨』を砕いて、調合鍋でゆっくり加熱する、それだけ。砕き方とか加熱の仕方によって、品質が大分左右されるから、調合の手順は単純でも、高い品質を安定して出すのは少し難しいかもね?」
「ふむふむ。種族名の入ってる『骨』でも同じ手順なの?」
「基本的には同じだけど、先程も言ったけど単価の問題で普通は無銘の『骨』しか使わないよ?もし使うとしても、特殊な植物を育てる際に使うのが精々だね。代わりに〈土〉の需要は基材と同じで何時でもあるから作り過ぎても問題ないしね?」
なるほど。
「多分これから暫く金策の為に異邦人が大量に生産すると思うんだよね。〈土〉の製作と、ポーションの基材製作を異邦人に任せても問題無いかな?」
「ん~?駄目では無いけれど・・・多分、無理じゃないかな~?」
「え?なんで?需要が尽きないなら問題無いんじゃないかな?」
「いやだって、何方の作業も地味だよ?異邦人の噂を聞く限り、積極的にやってくれると思えないんだけど?それに、最低でも品質値が〈6〉以上でなければ買い取れないよ?」
「???」
「疑問に思っているみたいだけど、品質値〈6〉って、売り物になる最低ラインだよ?誰かに教わらない限り、個人で生産を行っている人で作れる人そんなにいないんじゃないかな~?」
「生産ギルドみたいなところで教えて貰えないの?」
「普通はレシピを売っているだけで、細かいやり方まで教えてもらえないよ?」
「・・・アディが教えてくれたのって、結構レアなことだったの?」
「だね~!普通は直弟子じゃないとマンツーマンで教えないからね!」
・・・こ・れ・は!異邦人の生産物って住人目線だと、只のゴミ?(;'∀')
個人的には簡単に作れた気がするけれど、アディに直接教えて貰えたからだよね?
誰かに直接師事しないと、金策どころではないのか?
・・・これも運営の罠?個人の努力は基本的に無意味なのか?
創意工夫するより既存の物を習えと?・・・ロマンが無いなぁ~。
「ねぇ、個人の創意工夫より、誰かに習うことの方が価値が高いの?」
「ん~。何が言いたいのかな?」
「アディの話を聞いてる感じだと、生産品は誰かに習わない限り、売り物に出来る品質値を作るのは難しいみたいじゃない?だったら、創意工夫は無駄なのかな~、と思ってね?」
「う~ん。抑々、素人が基礎が出来ていないまま下手に創意工夫するよりも、基礎を学んでから創意工夫しないと効率が悪すぎるってだけだよ?今の君が創意工夫するよりも、私から基礎技術を習ったほうが、品質を高めるのに有効でしょ?」
・・・至極、ごもっともデス。
なるほど。創意工夫は基礎が出来てからか~・・・異邦人には遠いのでは?
「異邦人が大量に生産をするってのは何処からの情報かな?一応対応だけは取っておきたいから、教えてくれると助かる」
「異邦人の使ってる掲示板って言ってわかる?」
「あぁ、私達も似たようなものを使えるからね。なんとなくニュアンスはわかった。情報の精度の方はどんな感じかな?」
「装備が高くて依頼熟すよりも、生産の方が有利って話題が出たせいで、全員ではないけれど、それなりの人数が生産に走ろうとしている感じかな」
「ふむ。生産を専攻していない異邦人が生産を行うということは、暫くは素材の価格が上がるかもしれないね。確かに市場に多少なりとも影響が出そうだ。尤も、売り物になる品質の物を生産できるのが、どれだけの人数がいるかにもよるが、恐らくそこまで多くはないだろう。問題は素材の価格だけだね」
・・・素材価格高騰かぁ~、また異邦人の評価下がりそうだね。
運営の罠が多すぎる・・・常識的に考えろということか?
私が考え事をしている間に、アディは〈土〉の調合を始めた。
大まかに砕かれ、丁寧に磨り潰し、調合鍋で慎重に煮詰めている。
煮詰めた物を掬い上げて口の広い器に入れて完成のようだ。
完成した〈土〉の量は、100g位だろうか?
〈土〉の色合いは白に近い灰色で、見た目は随分嵩が大きく感じる。
よく見てみると、〈土〉には空気を結構含んでいるようだ。
「それで完成?」
「そうだよ~。〈鑑定〉してごらん?」
〈鑑定〉
土/11〈4〉
植物:生育速度上昇〈小〉
植物:変異率上昇〈微小〉
調合により作成された〈土〉
作物の生育速度に寄与する。
※魔力を豊富に含んでいる。
「ふむ。ふむ?・・・レア度〈4〉で、品質値〈11〉!?」
「うん。まぁまぁの出来だね」
「品質値高くない!?」
「ん~。君も品質値〈11〉が作ったことあるでしょう?あれと同じだよ」
「いや、基材の作成の際に少数出来ただけで、レア度〈4〉の生産で、ここまで高品質なものを作れる自信なんて無いよ?」
「そうかな~?確かに、レア度が高くなれば難易度は遥かに上がるけれど、品質値を上げるために必要なのは、基本的に作業を丁寧に熟すだけだよ?君は既に一度高品質の物を作っているのだから、レア度の高い生産でも何時か作れるはずだよ?」
そんなものなのかな~?
会話をしながらもアディは次々〈土〉を作っていく。
「話は変わるんだけどさ、トアの食事ってどうしたらいいのかな?」
「ふぇ?いまさら!?」
アディの生産の手が止まった。
「なんでトアの食事を今になって聞いてくるの!?」
「特に食べるのは必須ではない様だし、何あげたらいいのかなって思って悩んでるんだよね。アディは召喚師だし、何か参考に出来ないかなって」
「う~ん?今君が言った通り、私は召喚師なのだけれど?」
???
「あぁ!君勘違いしてるでしょ!召喚士系は君みたいに常に連れ歩いたりできないんだよ?それが出来るのは、召喚術士とか召喚魔法士とかだからね?召喚士系は、単発型だから、連れ歩くなんてできないんだよ?」
ふむふむ・・・つまり、アディはFF型召喚士ってことかな?
もふもふが欲しい人は、召喚術士以上でなければいけないと?
難易度高すぎなのでは・・・?
「それで、トアの食事だっけ?私は魔物の生態は多少知っているけれど、召喚術士とか従魔師がどんな食事させているかは知らないんだよね。南門付近にある魔物ショップなんかで聞いてみるといいんじゃないかな?」
・・・結局そこか!
「ありがと!この後行ってみるね」
アディは軽く手を挙げてまた調合作業に戻った。
◇
NAME:
RACE :ヒューマン《超越種》/24〈6〉
AGE:15 /15〈0〉
※能力制限中:5割減
※土の加護:VIT+35
Job:魔力使い/44〈1〉
Sab:薬士/46〈1〉
残JP〈54〉
HP:45 〈0〉 [+175]合計値:220
MP:760〈68〉 [+220]合計値:1,048
SP :80 〈20〉
STR /5 〈〉
VIT /5 〈〉[+35]
AGI /5 〈〉
DEX /12 〈4〉
INT /181 〈12〉+44
MID /12 〈4〉
LUC /5 〈〉
残ステータスポイント〈6〉
スキル
Job
魔力系
〈魔力操作/34〉〈術/34〉〈魔力術/30〉
〈属性適正/27〉
〈火属性魔法/12〉〈水属性魔法/7〉〈風属性魔法/17〉〈土属性魔法/7〉
〈光属性魔法/7〉〈闇属性魔法/3〉〈無属性魔法/3〉
生産系
〈調合/15〉〈錬金/11〉
Status
〈器用強化/2〉〈知力強化/2〉〈精神強化〉
Common
〈採取/14〉〈植物知識/2〉〈鑑定/16〉〈識別/3〉
Unique
『扉』:〈放浪書店〉
『種族』:〈眷属創造〉〈王権〉
称号
〈術〉の入門者/2〈1〉:MPに〈術〉x10の追加補正
〈魔力〉の入門者/1〈1〉:MPに魔力系スキルx10の追加補正
〈火属性〉の入門者/1〈1〉:火属性使用時、消費MP:〈1〉減
〈水属性〉の入門者/1〈1〉:水属性使用時、消費MP:〈1〉減
〈風属性〉の入門者/1〈1〉:風属性使用時、消費MP:〈1〉減
〈土属性〉の入門者/1〈1〉:土属性使用時、消費MP:〈1〉減
〈光属性〉の入門者/1〈1〉:光属性使用時、消費MP:〈1〉減
〈闇属性〉の入門者/1〈1〉:光属性使用時、消費MP:〈1〉減
〈無属性〉の入門者/1〈1〉:光属性使用時、消費MP:〈1〉減
〈魔法使い/見習い〉/1〈1〉:魔法スキル使用時、消費MP:〈1〉減
〈アドリアーナの弟子〉/1〈1〉:MPに+10補正
※消費MP:〈1〉以下にはならない
〈超越者〉/1〈1〉:〈種族能力・種族スキル〉解放
《成長の成約》:必要経験値固定。進化前種族値の必要経験値と等しくなる。
《始祖の血脈》:眷属最大数増加。眷属〈成長・進化〉解放。
《無欲の大罪》:自らに全能力値減少補正〈大〉/眷属の能力値上昇補正〈大〉
《王権の起源》:眷属素材解放。眷属創造解放〈最大数=種族値に依存〉
《無辺の願望》:眷属の数により、本人+眷属に補正。
眷属
ウルフ〈幼体〉/47〈0〉
HP :510〈255〉
MP:297〈144〉
SP :510〈255〉
STR /60 〈30〉
VIT /54 〈27〉
AGI /60 〈30〉
DEX /54 〈27〉
INT /33 〈16〉
MID /33 〈16〉
LUC /33 〈16〉
残ステータスポイント〈12〉
スキル
肉体特性
〈牙〉〈爪〉
戦闘系
〈警戒〉〈索敵〉〈奇襲〉
称号
〈孤狼奮闘〉:SPに追加補正+回復補正〈敵数x0.01%〉 ※戦闘終了まで効果持続
〈孤狼の誇り〉:単体での出撃時、獲得経験値上昇
〈格上殺し〉:位階が格上の対象との戦闘時、追加補正〈位階差xステータス÷2〉
〈縦横無尽〉:対象を認識中、〈スキル・称号〉効果継続時間延長※最大SP÷10/分
〈幼狼の誇り〉:成長時、進化先に補正
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