第5話 山田さん達、旅立つ。
ぼくは、ぼくがかつて住んでいた街を歩いていた。
いや、正確には街だった場所だ。
かつて建っていた人間の建物は殆ど残っていなかった。
かと言って、手入れされていない廃村のように、草木などが生え放題というわけでもない。
ここには、土にも似た建材で作られた素朴な「建物」などが立ち並んでいる。
それらはほとんどが二階建てて、その外見は、外国の田舎の街によくある質素な家によく似ている。
もしかしたら、山田さんは、こういう家が好きなのかもしれないな。
ぼくは「通り」に並ぶ「建物」を見上げながら、センチメンタルにそうつぶやいた。
そう、建物群を作ったのは、人間型山田さん生物たちだった。
*
ぼくらがあの街を去ってから、早いもので数年が過ぎた。
山田さん生物が跋扈する街を、日本政府と米軍は大きな壁を作って取り囲み、山田さん生物が出られないようにした。少なくとも歩いているものはだ。
それでも空をとぶものが壁を超えて外に出るだろうという危惧があったものの、実際にそういうことは殆どなかった。
それは山田さん生物が賢いからとか、外には興味が無い、という説がマスコミには流れていたけど、ぼくには違うように思われた。
さっきもぼくは語ったが、オリジナルの山田さんがそう命令していたんだと思う。
山田さんの性格からすると、そうに違いなかったからだ。
それはともかく、壁に山田さん生物を封じ込めている間、政府などは無人機で壁の中を監視し、あるいは、危険を犯しても、調査団を送り込むことなどをしていたようだった。
マスコミに流れてくるその情報をごく簡単に説明すると、街を封鎖した頃には数多くいた巨大生物系山田さんはめっきり姿を消し、その替わりに奇妙な形の山田さんの数が増えてきていた。
その山田さんの形状は、人型や動物型、あるいは多脚や履帯などをつけた工業機械に、山田さんの顔がついた、奇怪な形状だった。
それらの機械型山田さんで次々と建物や他の機械を作り、ひとつの街を作り上げていった。
そして、もう一つ。
機械型山田さん達が作り上げていたものがあった。
ぼくは今から、それを見に行くのだ。
山田さんたちが、去って行く前に。
*
「静かだな。こうしておおっぴらに歩けるというのが、不思議なくらいだぜ。一体あいつら、どこに行っちまったんだ?」
「みんな家でテレビでも見ているか、あるいはみんなでお祭りの準備かもしれませんね」
「そうだといいんだけどなあ」
軍人がつけるようなヘルメットとジャケットとパンツとブーツ姿で、ぼくと数名の調査隊員たちは「街」の中を歩いていた。
ビデオカメラを回しているその内の一人のアメリカ人と、ぼくは英語で冗談を交わしながら、あちこちを見回していた。
彼らは、山田さん生物の調査にかけては右に出るものはいない者達だ。
ぼくも彼らも、お互いに信頼し合える仲だった。
あれからぼくは、一生懸命勉強し、一流大学の生物学部に入り、山田さん生物を専攻として、さらに勉強を積み重ねていた。
その成果により、ぼくは山田さん生物調査隊の一員になることができたのだ。
もっとも、選ばれた最大の原因は「山田さんに最も近い人物の一人だったから」というのをぼくは上層部からまた聞きして、まあ、それもあるだろうね、と肩をすくめたものだった。
「しかしよお、カシワギ。本当にあいつらは地球から去っていくのかねえ。コロニーだけ作れば十分じゃないのか?」
ジェイムズ、という名のアフリカ系アメリカ人が、一瞬天頂を見上げては、またビデオカメラのファインダーに目を戻す。
ぼくはごく当然という調子で答える。
「後部にあんなに大きなエンジンのようなものがあるんだ。あれは衝突物回避用のエンジンとかじゃない。外宇宙航行用のエンジンに間違いないさ」
「クラークの<ラーマ>じゃあるまいし、あんなデカブツ作って宇宙を旅しようなんざ、まったくヤマダサンはクレイジーだな……」
そこまで言ってジェイムズは、何かに気がついて軽口を止めた。
それから、すまない、という表情を見せる。
「すまねえな。ヤマダサンは、お前の彼女だったな」
彼女じゃないけどね。
ぼくは感情を込めずにそう言うと、足の歩みを早める。
そして、視線を遠くに移す。
遠くには、白色の大きな小山があった。
太い、桃にもたけのこにも似たその小山が、ぼくらの目的地だった。
*
それが始まったのは、山田さんたちが「街」を作り上げてからすぐの事だった。
山田さんたちは「街」を作り上げたが、その「街」の片隅は、広い空白地になっていた。
研究者たちはその空白地の理由についてあれこれ議論していたが、すぐに理由がわかった。
空き地に、巨大な「工場」と台のようなものを作り始めたのだ。
しばらく経ち、無人機でその「工場」を調査した時、そこから現れていたのは、巨大なロケットだった。
桃にもたけのこにも似た、巨大なカプセルの周りに、幾つもの細長いブースターを装備したそのロケットは、明らかに人間が今まで作り上げたどのロケットよりも、重たいものを打ち上げる能力を持っていた。
重量物打ち上げ機(HLV)と呼ばれるそれは、台へと移動し、一部の山田さん生物や、彼女らが作り上げた機械などを載せ、轟音を立てて宇宙へと飛び立っていった。
航空宇宙産業にかかわる者達は、軽いパニック状態に陥った。
あんな訳のわからない生物が、人類の今の技術力を超えるものを作るとは!
そして彼らの間で、山田さんたちが何を始めようとしているのかで、議論が始まった。
ある人曰く、これから地球環境が激変し、人類も山田さん生物も生きられなくなるため、地球近辺にスペースコロニーを作って、そこで暮らし始めるのだと。
ある人曰く、山田さんたちは他の惑星に移住するつもりなのだと。
またある人は、宇宙から地球を攻撃し、人類を滅ぼすための兵器を、宇宙でつくり上げるつもりなのだと。
そんな議論が、会議で、マスコミで、ネットで繰り広げられた。
人類が不毛な議論を続けている間にも、山田さんたちはHLVを次々と作り、そうした打ち上げを何回も繰り返した。
そして、地球と月の間にある重力安定点の一つ、ラグランジェ5で何かを作り始めた。
山田さんたちが作り始めたものは、一組の巨大な円筒形のようなものだった。
直径は約二十キロ、全長は約四キロ程度の円を持ったその物体は、はじめ、それこそが彼らのスペースコロニーや、巨大な兵器工場だと思われていた。
しかし、地球から打ち上げられたHLVが、さらに大型のブースターなどをつけてその円筒体から飛び立つのを見て、科学者たちはそうではないとすぐに悟った。
ある山田さん宇宙船は小さな小惑星を捕まえて円筒体に持って帰り、別の宇宙船は月に工場を作り、そこから資源を円筒体に飛ばしていた。
そう。
山田さんたちは、円筒体でさらに巨大な何かをつくろうとしていたのだ。
完成時にはピッタリとくっついていた二つの円筒体の間が空き始め、その隙間を埋めるように、黒い物体がその間に作られ始めていた。
その黒い円筒体も直径が約二十キロであり、一日に約百メートルという早さで伸びていき、やがて黒い円筒体は、百キロに近い長さに成長した。
ぼくは、続々と飛び込んでくる観察結果の資料を見ながら確信していた。
山田さんは、あの<方舟>に乗って、地球を出て行くのだ、と。
<方舟>の建造もあらかた終わると、ロケットの発射回数と、「街」にいた山田さん生物の数が減り始めた。
おそらく、山田さん生物たちはロケットに乗り、<方舟>に移っているのだろうと、ぼくは思った。
そして、つい数日前のこと。
「ロケット工場」で重量物発射機が完成すると同時に、「工場」の機能が停止したという報告が飛び込んできた。
ぼくは、このロケットが最後のロケットであり、残りの山田さん生物と、山田さん自身がこれに乗り込んで地球を去り、<方舟>へと向かうだろうと直感した。
急がなきゃならない。
ぼくは会議を緊急招集し、「街」への探検を要請して、自ら探索へ赴く、と宣言した。
幾らかの議論の後、全会一致でその要請は可決された。
……そして、ぼくはこの「街」にいる。
*
HLVに向かってぼくらが歩みを進めてゆく間も、「街」の中は静寂に包まれていた。
「しっかし、薄気味悪いぜ。いつもだったら、ヤマダサン機械がうろちょろしやがってて、見つかったらすぐに警報を発して飛んでくるっていうのによお」
ジェイムズが不安げな表情であたりを見回しながら、ぼくのそばを歩いている。
むしろ普段の隠密行の方が、よっぽど安心できるといった具合だ。
「変な話ですが、私もそう思いますね。こんなにスムーズに奥まで侵入できるなんて、ヤマダサン調査らしくありません」
一人の調査員が英語でそう言った。
他のみんなも、言葉や仕草で同意する。
だけど、ぼくにはどうにも違和感があった。
誰かの視線を常に感じていた。壁の門を開け、山田さん地域に入ってから。
視線の主を探しながら、ぼくはさらに足を歩む。
そして、ぼくらが「中央広場」と呼んでいる、大きな空間に出た時だった。
ぼくらを、何かがかすめた。
「ワッツ!?」
ジェイムズが身を交わしながらあたりを見る。
そして、それが帰ってきて、ぼくらの前に姿を見せた。
それは蜂の翼を持った、山田さんの顔だった。
ぼくらはそれを、「ウォッチャー山田さん」と呼んでいた。
監視・警告用の山田さん生物だ。
ぼくらは調査で「街」に潜入した時、<ウォッチャー>に見つかると、人間型の<ポリス>や車型の<パトカー>などと呼んでいた、山田さん生物たちに追い回されたものだった。
だが、今日は違った。
<ウォッチャー>はぼくらを見つけると、目の前で羽ばたいたまま、ぼくら、いや、ぼくを見つめていた。
今日は何かが違う。何をするというのだろうか。
ぼくが無意識に身構えていると、<ウォッチャー>は口笛を高らかに鳴らした。
無人の街にそれが遠くまで鳴り響く。
「なんなんだよ、おい。カシワギ。警報……。じゃねえな。これは」
「何かを呼んだみたいですね。何を呼んだかはよくわかりませんが」
「ワン公でも呼んだら大笑いなんだが。サーカスでも始めるつもりなのかもな」
「呼んだのは<ドラゴン>かもしれませんよ」
「遠慮してえな、それは。つばでびしょ濡れになるのはゴメンだな」
ぼくとジェイムズが冗談を交わし合いながら待っていると、数匹の<ウォッチャー>と数台の<パトカー>を連れた、山田さん顔の馬が引く二頭引きの馬車が通りの向こうから現れた。
そして、ぼくの前に止まると、御者の<ポリス>が馬車のドアを開け、ぼくに向かって手招く。
「お待ちしておりました。柏木様。さあ、お乗りください。<クイーン>がお待ちしております」
「ぼく、ですか……?」
ぼくは息を呑んだ。
胸が高鳴る。
クイーン、か。彼女のことを、他の「山田さん」たちはそう認識しているんだ。
いよいよ逢えるんだな。彼女に。
「そうですよ。他の方々はここでお待ちになってください」
ポリスはそう答えた。
「その間、俺達を手厚くもてなしてくれるんだろうな?」
ジェイムズが冗談混じりに顔をしかめると、
「あなた達をここまで来るのを許したことが、私達の最大のおもてなしです。本来は、柏木様以外は街に入るのは許されません。もっとも、それも後もう少しでおしまいになりますが」
「ここでおとなしく待ってろってことか」
ジェイムズが大きなため息をつき、地面にあぐらをかいて座る。
<ポリス>は、そんなジェイムズに向かって、
「物分かりのいい子は、私は大好きですよ」
山田さんの顔に大きく柔和な笑みを浮かべた。
そんな山田さんの顔をした人型機械を待たせるのもなんなので、ぼくはジェイムズからビデオカメラを受け取ると、素直に馬車に乗った。
<ポリス>がそのドアを閉じ、再び前部に乗って、馬車を発進させる。
山田さん顔のロボット馬がいななくと、馬にしては早いスピードで通りを駆け抜ける。
乗り心地も悪くない。むしろ素晴らしい方だ。
ぼくは流れる景色を楽しんだ後、手元の端末で地図を表示した。
GPSと無人機が作成した地図によると、ぼくは確かにHLV発射場に向かっていた。
<クイーン>は、そこにいるのだ。
早く会いたい。一刻も早く彼女に会いたい。
そう思うと、馬車の手綱をとって、さらにスピードを上げたいという衝動に襲われる。
胸を突き上げる衝動をこらえると、ぼくは黙々とビデオカメラのセッティングをした。
その間にも、<ウォッチャー>と<パトカー>を従えた馬車は、無人の「街」を疾走する。
時間的には結構距離はあったはずだが、あっという間に、馬車は「街」はずれのロケット打ち上げ場に到着した。
さっきまで遠くに見えていた白色のHLVが、壁のように大きくそびえていた。
御者は側壁に大きなドアが空いたHLVのそばに馬車を横付けすると、馬車から降り、ドアをそっと開けた。
「さあ、お降りくださいませ。柏木様。<クイーン>がお待ちしております」
丁寧な口調で<ポリス>にそう言われたので、ぼくも静かに馬車から降りた。
<ポリス>に従い、重量物発射機のドアの前へと歩みを進める。
「ここでお待ちください」
<ポリス>にそう言われ、胸をそわそわさせながらここでもおとなしく従う。
それからビデオカメラの録画を開始し、片手で目の前を写す。
一分、二分、三分。
しかし<クイーン>は、現れない。
どうしたのかな、山田さん。ぼくに会いたくないんだろうか。
不安に、少しうつむきかけた時だった。
目の前に白光があふれた。
その眩しさに、目を細めながら、胸の高鳴りは最高潮を迎えた。
<クイーン>だ……! <クイーン>、いや、オリジナルの山田さんが現れたんだ……!
山田さん……!
その光が、人の形を作る。
一人の女性の、形を。
そして現れたのは……。
「山田さん……!」
ぼくは彼女の姿を見ると、思わず声が震えた。泣きそうになった。
本当に、会いたかった。
次元を超越した美しさと、繊細かつ意志を持った豊かな表情の顔も。
背中まで大河のように伸びる長い黒髪も。
わずかに動く首の動かし方と角度も。
はっきりと分かるモデル体型の体と大きな胸も。
スラリとした背の伸ばし方も。
豊かな二つの胸が綺麗にゆっくりと上下する呼吸のリズムも。
健康的かつ長い美的曲線を持った足も。
美しい陶芸品のようなきれいな指の優雅な動かし方も。
……どれもこれも、山田さんそのものだった。
巫女のような白い衣裳と黄金の光を身にまとい、すっかり大人になった顔つきの山田さんは、ぼくに静かに語りかけた。
「お久しぶりね、柏木くん。また会えて嬉しいわ。……大人に、なったわね」
「本当に久し振りだね。山田さん。ぼくも嬉しいよ。……君も、大人になったね」
ぼくらは、同窓会で再会したかのような口調で言葉をかわした。
そして、ぼくは聞きたかったことを訊く。
「……どうしても、行くんだ。宇宙に」
「ええ。私達は、あなた方人類のために、地球を離れることにしました。これ以上地球にいても、軋轢を残すだけですし」
「どこに行くんだ? アルファ・ケンタウリか? グリーゼ581cか? それともオリオン腕のどこかの星か?」
「さあね。どこに行くにしろ、地球からずっと離れていたほうがいいわね。あなた達に再び出会わないために」
山田さんの口調は、どこか遠いところへ旅行に行くような楽しげなものだった。
そして、何かを思い出したかのように言葉を付け加える。
「ああ、ラグランジェ5の<ファクトリー>と月の<ムーンベース>などは人類にあげるわ。それを使えば、あなた達人類も宇宙船やスペースコロニーなどを作って、宇宙へと飛び出していけるでしょうね。醜い争いで自滅しなければ、の話だけど」
その口調は優しい物だったけれど、言葉の中身は冷ややかなものだった。
完全に人間を見下した言い方だった。
彼女の言葉を浴びて、背中がゾクリとした。
「もらっても、いいんだな」
「ええ。それが私から人類への最後のプレゼントよ。柏木くん」
「ありがとう。人類代表として感謝するよ。……一人ぼっちは寂しくないのかい?」
「寂しくなんかないわ。当然でしょ。私の分身、私達がいるから」
「でも結局、一人ということに変わりはないじゃないか。鏡に向かって話すのは、寂しいことだよ」
「鏡なんかじゃないわ。私達は。私達は、それぞれ個性を持った存在よ。だから、宇宙を何万年も旅しても、寂しくはないもの」
勝ち誇ったように笑うと、ちょっと顔をしかめて山田さんは言う。
それはあまりにも突飛なことだった。
「それにね。柏木くん。こんな風になっちゃったのは、全部あなたのせいなのよ」
「え……?」
「私はあなたが思っていたとおり、実は異次元から来た存在だったの。精神生命体。それが私と『山田さん生物』と呼ばれていたものの正体よ」
「……ええー!? っていうか、ぼくの思ってたことを知ってたの!? あれ、全部妄想というか、想像だったんだけど……」
「そう。あなたの精神力は、とても強いものだったの。そしてその妄想が、私の姿に影響を与えて作用し、あなたの思った通りに、私は分裂し、増え、進化していったの」
なんてことだ……。
ぼくはその場に片膝をついた。
ぼくが、山田さんにそんな影響を与えてたなんて。
しかし、これではっきりしたことがひとつある。
ぼくは、それほどまで山田さんが好きだったんだ。
「じゃあ、もうそろそろ出発するわ。柏木くん。迎えに遣わせたみんなも乗り込んだし。……これでさよならね」
その声で気がつくと、山田さんは重量物発射機に乗り込み、ドアが閉じられようとしていた。
これからロケットが打ち上げられようとしているのだ。
ならば、ぼくのやることは、ひとつだ!。
ぼくは立ち上がり、猛然と走りだした。
このために、ぼくはここに来たのだから。
「山田さあああああああああああああああああああああああああああああああああああん!」
そして閉まりかけたドアに、ぼくは体当りするように、飛び込んだ……。
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