2日目
今晩のメニューは、固いパン?と皿に水が入った容器だった、ちなみにそれ以外の食事は干し肉や、歩いてる途中で見つけた、食べられるフルーツだ。
「
硬くて丸く、✕の切れ目が入った、見た目がパンの物体がとても固くて歯が立たない。
(これ、フランスパンより硬い!まるで石だ!!歯が痛い!!)
「何言ってるんだ?⦅の?⦆」
皆が、おまえは何をしてる?って顔でこっちを見てる。
「硬くて、歯が立たない。」
「は?まさかマグールの食べ方を知らない?」
(マグール?、この硬いパン?の名前か、しかも食べ方って?…あ!皿の水に浸してる!!ふやかして食べるのか!)
«ふやかす⦅方言、意味、水につけてふくれさせる。水を吸わせて柔らかくする。⦆»
「あ、いや…俺のイベントリー時間経過が無いから保存食は食べた事がないです。」
「「なに!!!」」
皆が一斉に驚いた、え?なんで?
「え~と…イベントリーの説明の時に時間経過ナシって言いましたよね?」
「「あ!!!」」
次回から俺のイベントリーで作り立ての物などを運べると言うと、皆が喜んでいた。
(こんな食事だと食べた気にならないよね。)
「ただ、イベントリーの容量が小さいのと、背負える荷物も多くないので、全ての荷物を持てなくなります。」
「冒険中の食事が改善されるなら、かまわん!」
それでも喜んでくれたのでホッとする。
(マグールを、ふやかして食べたけど…ふやかしても硬く、パサパサで味もまずい!これ人の食べ物じゃないだろ!!)
夜食も終わり就寝だが、昨日と同じく3人で寝た、胸の天国と地獄、しかも隣のテントから喘ぎ声?いや叫び声?いや獣が狂ったような声が聞こえてきた。
(あの2人激しすぎるでしょ!!!どんなプレイしてるんだよ!!!てか、妊娠を気にしてないのか?もしかして避妊具あるの?)
モンモンと興奮する中、身動きできず、下半身の処理もできないまま、寝れない夜を過ごして朝を迎える。
目の下に熊を作り、(もちろん手を出してないからね!ガッチリ両サイドから極められて、身動きできなかった訳ではないから!)と心で言い訳をしてると。
ナーサに「抱き心地良いからって調子乗らないでね!」と顔を赤らめて言われた。
(いや!勘弁して下さい、ゴリゴリと削られるので、それに俺の抱き心地良いって俺自身はわからん!しかも俺、何の調子に乗ったんだ?)
「はいはい、そろそろ出発するわよ~」
と思ってたら、リーリが声を掛けてきた、ヴィルが退魔結界石を回収している、俺も荷物を回収し背負た。
「今日中に町に入るからね~後一踏ん張り。」
皆に見えるように、胸元でガッツポーズをした。
(こっちにもガッツポーズあるんだ。)
皆が、歩き出したので俺も歩く。
(こっちでの初めての町、ワクワクするな!)
1時間ほどで森を抜け、町が近いからなのか、戦闘はないままだった。
昼過ぎに小高い坂を上り終わると町が見えだした、何本もの丸太で作られた壁で覆われた町で、それなりに栄えてるようだった。
「町が見えたな、このまま皆でギルドに行くぞ。」
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