第13話 国泰寺

広島の朝はこのお寺さんの名前を持つ場所から

始まった。家具つき、ベッド付き、戸を開けると

大学の跡地の公園がみえる

隣はファミレス 期待に夢をふくらませた。

美和子からは、相変わらず携帯に金の催促が

給料前に入る。

 別居してわかったことは、

エセクリスチャンだからか、結婚の誓いは意味を

なさないということ。美和子より

すでにレイナ。ただ、子どもだけが気がかりだ。

夫婦は、破綻しているが、離婚しにくいのは、

子どもの存在が大きい。 1週間後、レイナがやってきた

待ちわびた日々 まだ、数日しかたってないのに


レイナを新幹線改札に迎えに行き、

早速、観光をした。原爆ドームにはじまり、

宮島に、そして御前カキ🦪を堪能し、

平家栄枯盛衰と幕末の西郷と木戸があったとされる

場所を見た  夕方、レイナと国泰寺で楽しく過ごした。僕の笑いの中に2文字の呪縛が広がりはじめた。

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