第12話 何

レイナは、僕の部屋の合鍵をほしがった


妻がいること、子供がいることはまだいえてない

 

レイナといることが幸せで、言いそびれた。


家は、実家とレイナは思っていた。


不倫、この呪縛のニ字は


あとからそっとやってくる


そして、悪魔のささやきと旋律を奏ではじめる


いついうの?どうするの?ねーえ、DV男

いつまで続けるの?会社大丈夫?ねーえ、DV男


不倫は文化だ 誰かいったな


レイナ、話があるんだ

あの?えっと   

何なんか変  


レイナ、広島に単身で2カ月赴任する

留守頼む 合鍵をレイナに渡した


一人なの?私!

休みに広島に来たらいい  旅費は持つから。

葉書や手紙きたら、持ってきて


ピータン、ぬいぐるみに降格ね レイナは

広島に旅行ができること、広島を起点に

さらに山口や愛媛、念願のしまなみ街道を

堪能できることで、納得した。


しまなみ街道、行きたいいってたよね

呉市のそばに、熊野の筆、化粧筆で

めっちゃ有名な筆あるよ!


え、和歌山じゃないの?

レイナ、広島なんよ


広島の言葉の練習?ピータン!熊語勉強したら?

あるか、そんなもん


1週間後、ピータンは身代わりをレイナの側において、広島に旅立った


2字の呪縛は、日に日にピータンを締め付けあげた









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