魔女タクに学ぶスランプ中の心得

 お世話になっております。書き手のみなさま、執筆進んでますか〜?


 カクヨム始めてから、3ヶ月ちょいたちましたが、チラホラ耳にするのが「書けない〜。」とか「スランプ気味です。」という言葉。まあ、そうですよね。いっつもスラスラ書けたりしないですよね。


 私はといえば、まだ書き始めたばっかりなんで、まだまだ書くのが楽しくてやめられまっせん。蜜月期ってやつですね。執筆と今ハネムーン中♡


 でもたまに、自分の書いているものがまったく面白くなくて、自分の生みだすものがなんの価値もなくて、執筆なんてやってる自分はイタい人なんじゃないかって、チラッと思って、背中のほうがスーッと寒くなるときはあります。


 チラッと思った時点で、そっちに思考がいかないように、意識的に気持ちを切りかえるようにしています。とりあえず、量を書こう、最後まで書こう、ということを目標にしています。自分の子どもたちが、息吸ってるだけで価値があるのと同じように、自分の物語も、生まれてきただけて価値があると思って、おもしろいかどうかの判断は、できるだけ書き終えるまで先延ばしにするようにして、書いています。


 でも、蜜月期が終了して、ある程度の量を書けたころに、スランプにおちいったりもするのかなーとは思います。それから、私が個人的に一番怖いのは飽きることです。飽きてるのに、それに気づかないふりして、なんか義務感みたいな感じで続けたりするのもやだなと思います。ある日突然、ピタッと書けなくなることもあるかもしれません。


 さて、まだおちいってもいないスランプからの脱却方法について、考えてみました。転ばぬ先の杖ですね。なんせ、オスカーで主演女優賞を取ったときのための心の準備をしているくらいですから、もちろん、スランプにおちいっている自分についても、いろんなバージョンで心の準備をしていますよ! フフ。


 以下、私が妄想の中でスランプにおちいっている自分に用意したスランプ脱却方法の一つです。スタジオジブリ作アニメ映画「魔女の宅急便」のセリフの抜粋です。


キキ(主人公)「私、前は何も考えなくても飛べたの。でも、今はどうやって飛べたのか、分からなくなっちゃった」


ウルスラ(キキが森で出会った絵描きのおねえさん)「そういう時はジタバタするしかないよ。描いて、描いて、描きまくる」


キキ「でも、やっぱり飛べなかったら?」


ウルスラ「描くのをやめる。散歩したり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ」


 スタジオジブリーーーー! 愛してるーーー!!

 魔女タク、まだ観てない人は今すぐに観て! 


 魔女タクの原作は、角野栄子さんの児童書なんですよね。私は拝読していないんですが、角野栄子さんも、上の登場人物たちと同じように、書けない時期を乗り越えてこられたのかな、と思いました。そして、このセリフでいろんなクリエイターが元気付けられてきたんじゃないのかな、と思います。 

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