リアル・チャーミーグリーン

 私は、物語に邪魔な人物は、面倒くさいのでサクッとあやめることがあります。物語がもっと面白くなるかも、という理由でもります。そいでね、2つの物語の主人公の両親を2セット殺しております。うぎゃー!


 なので、「かしこまりこは、両親に恨みがあるのではないか」という疑惑が生まれるといけないので、誰にも聞かれていないのに、この場を借りて弁明しておきます。


 私の両親は、フツーの田舎のおじいちゃん・おばあちゃんです。そして、リアル・チャーミーグリーンな夫婦です。チャーミーグリーンが通じない世代の読者さまのために説明しておきますと、ラブラブ老夫婦です。


 私の両親は、なんと、1度も喧嘩をしたことがないそうです。父が豪語しておりました。(でも、母が父に対してちょっとムッとしてた記憶はあります(笑)。)真相はともかく、私は両親が喧嘩しているのを1度も見たことがないです。


 今でも、こっちが「やめてくれ」と思うほどラブラブです。別に、仮面を被っているわけでも、無理をしてるわけでも、なさそうです。


 当たり前ですけど、これは遺伝しませんでした。子どもは、親とは全く違う個人ですものね。私は、夫にキレて、たまたま手に持っていたキューピー・マヨネーズを、夫の顔にかけたことがあります(遠い目)。で、夫にも仕返しをされました(さらに遠い目)。


 まあでも、「仲の良い夫婦の正しい例」が身近にいたのは、とても幸運なことだったと思っています。


 ということで、一夫一婦制に恨みなどありません。それでうまくいく家族の数が多ければ多いほど、いいなと思っています。


 だからね、なんで離婚だとか不倫だとか浮気だとか、書きたいんでしょうね。たぶんね、禁断のエロシーンが書きたいんだと思います。正しくないことって、エロいじゃないですか。エロは悩ましいですね。ふふ。

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