好きになりたいもの2

 昨日のエッセイ「好きになりたいもの」で、ナイスなコメントをたくさんいただいたので、ちょっと掘り下げてみることにしました。読んでくださった方、応援マークつけてくださった方、コメントくださった方、どうもありがとうございます!


「好き」は意外と難しい。自由なようでいて、実は縛りも多い。「好きじゃないといけないもの」や「好きだとマズいもの」はけっこうあると思います。それから、好きのレベルがこれ以上じゃないとだめ、とかここまで好きなのはヤバいとかね、あります。


「好きな仕事をしなさい。」と大人が子どもに言うのは、おっそろしくピンポイントの人にしか役に立たないアドバイスだと思っています。まず「何が好きか」なんて実はわからないことが多い。なので、自分の子どもには「ちょっと気になる」だとか「なんとなく面白そう」くらいの、「好き」とも認定できないくらいの気持ちを大事にしてほしいと思っています。


 何かを始める理由は不純で良い。軽い思いつきでいい。「好き」とか、それより敷居の高い「情熱」だとかは、ある程度の期間やり続けることで初めて、育っていく感情だと思っています。なので、我が子に対しては、なんとなくやり始めたことを一生懸命やっていくうち、そこに情熱が育ったらイイネと思います。それが仕事になったら幸運ですが、そうじゃなくてもいいですよね。みんながスティーブ・ジョブズなわけないさ。


 好きでもない仕事を、お金のためにやるということは、けっこうエラいんだと思っています。それから、仕方なく就いた仕事が、やってるうちに面白くなることもあります。


 さて、「好きじゃないとガチめで困っちゃうもの」のトップは「自分の親」もしくは「自分の子ども」じゃないでしょうか。このへんを扱った小説などの作品は多いですよね。ということは、ガチめで困っている方も多いんだと思います。


 このあたりを語りすぎると、このゆるいエッセイの闇レベルが一気に高騰するので、このへんで止めておきます。このテーマで困ってる読者さま、あなたは一人ではありません。がっ! このゆるいエッセイでは手に負えないので、他の作品当たってください。御免! (でもコメントなどはウェルカムです。私にお役に立てる返信はできませんが……。)


 逆に、「好きになっちゃダメなもの」の代表は「既婚者」とかどうよ? かしこまりこの直近の作品は、テンプレか! と突っ込みたくなるほど「既婚者が好きで困っちゃった人」が続出しています。次作では自粛しようと思っています。


「好きになってよかったと最近心から思っているもの」それは、カクヨム。ハートウォーミングに終わらせますよ、今日は。フフフ。本当に始めてよかったと思っています。


 執筆に対する「好き」がここまで続くとは思っていませんでした。恋をしている時のように(って何千年前だったか忘れましたけど)「いつ冷めるんだろう」と思いながら執筆しています。「飽きたくない」と切実に思いますが、こればっかりはわかりません。世は無常です。夫とは20年近くの付き合いになりますが(そして最初のドキドキなどは銀河の彼方に飛んでってますが)、そのくらい長く続いてくれないかなーと願っています。


 カクヨム村の方たちに会えたから、続いているんだと思います。本当にありがとうございます。

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