妖怪ころな
影と影が触れ合うような距離には近づいてはいけない。
穢れが伝染するから。
顔、特に口元は隠さなければいけない。言葉とともに毒がでるから。
口から毒がはいるとあっという間に肺が侵される。
味はなくなり呼吸ができなくなる。
老いたものは死に若きものは死を運ぶ。
この世にそれに侵されぬものはいない。
手を清め口を閉じ一人でいる。
それでも彼らは姿を現すだろう。
もはや逃げられる場所などどこにもないのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます