恋は盲目。見えないままならずっと君のかたちを覚えていられる。主人公と恋人の女性の間に愛はあるけれど、その愛はどこにも行かず届きはしない。それでも「愛している」と口にすることにどんな意味があるのだろうか。わたしには分からない。でもそれでこそ幸せは作れるのだと思う。盲目であれがあるほど、幸せの形は永遠に変化しないから。