第六章 痛撃

 ライルがユグドール少年院に来てから、一か月が経とうとしていた。

 集団寮のルールを覚え、そつなく集団生活を送っているライルだったが、しかしまだ他の寮生とは一定の距離を置く日々を過ごしていた。そんなライルを教官たちは、何を言うでもなく見守っている。

 その日の午前中の日課は運動だった。運動と言っても、特に定められた種目があるわけではなく、それぞれが中庭(大樹の周りにある広大な広場を彼らはそう呼んでいた)で、グループを作ってボールを使った競技をしたり、黙々と走ったり、大樹の木陰でだべったりして良く、自由時間と言っても良かった。

 寮生の多くは、ボールを足で相手チームの陣地に蹴り入れるゲーム(「サッカー」と言うらしい。ショウの国で行われていたものを彼が持ち込んだのだ、とレンが言っていた)に興じていた。ライルはその集団に加わることなく、一人ぶらぶらと中庭を散歩していた。

 俺はここで何をしているんだろう、とライルは思う。俺は何になりたかったんだっけ。

 孤児として生きていた頃は、生きるのに必死で、毎日が一杯一杯で、そんなことを考える余裕はなかった。しかし、ここでは考える時間が山ほどあった。日中、部屋で読書をしながら(物語を読む、と言う行為は、ライルがここで覚えた貴重な楽しみの一つだった)、夜、ベッドに入ってゼインのいびきを聞きながら、ライルは己と言う存在について、自分の来し方と行く末について、考え続けた。しかし、自分がこれからどのように生きれば良いのか、その答えは深い霧の向こうにあるようで、何一つ確かなものは見えてこなかった。

 「答えを焦るな」と言う言葉一つを、ふと思い出す。ショウ先生、あの人に聞けば、俺がどう生きればいいのか、何をなすべきなのか、その答えを教えてくれるんじゃないか?何でも知っていそうなのに、なぜ何も教えてくれないんだ。

「あっ・・・!」

 と言う息を呑む声に、ライルは我に返った。気が付けば、彼は女子寮の手前まで歩いてきており、彼の足は、整えられた花壇に突っ込んでいるのだった。

「ああっ!ごめん!」

 慌ててライルは花壇から足をどけ、手入れをしていたらしい声の相手に頭を下げて謝罪した。

 相手から反応はない。頭を恐る恐る上げると、そこにはうつむくエリスの姿があった。

「エ、エリス・・・!」

 今度はライルが息を呑む番だった。この一か月、彼の脳裏から去らなかったあの月夜の光景、樹上の少女がそこにいた。普段のカリキュラムでもその姿を探すともなく探していたのだが、ついぞ見かけることもなかったのは、彼女もまた一人で集団から離れ、こうして過ごしていたからなのか。

 俯いた彼女の表情は、その空色の髪に隠れて見えず、ただ、少し震えているようにも見えた。何にそんなに怯えているんだろう、とライルは思う。「焦っちゃダメだよ」と言うレンの言葉が脳裏に蘇る。

「・・・花壇、踏んじゃってごめん。俺、ライルって言うんだ。この間、夜に会ったよね?あの樹のところで。あの時も君を驚かせちゃって、謝ったっけ。謝ってばっかりだよね、俺」

 俺は何を言っているんだ。ライルは自分の口が上滑りしてしょうもない言葉を紡いでいくのを自覚していたが、しかしそれを止められなかった。会いたかったエリスを前に、心がふわふわと浮き足立っているのがわかる。

「俺、一か月前にここに来たんだ。炎賊って知ってる?あの事件、俺がやったんだよね。新聞とかにも載ってたでしょ、デカデカとさ!でもヘマしてあのショウとか言う異邦人に捕まっちゃって。全く最悪だよ」

 強がりが、次々に口を突いて出る。この少女に、自分がいかにすごい存在で、他の連中と違うのかを知って欲しかった。

「・・・あなたが、炎賊?」

 エリスが、そう聞いた。顔を上げ、ライルの顔をじっと見つめてくる。その目は真剣だった。

 やっぱり、綺麗だ。ライルの心臓が音を立てる。

「あ、ああそうさ!俺がそうなんだよ!」

 ライルはエリスが自分の事件を知っていたと言う喜びに舞い上がり、そう答えた。

「なぜ、あなたは盗みに入った先で人を傷つけなかったの?」

「えっ、何でって・・・」

「全部燃やしちゃえば良かったのに。何もかも、燃やしてくれて良かったのに」

 思いもよらない言葉だった。エリスは、非難を込めた眼差しでライルを睨む。

「私はあなたが嫌い。格好付けて、善人ぶって、でも結局自分のことしか考えていない。この花壇から出て行って」

 惹かれていた少女から、強い口調で、しかも自分の心中を完全に見透かされた言葉を放たれ、ライルは自分の心臓が粉々に砕け散ったように感じた。

「ご、ごめん・・・」

 なんとかその言葉を喉の奥から絞り出すと、ライルは回れ右をしてその場から走り去る。

 俺のことが、嫌い・・・。俺は、自分のことしか考えていない・・・。

 彼女の言葉はこだまとなり、ライルの砕けた心臓に何度も響いて、痛みを与え続けた。


 *


 その日の午後は、座学だった。ライルは新入生ということで、未だ専門コースに属さず、当面は語学や数学、歴史など、基礎的な学問を学ぶことになっていた。講師はミオで、今はマンツーマンでライルに数学の授業をしていた。

 しかし午前中、エリスからの痛撃を受けたライルには、ミオの声は全く耳に入らず、半ば呆けて黒板の文字を追う時間が続いていた。

「・・・はあ。ライルくん。一体どうしたんですか、今日のあなた、変ですよ」

 ライルの異常な様子にミオが授業を諦め、そう尋ねた。

「え・・・?いや、そうかも・・・」

「何かあったんですか?私で良ければ、相談に乗りますよ!」

 ミオが目を輝かせてそう言う。普段のライルであれば、若干引き気味に断っていたところだろうが、今日のライルはすっかり弱っていた。ミオでも誰でも、さっきの事件の話をして、何がどうしてああなったのか、教えて欲しかった。

 ライルは午前中の出来事をミオに話した。

「・・・なるほど。いいですね、青春ですねー」

 ミオは目を輝かせてそう言う。やはりこの人に相談したのは間違いだったか、ライルは話したそばから後悔し始めた。

「でもエリスがそんなにはっきりと自分の感情を表に出すなんて、私は驚きましたよ」

「えっ・・・」

「普段のエリスは、こちらからどんなに話しかけても、最低限の受け答えしかしてくれないんですよ。どんな時にも感情を表に出すこともない。他の子にも同じです。だから、君の何かが彼女の心を揺さぶったのは確かだと思いますよ」

 そうなのか。ライルは考える。

「・・・そう言えば彼女、いつだったか、炎賊の記事について質問してきたことがありましたね。普段、あの子から話しかけてくることはないのに、珍しく・・・。何か炎賊に思い入れがあるのかもしれませんね」

 ミオは思案顔でそう言う。全部燃やしちゃえば良かったのに、と言うエリスの暗い声色が思い出される。彼女は、俺の事件に何か関係があるのか・・・?

「エリスのフルネームは何て言うんですか?」

「エリス=ローゼシアよ。あっ、そうか・・・!」

 そこでミオは何事か思い当たり、ハッとした顔になる。

 ローゼシア・・・。どこかで聞いたような姓だ。あれは・・・!

「そうか!俺の事件の被害者の一人が、ローゼシアだった・・・!」

 サラ検事の取調の情景が頭に蘇る。俺は、エリスの実家に盗みに入っていたのか・・・!だから彼女は俺の行動に怒って・・・。いや、でもそれならばなぜ「燃やしちゃえば良かった」んだ・・・?

「・・・ライルくん。これは結構デリケートな問題ね。複雑で、一歩間違えればエリスはとっても傷つくことになる」

 ミオは真剣な表情でそう言う。

「あなたは、他の誰にもこのことを言ってはダメよ。エリスの前で、事件のことを殊更に持ち出すのもダメ。いいわね?」

 いつもと違うミオの本気がこもった言葉に、ライルは首を縦にふるほかなかった。


 *


「えっ、ショウ先生は知ってらしたんですか!?」

 院長室と呼ばれる、ショウの執務室。かつては司令室だったそこは、ショウの指示で豪奢な装飾こそ取り払われたものの、据付の大きな執務机や応接スペースはそのままで、基本的に簡素な作りの他の施設とは装いを異にしている。

 そこに勢い込んでライルとエリスの関係を報告に来たミオが、声を裏返らせて驚いていた。

「ああ、弁護人としてライルの事件記録を読んだからな」

「だったら教えておいてくださいよ!被害者と加害者が一緒に暮らしているなんて・・・!」

「まあ、エリスは事件当時はもうここで暮らしていたからな。厳密な意味で被害者とは・・・」

「被害者の家族でしょ!何考えてるんですか、全く・・・!」

 ミオはぷりぷりと怒っている。

「いや、まあ、そうだな・・・」

 苦笑して頭をかくショウ。

「で、どうしましょうかあの二人。このままってわけにも」

「いや、このままでいいだろう」

 ショウの言葉にミオは目を丸くする。

「・・・エリスは、きっとライルに復讐して欲しかったんだろう。いや、復讐ではないな。彼女の忌まわしい記憶と、それが刻みついた場所を、奴の炎で浄化して欲しかった、と言うところか」

 ショウはそんなことを言う。

「ライルの存在は、エリスにとって、彼女が抑え込んでいる感情を吐き出す糸口になるかもしれん」

「でも、危険です!エリスはまだ自分の膨大な魔力を制御できません。彼女の溢れた感情が、魔術を暴走させてしまったら・・・!」

「そのために俺たちがいるんだろう?頼むぞ、ミオ」

 そう言ってミオの目をひたと見据えるショウ。ミオの顔がみるみる赤くなる。

「・・・もう、いつもそうやって。ずるいです・・・」

「ん?なんだ?」

「わかりました!彼女が暴走した時は、私がきっちり彼女を、みんなを守って見せます!」

 そう言って、ミオは大股で執務室を出て行った。

「・・・レンの奴の言った通りになるかもな。まあ、うまくいけば、だが・・・」

 ショウは一人呟き、窓から外を眺める。ユーリル山脈に沈む夕日が、執務室を赤く染めていた。


 * 

 

「さてライルくん。君もここに来て一か月だ。そろそろここの通過儀礼を受けてもらわねばならないだろう」

 夕飯後、自室で読書をしていたライルに、寮生の一人、のっぽのアビゲイルが、そばかすの浮かんだニヤニヤ顔でそう声をかけてきた。寮生の中では古参の一人で、お調子者のムードメーカーとして、寮内を和ませる憎めない奴だ。ライルよりは二つくらい年上なはずだ。

「通過儀礼?」

 ライルは本を閉じ、アビゲイルに向き合う。

「ちっ、くだらねえ」

 奥のゼインがそう声を上げるが、別に止めるわけでもなさそうだ。

 アルは二人のやりとりが聞こえないかのように読書に没頭しているが、チラチラとこっちを見ており意識しているのが丸わかりだ。

「その通り。我々清心寮生が避けては通れぬ道だ。今日は何の日か、わかるかね?」

「・・・いや、特に何もなかったと思うけど・・・」

 ライルには思い当たる節がない。これからみんなで日記を書いて、瞑想をして、寝るだけの、いつもの夜間日課のはずだ。

「ふっふっふ、君にはまだわからないか。今日はね、ミオ先生がこの清心寮の夜間交代勤務に来る日なのだ!」

 アビゲイルが胸を張ってそう言う。なんだそんなことか。ライルは呆れる。

 教官はシフト制を組んでいて、ローテーションで寮生の面倒を見ている。規則的なローテーションのため、誰がその日の担当かは一か月もすれば予想できるようになっていた。

「・・・で、それが何だっての?」

 ライルはアビゲイルに続きを促す。

「いいかい、清心寮生の通過儀礼、それはずばり、「ミオ先生のおっぱいタッチチャレンジ」!だ!」

 アビゲイルは力を込めてそう言った。ゼインが奥で盛大なため息をつき、アルが耳を真っ赤にしている。

「・・・何それ」

「・・・ライルくん。君は彼女のけしからんおっぱいに目が行かないのか。僕たち思春期の男子を魅惑せずにはいられないあれに触れてみたいと思わないのか。僕たち寮生はね、幾度となくそれを試みてきた。時にこっそり後ろから、時に大胆に正面から、あらゆるフェイントを駆使し、あらゆる偶然を装って。しかし、未だかつてその偉業を成し遂げた者はいないんだ」

 アビゲイルが拳を握りしめ、上を向いて涙を堪える素振りをする。

「・・・アホくさ。読書に戻っていいか、今いいところなんだ」

「君なら!炎賊と呼ばれ、多くの大人を出し抜いてきた君ならそれができる!僕はそう信じているんだ!やってくれライルくん、僕たち寮生に叶わぬ夢が実現する瞬間を、奇跡を見せてくれ!」

 すがり付いてくるアビゲイル。奇跡ときたか。しかしライルは、自分の自尊心が若干くすぐられるのを自覚していた。それに触れるのならば、触ってみたい。思春期の欲望が、ライルの中で膨らみ始めていた。

「・・・仕方ないな。アビゲイルがそこまで言うのなら」

 そして、若干ニヤけ顔でライルはそう応じてしまっていた。

「さすがだライルくん、君は勇者だ!もうすぐ彼女がやってくる、教官室に詰めているサルマンと交替し、ホールで一人になった時がチャンスだぞ!頼む!」

 そう言ってアビゲイルは風のように自室に引っ込んだ。おそらく彼とライルのやり取りは、他の寮生にも聞こえているはずだ。ライルがどんな手でミッションを果たそうとするのか、興味津々、様子を伺っているに違いない。

「こんばんは、みんな〜」

 間延びした声が聞こえ、ミオが寮内に入ってきた。これから教官室でサルマンに引き継ぎを受け、それから日記を配りにホールに出てくるはずだ。

 ライルはどのように事を果たすかをシミュレーションする。ミオは、回復や補助の魔導についてはエキスパートだ。魔術封じや防御の魔術もお手の物で、目眩しなどの魔術はおそらく通じないだろう。アビゲイルのさっきの言動から、のんびりした普段の言動とは裏腹に、生半可なフェイントも通じない勘の鋭さも持ち合わせている。では、どうすれば良いか・・・。

「はい、じゃあ日記を配るから取りに来て〜」

 来た。寮内に緊張が走る。皆このタイミングで仕掛けるほかない、とわかっている。日記を書いた後は瞑想の時間、そして洗面をしたらもう就寝時間だ。ミオに接触できるタイミングは今をおいて他にない。

 ライルは席を立ち、一人ミオの待つホールに向かう。後ろからアルがゴクリ、と唾を呑み込む音が聞こえた。

「おっ、今日の一番乗りは君か〜。はい、ライルくん」

 目前には邪気のない満面の笑顔で日記を差し出すミオ。そして二つのターゲット、未だ寮生が触れえざる禁忌の聖域が、その日記の奥にはある。今だ!

「あっ、ショウ先生!こんばんは!」

 ライルはミオの後ろ、寮の玄関に向けて頭を下げた。

「えっ」

 ミオが驚いて後ろを振り向く。

 完璧なフェイントだ。ミオがショウ先生を気にしているのは周知の事実だ。それが隙を生み、彼女の完璧な防御に一穴を開ける。

 とった!ライルは一瞬で間合いを詰め、両の手をターゲットへと伸ばす。寮生たちが、自室から顔だけ出して様子を伺う彼らが息を呑んでいるのがわかる。

 触れた、と思ったのも束の間、ライルの両腕はミオの両手によって跳ね上げられ、そのまま右手を掴まれた、と、次の瞬間にはミオの両手がライルの右手を捻り上げていた。

「いで、いででででで!」

「矯正護身術、基本技の二、「小手捻こてひねり」〜」

「ご、ごめん、ごめんなさい!」

「全く、君たちは、本当にエッチなんだから〜。ショウ先生の名前を出せば、私が油断するとでも〜?」

 ミオはにこにこしているが、額には青筋が浮かんでいる。ヤバイ。

「い、痛い痛い!ごめんなさい!ごめんなさい!」

 降参しているのにちっとも緩まないミオの両手。

「こう言うことは、もうやめようね〜。約束できるかな〜?」

「約束します!約束するから!もうしません!」

 パッ、と手が離される。涙目で右手をさするライル。

「・・・全く。寮生の誰かに唆されたんでしょ。ショウ先生にあとできっちり叱ってもらわなくちゃ」

「あ、いやそれは。ショウ先生に言うのはちょっと・・・」

 泣きをいれるライル。

「ダメ。大丈夫、連帯責任だから、ちゃんと寮生みんなを叱ってもらうからね」

 にこにこして言うミオの言葉に、寮内が一瞬ざわつく。

「はい、日記。今日の反省をちゃんと言葉にしてね」

「・・・はい」

 ミオの言葉に力なく項垂れるライルだった。


 *


「バカが。アビゲイルの口車にまんまと乗せられやがって」

 その夜、ベッドに入ったまま、ゼインがそう声をかけてきた。

「おかげで俺たちまで明日はショウ先生の説教確定だ。全く、クソッタレだ」

「・・・すまん」

 ライルは素直に謝った。ショウ先生の説教は長い。ホールに全員が立たされ、一時間は厳しく小言を言われ続けることになる。

「はん。炎賊が聞いて呆れるぜ。どんな奴かと思えば、俺たちと大して変わらねえバカなガキとはな」

 炎賊、か。

「ゼイン。俺の事件は、この少年院でも評判になっていたのか?」

「なんだよ。・・・まあ、多少はな。金持ち連中をギャフンと言わせ、俺たちみたいな孤児に良い目を見せてくれたんだ、痛快に思ってた奴もいたんだろうさ。毎日の新聞回覧が俺たちの楽しみの一つだし、その中でも炎賊の記事を心待ちにしていた奴もいたんじゃないか」

 お前みたいにな、とライルは内心思い、少し愉快な気持ちになる。

 でも、エリスはそうではなかったんだ、と、すぐにライルは思い直す。俺は、俺の周りのやつが喜ぶ顔を見たくて事件を起こしていたけど、でもそれは、エリスの言うように、結局「周りのやつを喜ばせられるすごい自分」のためにやっていただけなのかもしれない。ゼインのように、俺のやった事を支持してくれる人を見つけたくて、増やしたくて、そうすれば自分が世の中に認められたような気がして・・・。

 でも、俺のやった事で傷ついた人もいて、世の中はそんな単純なものではなくて。

 俺は、世の中をわかった気でいただけのガキだったんだな。ライルはベッドの中で改めてそう思う。世の中のことを、世界のことを、もっと知らなければ。ここで、世界から守られているうちに。

 そう思いながらライルは、眠りに落ちた。

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