第71話 頭脳派たちのメンツ
究極英雄が魔王城に到達した日の夜。
早速、攻略のための会議が開かれていた。
「さて、ここからが重要になりますね…。でも、どうしたら魔王をだし抜けるか考えあぐねているんですよね」
そう口にするのはヤクトである。
テーブルに肘を立てて指を組み、頭の中で計画を組み立てる。
「そうね。でもアナタの中じゃあ、おおかたの未来予測図は描けているんでしょう? 勿体つけずに言えばいいじゃない」
ここには数名いるが、ヤクトの言葉に応えたのはプロミネンスであった。
彼女は物事はシンプルな方が好きなので、ヤクトが本心を隠した態度を取ったことに辟易したのだろう。
「アナタ最近言うべきこと言わなすぎよ? 特に魔王城に入るための作戦なんて、こっちに殆ど話さないで水面下で動いていたじゃない。
アナタ自身が重要って言うくらい大詰めなんだから、ちゃんと相談しなさいよね」
「わたしも、そう、思うかなぁ」
強気なプロミネンスに雲ちゃんも同意する。
うんうんとピースフルも頷く。
「まあ確かにヤクト氏の今回の作戦は成功したけど感情的には歓迎できないものだったな」
「おやおや…これでは味方がいませんね」
ダークネスシャークは黙っているが、彼女がピースフルの意見に同調しないわけがない。
「どうせ実行する事なのに、直前にアナタの作戦を聞かされたところで黙っていた分だけモヤモヤするんじゃない。時間の損なのよ」
「わたしも、ナイショは嫌かなぁ」
「ホラ、雲ちゃんもこう言ってるじゃない。さっさと次の作戦について話しなさいよ」
仲間たちに詰められて観念したヤクトだが、一応最後の抵抗を試みる。
「……この状況で。ですか?」
ゆっくりとあたりを見回す。
「お待ちどうさま! いつもの紅茶と、これが新作のシフォンケーキね! クリームは好きなだけ乗せていいけど、クリームだけでケーキを食べきっちゃうのは勿体無いかも? こっちにベリーソースもあるからね」
そう言って陽夏がワゴンからケーキセットを載せたトレーを雲ちゃんの前に置く。
「わぁ、嬉しいっ! またこの紅茶が飲めるなんて、夢みたい」
「あらホント、美味しそうね? 私の分もいただいていいかしら?」
「もちろん! プロミネンスさんにはこっちのチーズケーキ3種セットを用意したけど、雲ちゃんと同じシフォンケーキの方が良かった?」
「いいえ、こちらのチーズケーキをいただくわ。紅茶はこの子と同じものをお願いしても?」
「はあい。すぐに用意するね」
そう返事をして陽夏はエレベーターの方へと去っていく。
ヤクトはそれらのやり取りを見届けた後、今度は別の方向に目を向ける。
「ほらほら、あと7手でチェックメイトになる未来が僕には見えてるよ?」
「はっはっは、そうは言うがね、その未来は訪れないさ。何せ冬雪がワサビ入りのコマを食べる方が早いからな」
ヤクトの目に留まったのはシュークリームチェスを遊ぶピースフルと冬雪の姿。
あと、その2人をジッと眺めるダークネスシャーク。
何を隠そうここは魔王城エントランスである。
究極英雄が魔王城へと到達したというニュースは瞬く間にユニバースに広まっている。
美味しいところを持ってかれた山崩し…というよりリーダーのリック・シモンズは怒り心頭という状態であり、もはや究極英雄に対する悪質な妨害も辞さない構えであった。
ヤクトにとっては怒りに支配された直情な相手ほど誘導が簡単なものはないのだが、一方で、窮まった者が何をするか読めない部分もあった。
よって、あえて魔王城の内部という最も安全な場所で作戦会議を開くという大胆な手段に出たのだった。
「そこまでは良かったんですがね……まさかこうなるとは…」
ヤクトは自分が立てた作戦が裏目に出たことを想い、ため息をつく。
てっきり魔王や四天王は余計な攻略情報を与えないように姿を見せないだろうと踏んでいたのだが、蓋を開けてみればご覧の有り様である。
魔王軍にはどうにも、自分の思考の裏をかくのに長けた人物がいるようだ。
「貴方がたは一体なんの目的があって我々の前に姿を現したのですか?」
考えても答えが出ない時は、下手に手を打つよりも直球で聞く方が好転する可能性がある。そこ賭けヤクトは素直に尋ねることにする。
もちろん正直に答えてくれる保証はないが、それでも言葉を交わすことで相手の反応から得られる情報は多い。
「ん? あ、僕に聞いてる?」
急に話しかけられて冬雪は素の反応で答える。
今の彼が纏う雰囲気はどこにでもいる若者といった姿であるため、噂に聞く“魔王軍の影の頭脳で誰も信用しない人物”とどうにも一致しない。
「そうだね…来客があった以上、もてなすのはマナーだろう?
その返答通り魔王城エントランスはセーフゾーンなので戦闘行為が行えない。
それを見越してヤクトは会議にこの場所を選んだのだが、その意趣返しとも受け取れる答えである。
「……やはり正直に答えてはくれませんか」
ヤクトは小さな声でそう吐き捨てる。
狙いは何かという問いに対して、状況に応じて動いたと返すのは話が噛み合わない。
ヤクトは冬雪に裏の思惑があると断定した。
断定したのだが。
実のところは、冬雪と陽夏が出てきたのは目的があってのことではない。
タイミングや機会が合えばティオや、あまねくあたりも姿を見せていただろう。
というのも四天王は各々、魔王城内に自分の区画を完成させている。
それは“私の考えた最強の試練”であって自信作である。
人がアスレチックコースを作れば、お化け屋敷を作れば、あるいは部屋を理想のインテリアで飾れば何をしたいと願うのか。
そう、披露したいのだ。
勇者勢にステージクリアの希望を抱いて入場してもらって、悔しい思いをさせて追い返したいのだ。
特にこの姉弟は、自分たちのダンジョンを攻略された事で得た挑戦権を相手が所持している以上、その挑戦者たちは魔王城内の区画までクリアする必要がない。
でも見て欲しいので、こうやって遊びに出てきたのだ。
なので、冬雪と陽夏に真の目的があると言うなら、それは“遊びに来て欲しい”という思いに他ならない。
「あがっ! ぐわああああぁぁぁぁっ!」
ヤクトが思案を巡らせていると、叫び声が上がる。見るとピースフルが口をおさえて頭を振っており、冬雪がしたり顔で笑っている。
ヤクトは状況を理解した。
冬雪がピースフルにワサビ入りシュークリームを食べさせたのだろう。
つまり冬雪の勝ちである。
このシュークリームチェスに使用されているワサビは、一般的に食べられているものに比べて超強烈であり、罰ゲームにふさわしい刺激がある。
ここまで刺激のあるワサビを口にする機会は日常生活ではまずないだろう。
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛っ!!」
刺激に耐えきれず悶えるピースフルを見かねて冬雪が小瓶に入った薬を差し出す。
「ほい、味覚をリセットする回復薬がここにあるんだけど─────」
言い終わらないうちにピースフルは小瓶をひったくると口に流し込む。
「んぐっ…………ぷはっ! 助かったぜ」
飲み干してすぐ効果があったのだろう、ピースフルが復活する。
回復薬と言うだけあって後味も残らないようだ。
そんなピースフルに対して、冬雪は悪い笑顔を浮かべる。
「─────それ、魔法攻撃耐性がついた特別製で50万ユニするんだよね」
「はっ!?」
ピースフルは「しまった」という顔をする。
弱みに漬け込んだぼったくり商法だった…。
冬雪の言う通りの耐性効果が発揮されていることをログで確認してから、ピースフルはおそるおそる口を開く。
「…冬雪…さん? 流石に50万ってのは…高すぎるんじゃあないかい?」
「そう言われてもなぁ…。君はもう飲んじゃったじゃないか。
僕は君に値段を提示する用意があったけど、言う前に飲まれちゃったしなぁ…。
君はその薬を味覚リセットの効果があると認識して飲んで、正しく効果が発揮されたんだ。
もう売買は成立してしまったと考えるのが自然だよ」
さも当然と言った顔で冬雪はそう返す。
「くそ…初めからここに持っていくつもりだったな…?」
ピースフルにとっては全然払えない額というわけではないのだが、味覚リセットは普通に買うなら500ユニ程度の支払いで済んでしまうアイテムである。
油断を突かれた結果、普通よりも飛び抜けて高額な料金を支払わなくてはならない。
その屈辱が、ピースフルに精神ダメージを与えているというわけである。
ヤクトはそんなやり取りを眺め、究極英雄の顔とも言える人物がやられっぱなしなのも気に食わない。
とりあえず助け船を出すために動き出す。
「そのアイテムは売買契約を結んではいませんでしたよね? システム上のアイテムトレードを用いない口約束では、取引可能な金銭の上限額は5000ユニだったはずです。
更に申し上げるなら、セーフゾーンではアイテムの強奪は不可能ですので、貴方の心のうちにピースフルさんにアイテムを提供する意思があったと考えるのが妥当でしょう。
貴方が善意で差し出したアイテムをピースフルさんが受け取って使用したと言う形になりますから、こちらがお支払いするのは“謝礼”となります。
よって金額の決定権は我々にありますね?」
チェス盤を挟んだ2人を見下ろすようにしてヤクトはそう述べた。
その言葉を聞いて、苦い顔をしていたピースフルは喜色を帯びる。
「へ、へへ…。そういうことらしいぜ冬雪さんよ? まー、緊急事態だったし、割高だけど5000ユニ支払わせてもらうぜ?」
ピースフルは立ち上がるとメニューから所持金をアイテム化しようとするが、冬雪はそれを押し留める。
ピースフルが何かを言う前に口を開くが、その視線はヤクトを捉えている。
「選ばれし英雄ヤクトさん」
「はい?」
「あなたの言葉は確かに正しい」
「そうでしょうとも」
呼びかけに勝ち誇った顔で応じる。
ヤクトを“選ばれし英雄・ヤクト”というフルネームで呼ぶのは彼に対する挑発の意味で行われることがあるが、続けて彼の言葉を認める発言をした事で冬雪が論破されたことを認めたのだと思ったのだ。
「…ですが、あくまでもそれは…」
「うん?」
冬雪が笑みを浮かべていることに気づく。
「売買契約が成立していなければの話、だね」
「なに?」
ヤクトの顔から余裕の感情が消え、冬雪を貫くような鋭い目つきに変貌する。
瞬時に周囲へと視線を回して辺りを注意深く観察する。
構築した論理が崩壊する原因は見落とした情報によるものと相場は決まっている。
「一体…何が…」
冬雪があごでしゃくるようにして、ある一点を示す。
釣られてその方向に目を向けると、テーブルで雲ちゃん、プロミネンス、陽夏が楽しげにお茶会をしている姿がある。
「…。あれが何だと……ハッ!?」
何かに勘づいたヤクトがメニューを開き、その内容に愕然とする。
「気づいたかい? 一応ここは僕の片割れの四天王、陽夏が開いた喫茶店でもあるんだ」
「ぐ…こんなことが…っ!」
ヤクトが出し抜かれた悔しさに耐えかねるように歯を食いしばり、彼の種族:吸血鬼の特徴である牙が露わになる。
怒りのあまりにスキル『狂化』が発動し、目は赤く光り黒いオーラが瞬くが、この場がセーフゾーンだったのが幸いしてすぐに沈静化する。
「なんだ? 何があるってんだ?」
2人の情報戦に振り回されて状況が読めないピースフルが右往左往する。
冬雪がにっこり笑うと口を開いた。
「ふふふ、君にもわかるように教えあげるよ」
冬雪は演技するように大仰に振る舞う。
「さて、ヤクトさんが争点にしたのは僕と君の間に売買契約が成立しているかどうかだ。
詳細は省くけど、お店などの買い物ができるエリア以外で、口約束で、値段を後出ししたことがそう断定する要因だね。
しかし、さっきも言ったように、ここは僕ら四天王が運営する喫茶店なんだ。
ちゃんとゲームシステムに準じた申請をして開店したものさ。
そして喫茶店は一般的に料金は後払いだし、注文は当然口頭になるはず。
つまり君は喫茶店で陳列された商品を店員に断りなく飲んだということになる。飲んだ後から金額を交渉する余地はないんだよ」
冬雪が長々とした説明を終える。
どう足掻いても覆らないということであり、究極英雄側には沈黙が訪れる。
やがて、ぽつりとピースフルが声をだす。
「……わかった」
ピースフルは、もはや言い値を支払う以外に道はなく、敗北は敗北として認める姿勢だ。
しかし、それはそれとして英雄がメンツを潰されたというのは我慢ならないものがある。
ヤクトは仲間が罠師が罠に嵌められたことに気づかなかった事実より、状況を読みきれずに論破したと勝ち誇ってしまった自分への羞恥に打ちのめされている。
それらの様子を見て冬雪への敵愾心を強めるダークネスシャーク。
4人の間に流れる殺伐とした空気は剣山のごとくであった。
一方で、娘3人のお茶会は暖かな空気の中進む。
「ん〜っ! 美味しいっ! どうしてレアチームとベリーってこうも合うのかしら? それに、この滑らかさは都内の有名店…カンパネィラ・ド・ヒロシさんのものを思い出すわ」
「わかるのっ!? アタシあのお店のチーズケーキを参考にして作ったの!」
「そうなのね。あのお店のものと比べても遜色ないレベル…いえ…むしろこっちは香りがついている分こっちの方が好みだわぁ」
プロミネンスは頬を抑えて口元を緩める。
普段のスリムでクールな状態から完全に毒気を抜かれてしまっており、単純に感じのいいお姉さんと化していた。
「ああ、夢を見ている間にしか食べれない幻のスイーツだなんて…世界は小憎たらしいものよね。どうにかして
「それなら、あの…アタシその3種盛りのチーズケーキだったら現実でも作れるわ…よ?」
味の違いがわかるプロミネンスに自分の料理を手放しに褒められたことに照れながら、陽夏は控えめにそう答えた。
尚、その言葉に対する反応は劇的だった。
「なぁんですってぇ!?」
飛びあがらんばかりにプロミネンスが驚愕の表情を浮かべ、陽夏に顔を寄せる。
「あなた…プロのパティシエだったの!? いいえ、この腕前が現実世界でも同じなら頷けるわね…自分のお店は持ってる? 詳しく聞きたいわ、予約はできる?」
グイグイと来るプロミネンスに圧倒されながらも陽夏は口を開く。
「アタシはまだ…ただの学生で…です。
調理師の道を目指していみたいって思ったりもしてるけど、でもお料理が楽しいって思えるからそう考えてるだけで、その世界に通用するのかなって……」
「絶対世界で通用するレベルに成長するから修行してお店出しなさい。私が常連になるし、必要ならプロデュースもするわ! あなたのお店のケーキを現実でも食べさせてちょうだい」
力強く言い切るプロミネンス。
「わたしも、食べたいな。おいしいもの」
雲ちゃんも追従してゆったりアシストする。
「そう…かな?」
「ええ、これだけの腕前があって、それを楽しいとか幸せに感じられてるなら活かさない手はないわ。
応援するし、相談があるならお姉さんが聞いてあげる。これでも職業柄顔が広いの。
とりあえずフレンドになりましょ」
「わたしもぉ」
「えへへ……はいっ!」
陽夏は少しだけ涙を滲ませて元気よく返事をした。
このように“優華の人生を決めた瞬間”が展開されていたわけだが、その双子の弟の環境とは空気の温度差が極端だった。
チェスにより始まった法外請求とメンツの戦いは、もしセーフゾーンじゃなければ一触即発で戦闘に発展していたことに間違いはない。
趨勢は完全に冬雪に傾いている。
腹を括ってピースフルが支払いに応じようとするが、今度はヤクトがそれを押し留める。
「…待ってください」
怒りと屈辱からようやく我に返り、冬雪を正面から見据えることができるほどに回復する。
「四天王、冬雪…さん。私と賭けをしませんか?」
「…いきなりな提案ですね。既に僕に注文をつけられるほど状況は甘くないと思いますけど、まぁ、聞くだけ聞いてあげますよ。言ってみてください」
冬雪は相変わらず挑発と皮肉を混ぜるが、ヤクトは精神に鎖を巻いたがごとく己を鎮めて話を続ける。
「聞いてくれるなんてお優しい。では遠慮なく申し上げますが、今度は私とチェスで勝負しませんか? もちろんピースフルさんと対戦したのと同じゲーム、同じルールです。
そして、私が勝ったら“50万ユニの支払いの帳消しと魔王城の攻略情報“を頂きたい」
堂々と宣言したヤクトに比べ、冬雪は唖然とした顔をする。
一拍おいて、冬雪は静かに笑い始める。
「くくく…。本気で言ってますか?
そんな“こちらの負けを無かったことにしてほしい”だなんて都合のいい条件を誰が呑むんですか?
そんなの僕が断ればいいだけで済む話じゃないですか。それとも、僕のプライドを焚き付けて“勝負から逃げるつもりか”なんて陳腐なフレーズで賭けに持ち込む気でいたんです?」
お話しにならないと冬雪は一蹴する。
その反応を読んでいたかのようにヤクトは言葉を続ける。
「私が負けたあかつきには“500万ユニの支払いと、貴方の四天王区画に究極英雄が挑戦する”というペナルティを負うとしましょう」
「……何だって?」
冬雪の表情がが訝しむ様子に変わる。
ヤクトは冬雪の様子を細かく観察して、起死回生の策が成ったことを悟る。
冬雪がすぐさま却下の言葉を返さない以上、ヤクトの提示した条件は確かに興味を刺激したのだ。
であればもう一押しすれば冬雪を勝負の場に引き込めると判断し、今度はヤクトが主導権を握って話し始める。
「私の提案があなたにとってどれほどの価値を持つか、ご理解いただけたようで幸いです。
であれば貴方にわざわざ真意を説明するまでもないでしょう。
では、貴方の言葉に則って、あえて陳腐なフレーズを使わせてもらうとします。
“ご自分の作った四天王区画に自信がないのですか?”」
「ぐぬ…」
冬雪の顔から余裕が消えたのをみて、ヤクトは相手が挑発に引っかかったことを確信した。
そうして冬雪は僅かな時間、陽夏を眺めた後、答えを返した。
「いいでしょう。言葉に乗せられたようで気持ちの良いものではないですが、そこまで言うなら、あなたとの賭けを受けてあげますよ」
─────冬雪はのちにこう述懐する。
「無視すればよかった」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます