第63話 ヘンリーの独断専行
「このスキャナーの対象をスキルから”オブジェクト“に切り替えたら、見ての通り。
つまりですな、ヌル・ぬる様……あなたは我々運営陣と同じようにゲーム用オブジェクトを生み出しちまった。ってことなんですわ」
「………」
一拍の間がある。
説明を聞いていた3人とも呆気に取られた顔をしている。
それはそうだろう。
どんなにすごい能力を持ったプレイヤーであっても、運営開発と同じようにゲーム世界そのものを書き換えることはできない。…はずなのだ。
その不文律を破ってしまったとあれば、驚きのあまり言葉を失っても当然である。
「そ、それって、大問題じゃないですか!」
ようやく状況を飲み込めたハチコが声を上げる。
「ええ。仰る通りです。映像のこの場面を見てもらえますか」
オブシディアンが映像を示す。
「コレです、ここ」
触手が両手に合わせて追従する場面を指差す。
「この触手の動きなんですがね…。
我々の“オブジェクト作成”の際に用いるオートアクションの動きと一致するんですわ。
それだけじゃなくて“設置”とか“起動”のときに使う動きもそれぞれ触手が再現してるんです。
…偶然の奇跡って奴ですかね?
まぁ触手がたくさんありゃあ、こういうマグレも起きるかも知れませんが」
オブシディアンはやれやれといった風体で、映像の触手の動きと同じ動作をやって見せる。
彼の動きに合わせ、何もないところに小さな箱が出現し、一瞬のうちに宝箱のデザインへと姿を変える。
そしてパカッとフタを開ける。
「こういう通りですわ」
オブシディアンは中から小さなフィギュアを取り出して3人に見せる。
「ええと、問題ないのですか? その…GM特有の動きを私たちに説明してしまって。業務上の機密なのでは?」
「いやぁ、問題ないですね。救済措置などを行使する場合には隠さずお見せしているものです。ハチコ・リード様は我々から呼び出しを受けたことがない模範的な方でいらっしゃいますが、実のところ常連のように関わられる方々には見慣れた動作でもあるのですよ」
返答を受けて「そうなの?」とハチコがあまねくに視線で問うと、問われた方は瞑目して肯定する。
「オブジェクト関連の動作は簡単ですからね。完全に真似ることができる方もそれなりにおられるんですよ。しかしまぁ、プレイヤーの皆様はオブジェクトに干渉する権限がありませんから、現状で問題ないというのが我々共通の見解でした」
そこでヌルに目を向ける。
オブシディアンの言葉が過去形になってしまったのは、ヌルという実例があるためだ。
ヌルはスキャナーと黒い球とを交互に眺める。
「オブジェクトに干渉する権限…ですか。そんなものがなんで自分にあったんでしょうか?」
「それは…」
オブシディアンが答えようとするが、言葉を止める。
ヘンリーが小さく手を挙げていたからだ。
おそらく運営チームへの報告が終わったのだろう。
「現時点ではなんとも言えない状況ですね。
個人的な見解としては、直近の出来事は魔王城における区画建設でしたから、その管理権限と関係ある可能性を疑っているところです」
と、尤もらしい言葉を並べるが、嘘である。
ヌルがバグから生じたイレギュラーである以上、原因はヌルそのものと断定していい。
しかしヌル本人も含め、あらゆるプレイヤーに魔王の存在が不具合であるという情報は明かしてはならない。
ゆえにこの場では有耶無耶にしつつ、事後対応としてヌルの権限を修正する他に手段がない。
「ご協力いただたおかげで今回の経緯も判明しておりますので、あとは我々の対応をお待ちいただければと思います」
「分かりました。…自分は特にペナルティなし…ということですよね?」
原因らしきものは特定できたし、自分に非はないことがわかったが、念のために確認する。
「もちろんです。しかし、可能でしたらもうしばらくこちらでお待ちいただきたいです。
専門の担当者が本日中の修正対応を行いたいと申しておりまして、このままその作業に入りたいのです」
「えっと…」
ヌルは少し考え込む。
ダイダロンやノ・ヴァとの予定がそのままだったが、2名ともGMの世話になっていると聞いているし、こちらの事情も伝わっているだろう。
このままGMを振り切って戻ったとしても修行の続きは再開できない以上、了承するべき提案だろう。
「分かりました」
短くそう返事する。
「じゃあ、我々は戻りますかね」
オブシディアンが何もないところにドアを作り出す。
ハチコとあまねくを招いて、ドアのノブを引いて開くと、その向こうに魔王城の内装が見えていた。
ハチコはヌルに何か言いたそうな素振りを見せていたが、オブシディアンに促されてあまねくとともにドアの向こうへと消えていく。
2人を送ったあと、オブシディアンが振り返る。
「お前1人で大丈夫か?」
「もちろんです。マニュアルもありますし」
「じゃあ、あとは任せた」
「はーい」
2人の口調が少し砕けているのはハチコやあまねくといったゲストを帰したからか、あるいは事態解決の目処が立ったからだろうか。
やがてオブシディアンがドアをくぐると自動で扉が閉まり、この監獄と魔王城とを繋いでいた道が消失する。
それを確認して、ヘンリーがバッと振り返る。
「お話ししましょう! ヌル・ぬるさん!」
「……はい?」
「───で、あの時のヌルさんの動きが素晴らしくてですね、僕は思わず歓声を上げちゃったんですよ」
「よく覚えていますね…」
オブシディアンを見送って以降、ヌルはテンション高く喋り倒すヘンリーの言葉に圧倒されていた。
もちろんヌルはダンジョンのボスや、それをどのようなスキルで倒したのかは覚えている。
しかし、一つ一つの戦いにおける流れや自分の動きなど鮮明に覚えているはずもなかった。
それをヘンリーはたった今見てきたかのような態度で正確に思い出し、隣にいた人物のように語ってくる。
「やっぱり、特に思い出深いのは最初の領地となった“森”ですか? 何せ、あの時のヌルさんは初心者ながら一流のプレイヤーのごとく動けるようにとモンスターへの対応を精一杯頑張っておられましたし、あの後の快進撃は今でも…」
「いや…その…」
第三者視点で自分の動きが語られることは、自分を客観視できる利点はあるのだが、ヌルが思い出したくないような恥ずかしい場面も鮮明に思い出させてくる。
特に当時の“森”はハチコと仲良くなるきっかけだったものの、ヌルの中では失敗の記憶でもあるため「いい思い出」と割り切れるほど単純なものでもないのだ。
「え、えっとヘンリーさん! お願いがあるんですけど!」
「はい! 何でしょうか?」
「あ、えっと」
強引に話題を変えるために思わずお願いなどと口をついて出たが、何かを考えての発言ではなかった。
「あー…、あっアドバイス! そう、アドバイスをもらえませんか? ヘンリーさんがこんなにも詳細に覚えていることにびっくりしたんですけど、俺の動きをそれだけ見てたなら、さらに強くなるためのヒントがもらえるんじゃないかって思ったんです!」
口から出まかせとはこの事だろう。
ヌルは言いながら流石に無理があるお願いだなと思う。
絶対に中立のGMが、プレイヤー個人が強くなるためのアドバイスなんて言えるはずがないのだ。
「えっ!? アドバイスですか? うーん…」
ヘンリーにしてもヌルの発言は驚きだったようで、考え込む姿勢を見せている。
ヌルは無茶なお願いを振ってしまい申し訳ない気持ちになるが、ヘンリーの話題を逸らすことには成功したので却下されて当然という認識だった。
「ふむ、そうですねぇ…」
当然のことながらGMは特定の個人に肩入れしない。
運営スタッフというのはそういうものだろう。
ところが、ヘンリーはGMの中で最もヌルに肩入れする人物である。
ヌルのお願いを断らないどころか、不思議な反応を見せる。
「ああ、そう言えば、念の為にやっておきたいことがあったんですよ〜」
まるでイタズラを企む子供のような、楽しげな声色で話し始める。
「今回の黒い球ですが、ヌルさんの戦闘中に症状が発生したわけですよね。
あー、つまりー、もしかしたらー戦闘をさらに追究することで別の新しい症状が発生することがあるかもしれないなー」
どこに向かって喋っているのか、ヘンリーは非常にわざとらしい態度をとりはじめる。
「こういう場合、こちらから打診して戦闘を行うことはできないんだよなー。でもなー。
お客様に安心してプレイしていただくために、あくまでも事態解決のサポートとしてGMを対戦相手ご指名いただくことは可能なんだよなー。
もしそうなったらこちらも仕事だからなー、
戦闘中に色々と説明しながら対応することになるだろうなー」
ここまでわざとらしく言葉にされれば、察しの悪いヌルでもヘンリーの言葉を理解できる。
つまるところ、ヌルが黒い球の他にも不具合がある可能性が不安だという“建前”でヘンリーに対戦相手となるように依頼すれば、ヘンリーは不具合発見のための指示をするという“建前”でヌルに戦闘用のアドバイスをするということになる。
これはどう見ても1人のプレイヤーに対する肩入れであって、GMの行いとしてはグレーゾーンを突き抜けてアウトのはずなのだが、辺見はこの黒い球が関連する状況に限ってのみ事態解決に向けた裁量権を持たされている。
ゆえに、ヌルに例えばアイテムを与えたり、スキルを覚えさせるような事をしない限りは「必要だった」と言い訳できてしまうのだ。
「じゃあ、ええと、ヘンリーさん。
この黒い球以外に異常がないか確かめたいので戦闘実験を行いたいんですけど、相手になってもらえませんか?」
「はい! かしこまりました!」
どうやったのかヘンリーのフルフェイスのメットの表面にキラキラと目を輝かせる顔文字が映ったのだった。
ヌルの触手がヘンリーに高速で迫る。
それをヘンリーは丁寧に切り落とす。
ヘンリーの装備は剣と盾というオーソドックスなスタイルだったが、その武器は光が具現化したようなビームソードとビームシールドの組み合わせだ。
ヌルが迂闊に触手を差し向けると、たちまち切り落とされてしまうため、ヌルが攻めあぐねている状況と言える。
「やっぱり、こういう状況を打開するには必殺技が必要なんでしょうか?」
「いいえ、ヌルさん。僕はそうは思いません。僕が思うに、あなたは型にはめない戦闘スタイルの方が強いと思うんです」
「型にはめない…?」
「ええ、必殺技を持つということはその技で決着をつけるための戦略を組むということ。決まった形のパターンで攻めるということになります。
例えどんなに完璧な戦法と必殺技でも完全無欠ということはあり得ません。そして、ヌルさんはラスボスとして攻略“される”立場にあります。
勇者勢はきっと、ヌルさんへの攻略方法を編み出すための情報共有を惜しまないでしょう。
決まったパターンでの戦いは相手に攻略の切り口を与えてしまう…それだったら型に囚われないスタイルが適切だと思います」
ヌルは神妙に頷く。
確かにノ・ヴァの“破導受け”などは、それと分かって対策を積めば撃ち破ることは難しくない。
さらに追加するならばピースフルの“究極英雄”はそれを攻略することより、そもそも発動させないように立ち回る方が自然である。
ヌルの修行で必殺技を編み出す方針が決定したのは、ひとえにダイダロンとノ・ヴァが正面からぶつかる事を好むタイプだからだろう。
そう考えるとヘンリーの説明は筋の通った納得のいく内容である。
「つまり、ヌルさんの最大の武器である逸脱したパラメータをより全面に押し出すのが一番です。そしてその上で申し上げるんでしたら、今の状況でも目標にできる要素は2つあります。
一つ目には『自分の体をより把握する』こと。
二つ目に『小手先の技術を揃える』ことです」
ヘンリーは指を1、2と順番に2本立てる。
ヌルから疑問も否定の声も上がらなかったことから、ヘンリーは一旦の同意を得られたと認識する。
「一つ目の『自分の体をより把握する』ことですが、ヌルさんはご自分の触手がどこまで伸びるか把握してますか?
あるいは、ご自身の中で一番早い移動がどのような動きか検証されたことはありますか?」
その言葉にヌルがピクリと反応する。
ヌルが思い返せる範囲の中では、ない。
触手を精密に動かすことに関してはしっかりと訓練した記憶はあるし、完全に肉体の一部として操作することができる。
しかし、体全体で“どこまでできるか”となると完全に理解している自信はない。
「いいえ。言われてみると試したことはないですね。でもそれが重要なんですか?」
ヌルは僅かに苛立ちを示すように短く返す。
自分のこれまでの訓練が足りないと言われているようで少し反感があったのかもしれない。
「ええ。できること、できないことを理解すると一つ一つの攻撃方法の選択が最高率のものを選ぶようになります。言い換えれば、攻撃のミスが減るということでもあるんですが、より重要なポイントがあります。
私はヌルさんのパラメータを計算したことが何度もありますけど、その結果に対してヌルさんが普段出しているダメージの数値が低いようなんです。ヌルさんの普段の攻撃はまだまだ全力に届いてないということ…裏を返せば、自分の性能を知ることは、純粋にダメージの底上げに繋がります」
説明の長さの割に答えがシンプルだったものの、流石にこの答えに不満を唱えるほどヌルは不勉強ではない。
「なるほど…」
「ヌルさんは全プレイヤー最強の肉体ですので、それを引き出すだけで十分強くなりますが、敵の存在を想定した戦略的な意味では先程の二つ目である『小手先の技術を揃える』ことが重要になります。
これは難しい説明はいらないでしょう。
あなたの触手につけるパーツをより効果値の高いものにすることと、相手への妨害する効果を含めることがメインの方針です」
「ふむ…」
まるで、あまねくのような尊大な反応をするヌル。
ヘンリーの言いたいことはわかるが、このことにおいては自分の経験が勝るだろう。
これまで様々なパーツを駆使して戦ってきたのだ。今更言われるまでもないというのがヌルの素直な感想である。
「効果値の高いパーツをつけるのはもちろんですけど、小手先の攻撃をパーツに設定したところで、あまり意味があるとは思えませんが…。
例えば、弱毒を産む毒針を装備したところで役に立たないのは今更でしょう。相手は魔王城に来れるような最高峰のプレイヤーなんですから」
最高レベルの合成獣としての自負を現すようにヌルはそう返答するが、その答えを予想していたかのようにヘンリーは笑う。
「フフフ…。ええ、そうでしょうね。ですけど、役に立たない、とは本当にそうでしょうか?」
「うん?」
「ヌルさんの装備したパーツ…それがどのような効果をもたらすのか、あるいは戦闘においてどの程度役に立つのかを知ってるのはヌルさんだけです。
レベル255の魔王が繰り出す毒針です。仮にそれが弱毒だと分かっても警戒を解くことができるでしょうか? 最強の魔王に弱い攻撃がついている…そんなチグハグな状態を放置できますか? 毒を受けたとして魔王の策略の土台なんじゃないか…。そう考える人がほとんどでしょう」
半信半疑という態度でヘンリーの話を聞いていたヌルだったが、思い当たるものがあって、ふと呟く。
「つまり…情報で殺す…?」
かつてハチコが何かの場面で同じような事を言っていた事を思い出す。
相手に不要な情報を積み重ねていくことで相手の判断力を低下させ、戦局が有利に働くように仕込むのだ。
「それは近い考えです。僕がヌルさんにお勧めしたいのは、小手先の行動でもヌルさんが行えば十分に隙を作れるという事なんですが、情報で相手を妨害する効果ももちろん見込めるでしょうね。
仮に弱い性能でも、ヌルさんが毒・目眩し・移動阻害・召喚術・陣地形成などの状態を同時に発生させたりしたら初めからパーツの効果を知っていない限り対応しきれないでしょう」
自分が多数の状態異常攻撃を乱発する姿をイメージして、ヌルは無言で頷く。
触手の器用さは自信がある。
それを戦闘に落とし込めば確かに手応えはありそうだと認識したのだ。
「それに、すでにご存知かとは思いますが、パーツ自体の性能も倒したモンスターの強さによって上下しますからね。
レベル15の毒蛇モンスターの牙と、レベル150の毒蛇モンスターの牙では毒の効果も全然違いますし、より強い効果のパーツを装備すれば単純な小手先の能力とは呼べないほどの差が出るでしょうね」
ヌルはうんうんと頷く。
ヘンリーが言っている事は『触手には特殊効果のあるパーツを付けましょう』という改めて考えるまでもない合成獣の基本中の基本だ。
しかしヌルはパーツを、肉体の能力値を上昇させる効果を優先的に用いていた。
魔王として上位者に立った時、パーツをどう組み合わせるか、深く考えすぎて迷走していたのだ。
合成獣はユニバースでは新規の種族であり、ヌルは種族上の先輩がいなかった。ゆえに、合成獣の設定に関するアドバイスはヌルが最も求めていた内容とも言える。
おそらくヘンリーはその事を分かった上で、ヌルに対するアドバイスというこのギリギリ黒いグレーゾーンに足を踏み入れているのだろう。
ヌルは何故ヘンリーがここまで肩入れしてくれるのかわからなかったが、受けれる限り差し伸べられる手は取ろうと考える。
「……ちなみに、お勧めのパーツはありますか?」
これはもう単純なアドバイスの範囲になる。
答えてくれないだろうなという思いを持ちつつダメもとで尋ねる。
「ハイッ! 個人的にはバークイーグルの嘴が強いと思いますよ! あとあと、深淵踏破団の隊長の頭が────」
「コラーーーーーーッ!!」
素直に教えてくれたヘンリーに対してヌルが驚く中、それらを遮って咎める叫び声がある。
2人が振り返ると「GMイオン」という名前の人物が仁王立ちしていた。
「ヘンリーっ!! 今キミがしていることは、キミの職務命令を逸脱している! ゲートさんから直々のお呼び出しがかかったぞ。今すぐ行け!」
「ふぁーい…」
ヘンリーがつまらなそうに返事をすると、そのまま姿が掻き消える。
その様子を見届けて、イオンはヌルに振り返る。
「この度はお手数をおかけいたしました」
丁寧という言葉を体現したようなお辞儀をする。
「では、早速ですが、ヌル・ぬる様のデータをチェック、修正に入りますので、そのままじっとしていてくださいね」
「は、はい」
先程とは空気がガラリと変わってしまった事に戸惑いつつ返事をする。
イオンはそれを緊張と受け取ったのだろう。
少し態度を崩して語りかける。
「ああ、ご緊張なさらず。自然にしていただければ、時間をかけずに完了しますので。
とはいえ……そうですね、こちらの事情でただ待機していただくのも心苦しいので、この後に向けたお話をさせていただきますね」
イオンはメニューに向かって、ヌルのステータスを確認したり、何かの操作をしながら手を止めずに話し始める。
「今回のことでヌル・ぬる様を中心として数名のプレイヤーの皆様にご不便をおかけしてしまいました。特に、ヌル・ぬる様はゲームお立場がある中で貴重なお時間をいただいております。
この事に対する補填などもお話させていただきますね」
この後ヌルはその補填に関して聞かされ、オブジェクト作成の動作やGM専用の動作を繰り返し試行させられた後に、問題が完全に解決したとして魔王城に戻されるのだった。
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