第3話 /nullという名前がもたらしたもの
都内。とあるビルの一室。
ゲーム「ユニバース」運営チームは頭を抱えていた。
その原因はゲーム内で発生した混乱と同じ理由だが、彼らはこの騒動を収める立場のため空気が重い。
「それは、事実で間違いないんですね?」
「はいぃ…。プレイヤーデータを見てもレベルが255ですし、実際に渋谷さんがゲーム内で確認してくれました。」
「分かりました。該当のプレイヤーデータは破損修復状態を名目にして、ログイン制限。各リーダーで対策を検討します。」
「ゲーム内でおかしなプレイヤーが出現した。」
そんな一言から運営チームは慌ただしく動き回った。そして現在の状況にある。
チーフディレクターが全体回線を使用して会議を開始する。
「えー、では全体で現状の把握共有と、今後の方針と対策検討を始めます。まず、レベル255のプレイヤーが誕生した経緯をお願いします。」
「はい、GMチーム笠原です。先程担当者の聞き取りが終わったのですが、対象プレイヤーが強制ログアウトを希求、エリアが戦場扱いだったので規約に従い、確認後にペナルティログアウトで対応しました。」
音声を聞いている多くの開発メンバーがその事にどんな関連性があるのか首を傾げると、別の人物が引き継ぐ。
「サーバーチームの水谷ですー。問題はそのプレイヤーのレベルですね。
レベル1の経験値0でペナルティを受けて、経験値がマイナスにオーバーフローした結果、レベル255になった事がログから判明しました。」
チートによるデータ改変を疑っていた一定数のメンバーが、想像を外れた事になるほどと思うと同時に苦い顔になる。
チートはチートでマズイのだが、現状はそれ以上に悪い。
チーフディレクターが口を開く。
「レベル1のプレイヤーがログアウト不可のエリアに到達するのは不可能なはずです。そのプレイヤーは何処にいたんです?」
「新エリア、魔王城予定地ですね。データから分かりますが、このプレイヤーはVer3.0のメインイベントである”魔王“に選出されています。」
リーダーではないチームメンバーから「はぁ?」とか「おいおいマジかよ」と言ったボヤきが聞こえる。それはチーフも同じで、当然の疑問を口にする。
「レベル1のプレイヤーが魔王に選出されたんですか? それはありえないでしょう。選出シュミレートは全体で何度も行いましたし、メインAIの”アルカナ“に誤作動が生じたという事になります。アレはユニバースの心臓部ですよ? えっとAIチーム?」
「聞こえてます。AI班後藤です。ご存知の通りアルカナは魔王の選出にあたって三段回の検査を行ってます。1にブラックリストに名前が登録されていないか。2にレベルが100未満ではないか。3にプレイ時間が200未満ではないかと…あと平均時間が3時間あるか。ですね。」
多くのメンバーはうんうんと頷く。
選定基準に穴がないか自分も見たし、各班メンバーで誰が魔王に選出されるかも試した。
「ですが、このプレイヤーが/nullというユーザー名であった事で、1段階目のプレイヤーネームチェック時にスキップが発生。以降の計算を飛ばしてこの人物を魔王として確定させました。という答えがアルカナから返ってきました。」
一拍の沈黙が訪れる。
またしてもチーフが皆の疑問を口にする。
「このプレイヤーネーム、レベルによるバグの影響じゃないの? この名前で登録されたの? ログは見た?」
「見ましたー。ネーム申請、キャラログ、登録名。全部同じ名前であることを確認済みですー。」
そう返したのは誰だったか。
調べたのは複数班で、それぞれで同じ答えだったんだろう。
チーフは救いを求めるように尋ねる。
「プ、プログラム班〜?」
「はぁ…。プログラム梓です。ウチの班の責任ですか〜? 確かに元を正せばウチのミスですけどぉ。こんなの防げるわけないですよ。はぁ…。」
「どゆこと?」
「この/nullってユーザーネームの入力方法ですけど、全アカウント初登録かつブレインゲームスさんの調整機通さずに機器を譲渡された状態で、ネームフェーズで名前入力欄を一切触らずで決定を2回押さないとできない上に、譲渡元がトップランカー3位以内の人って条件ですよぉ。どうやって見つければいいんですか! こんな条件!」
「ああ…。」
デキる女子で有名なプログラマー梓の悲痛な叫びに誰もが閉口する。
そりゃ無理だなと。
いわば、たまたま見上げた星に宇宙人が住んでいたような確率だろう。
それでもチーフは言うだけのことは言わねばならない。
「あー、各班、再発防止に努めてください。」
諦めから弛緩した空気が漂うが、予断を許さない状況ではある。
「で、対策を検討しないといけない。今だに多くのプレイヤーからバグじゃないかという報告が来ている。そして、この対応によってユニバースの、ひいては弊社の命運を分けると言える。」
「やはり全部公表してイベント巻き戻しにするべきでは?」
「それはマズイよ。ありえない入力があったからとはいえ、アルカナにミスがあったと認識されかねない。人格評価AIにミスがあったなんて思われたらブレインゲームスさんになんて言われるか…。下手すればライセンス取り消しだ。」
「じゃあどうするんですかっ! 事実としてレベル255のプレイヤーは存在している。この人を調べればスキル一個も所持してないし、初心者が魔王に選ばれたことなんて皆にバレバレです!」
「バレバレだろうと何だろうと、このプレイヤーを削除して守るべき物を守らないといけない! もはや体面を気にしている場合じゃないんだ。」
「私達がプレイヤーを悪人にして切り捨てるんですか!? 夢と希望を与え、彼らの最後の砦である私達がそんなことを…? そこに未来はあるんですか!」
「…。」
「…。」
沈黙。時折、涙声で「でも」と聞こえる。
ユニバースを作り、共に愛してきた者達である。
それゆえに、相手の言っていることは痛いほどわかる。だからこその口論。
決着はつかないだろう。
…上に立つ者が決断するまでは。
チーフディレクターとして苦渋の決断を迫られていたが、思いがけない声が沈黙を破る。
「あのぉ…。」
「ん? 誰だ?」
「渋谷です。遊び人の…。」
「え? あ、ああ…。」
遊び人とは調査チームの別名で、ゲーム内で普通にプレイして実際のプレイ感を測る役目だが、普通に遊んでるだけなので、仕事をしていないという意味での遊び人とも呼ばれている。
「多分、皆さんの懸念は何とかなると思います。」
「なんだって?」
チーフ始め、ほぼ全員が耳を疑う。
「まず、お忘れかもしれませんがー、プレイヤーには魔王に選ばれる基準は公開されていません。なのでレベル1のプレイヤーが選ばれたとしても、それ自体はおかしくないんです。ランダム選定で異常に運がいい人がいたと考えれば…。」
「それはそうだが、レベルが255もある件はどうするんだ? 既に隠せないぞ。」
「それも、魔王に関しては“いる”ということ以外は情報が公開されていませんから〜。魔王になったらレベルが強制的に255になると説明してしまえば問題ないかと〜。」
「確かに…。」
皆がこの状況を収める一手があるんじゃないかと希望に沸く中、冷や水をかけるような言葉がある。
「名前が空欄な件、このプレイヤーの名前はどうするのよ。どう見てもバグだし、ここだけはごまかしが効かないわ。」
いくつかのマイクが「ああ…」という声を拾う。
しかし、問われた方は安穏と答える。
「今プレイヤー達の中では、“魔王には情報収集を制限する能力が備わっている”という話が定説になってきています。スキルを何も持っていないんじゃなくて、隠されているんだ、って。名前も、正体が判明しないように隠しているんじゃないか。と思われているんです。なので、うまく情報を組み替えてしまえば、誰も傷付かずにコレを収められるんじゃないでしょうか…。」
水を打ったような静寂があった。
そこに誰かが「いけるか」と言った。「やれるんじゃないか?」と返事があった。
さざなみのように声は広がっていく。
誰もがユニバースを愛している。
プレイヤーにウソをつかなくてはならないが、これは世界を守るために事実になる内容だ、と互いに励まし合う。
その声に応えてチーフが結論を出す。
「渋谷くんの案を採用する! 全班でこの話に矛盾しないように情報を修正! プレイヤー通知に、初期の表示不具合として魔王の情報が表示されない能力が分かりにくかった、とする文面用意。それに伴って、本当に魔王に情報秘匿能力を追加! いまの空欄から秘密されてる事がわかるように。」
各班から応答がある。
一気に忙しくなったが、皆の顔は明るい。
そして“遊び人”に対する評価も一変した。
彼らこそ最もゲームを深く知っていて、唯一ゲームの真実を見ていたのだと。
皆の様子を眺めつつ、チーフは忘れていた指示を出す。
「レベル255のプレイヤー本人への説明だが…」
皆が「あっ」という声と共に一瞬止まる。
1番難易度の高い仕事である。
「笠原くん。GMとしてゲーム内で直接説明して欲しい。行けるか?」
「もちろんです。最高の結果を待っててください。」
再び皆が動き出す。その顔には安心があった。
ネゴシエーションに特化したゲームマスター、そしてGMのリーダーである笠原はこれまで何度も危機を救い、実績をもって信頼されている人物である。
ーーーーーーーーーーーーー
具体的な方策や対応が行われて数時間。
『GMアンブレラ』こと
というのも、接触を試みた件のプレイヤー『/null』が非常に温厚で丁寧な人物だった為である。
GMのみ許されている特殊能力「感情読み」によって、嘘を見抜けるアンブレラだったが、これまでの相手の中ではプレイヤー『/null』は話しやすい部類に入る。
対応してきたプレイヤーでは、表面では納得した態度を見せながら「怒り」や「企み」が見られる相手が最もやりづらかった。
しかし、プレイヤー『/null』は「驚き」「戸惑い」「落ち着き」「疑問」を繰り返しつつ、説明をよく聞いてくれている。この純粋なプレイヤーに不条理な終わりをもたらす結果にならなくて本当によかった。とアンブレラは本心から感じていた。
彼に説明を開始して数十分が経過した。
「なるほど、確かに自分も疑問だったんです。自動入力はもちろん、記号が使用できるとは思っていなかったので。ノリで決定を押したんですけど、未来的に実装される機能だったんですね。」
「ええ。お手数をおかけして申し訳ありません。こちら、リネームアイテムをお渡しします。この場でご使用いただけますでしょうか?」
専用アイテム「白紙の名刺」を渡すと、『/null』が空洞な顔の前でまじまじとアイテムを眺めている。
通常のプレイヤーは見る機会のない珍しいアイテムだからだとアンブレラは思っていたが、「疑問」の感情が浮かんだために考えを改める。
「如何なさいましたか?」
「あの…アイテムってどうやって使うんですか?」
「……っ!」
アンブレラの心に驚きと悔しさが去来する。
驚きはこれまで一度もされた事のない質問内容に。
悔しさはこれほどの生まれたてプレイヤーをこんなバグに巻き込んでしまった事に。
動揺を悟られないよう極めて冷静を装って返答する。
「消耗品、一度しか使えないアイテムは握り締めていただけますと使用できます。何度も使えるアイテムは、本であれば開く、ランタンであれば火をつけるなど、見た目に合った方法で使用できます。お渡ししましたアイテムは消費アイテムですので、にぎることでご使用いただけます。」
ややあって、目の前のプレイヤーが『ヌル・ぬる』に名前が変わったことを確認する。
アンブレラは念のためプレイヤーリストから彼の名前を表示して、前もって対応されていた「闇の力によって隠されている」の表示のままである事を確認する。既にその対応自体は彼に伝達済みである為、第一目的である“名前の問題”が解決したと他のGMに伝達する。
アンブレラは対応するべきもう半分の項目、スキルについての話をする。
通常、スキルはレベルアップによって習得する。
だがヌルの255というレベルはレベルダウンよってもたらされた結果である。
ゆえにレベルを254にさらに下げ、もう一度255にあげる事でレベル1〜150の処理計算を行う手段を取ることに決定した。
もちろんゲーム内の最大値は150なので彼以外は151以上にはならないし、254と255の数値を無理矢理設定している。
この事自体は伝える必要はないが。
「先程お話ししましたように、魔王に選ばれると、強制的にレベル255になるのですが、ヌル・ぬる様はそのタイミングがログアウト中であったために、スキルの習得が正常に行われませんでした。その対応として、レベルを1下げた後1上げる処理にて対応を行います。」
アンブレラの目にはヌルの「不安」「戸惑い」の感情が見て取れた。おそらく、何をしたらいいのかわからない為だろう。
「幸い、魔王のスキルには自身の経験値を消費する事で配下を強化する物があります。今後の魔王としての働きを覚える為にも、このスキルの使い方も含めて、魔王スキルを試してみましょうか。」
「あ、はい。よろしくお願いします。」
ヌルの「喜び」「安堵」を確認すると、具体的なスキルの使用方法を説明する。
「まずはメニューを右か左にスライドして頂きますと、専用の魔王メニューに切り替わる事をご確認ください。はい。それです。その中の『専用スキル』をタッチ頂きますと4種類ほどスキルが表示されているかと思います。まずは、その中の『魔物作成』を試してみましょうか。」
先程のアイテムの例で学んだアンブレラは先手を打って言葉を付け加える。
「スキルはメニューをタッチするか、スキル名を声に出す事で使用出来ますよ。
また、長押しする事で詳細をご確認いただけます。」
スキルの詳細な説明を読むヌルの感情が「落ち着き」から「ワクワク」に徐々に切り替わるのを見て、ことが順調に運んでいる確信を持つ。
ここは言葉を加えず、本人から疑問が上がった時に答えるべきだとも。
やがて、
「魔物作成!」
というヌルの声が響く。
…声がするが何も起きない。
しかし、アンブレラは焦らずにヌルを観察する。
作成スキルは発動後に作成する物の設定を選ぶ。
ゆえに彼が「不安」を見せなければ問題は発生していない。
しばらく後、ヌルのそばには2体のモンスターが出現していた。片方は悪魔を模したゆるキャラのような魔物で、頭上には『Lv.150 ちびデビくん/あまのジャック』とある。
もう一方は、『Lv.1 ミニデビちゃん/小悪魔』である。これは人気のある魔物で、サキュバスと呼ばれる種類である。彼の勘違いしていた“箱庭コンテンツ”でこの魔物を住民として配置するプレイヤーも多い。
なお名前は作成者がつけるため、彼のネーミングセンスは普通だと感じさせる。
アンブレラは頷くと、説明を再開する。
「はい。問題なく出来たようですね。この魔物は魔王の軍勢に加算されますので、このスキルは1日の使用回数分までお使いいただく事を推奨します。」
「あ、はい。」
「では、今度は魔王メニューのスキルから『魔力供与』の詳細をご確認ください。読み終わるか、疑問がございまししたら、声をお掛けくださいね。」
すぐにスキル詳細を見る姿から、ヌルがコミュニケーションに慣れてきた事を実感する。
彼が読んでいる『魔力供与』こそ経験値を消費して、配下のパラメータ、レベル、スキルを強化するスキルであり、支払う代償に応じた非常に強い効果を持つ。
「はい、一応読めました。」
「では早速使ってみましょう。ヌル・ぬる様の経験値の10000ポイントをこの、ミニデビちゃん…に使ってみましょう。」
「分かりました。…魔力供与!」
魔物作成時と同様にヌルの操作を待つ。
今度はすぐに効果を決定したようで時間を経ずに発動し、ミニデビちゃんのレベルが150に変化したが、アンブレラが確認したのはヌルのステータスの方だ。
『Lv.254 ヌル・ぬる 合成獣/魔王』とあり、計画通りレベルが下がった事を確認する。
GMの能力を用いてステータス詳細を確認し、レベルアップまで経験値があと1であることもチェックしておく。
これであとは、10ポイントの経験値を得るアイテムを渡すだけだが、あくまでも
先にするべきは『魔力供与』の効果解説である。
2体の作成した魔物のレベルは同じだが、パラメータには倍ほどの差がある。
これはスキルによる強化の恩恵であって、例えば自分の親衛隊のような特別に強い個体を選ぶためにあると説明をする。また、魔王としての見栄えの(設定的に不味い)ために、レベルを254未満にはしないでほしい事も。
「そして、これをお使い下さい。」
アイテム「おいしい小瓶」を渡す。
先程レベルを上げるという話をしていたためか、ヌルはアイテム詳細を見ると、すぐに使用する。
ヌルにレベルアップのエフェクトが表示されて、見た目がレベル150の合成獣に相当する姿になる。
大きく変わった点は胸に大きな宝珠が出現したところと、後頭部から背中にかけて蛇のような触手が生えた事だろう。
パーツとなる相手を吸収していないため、ベースは初期の合成獣のままである。
もちろん頭上のレベルも255に戻っている。
再びGMの能力を使い、習得スキルを確認すると目的が果たされた事を実感する。
既に、GMがサポートについた事、魔王が今回のイベントの目玉であり途轍もない偶然で選ばれた事、魔王の正体はゲーム攻略に影響が出るから、近しい相手以外には秘匿してほしい事…は話してある。
アンブレラはするべき事は終わったと判断した。
「これにて、魔王就任に関するサポートは終了となります。もちろん今後もお尋ね頂ければ、攻略に関わらない範囲でお答えいたします。」
「長い間ありがとうございます。わざわざ初心者だからと気を回してもらって。」
「とんでもございません。どうか今後もユニバースをお楽しみください。」
アンブレラは右手を差し出す。
ヌルは相手の意図を理解する。
自身もまた右手を差し出してアンブレラの手を握り…潰した。
「……え?」
「…あ!」
握られた手から空間がひび割れるエフェクト。
合わせて表示される50426! という数値。
瞬間、アンブレラは自分のHPが0になった事を察する。
ヌルの周囲に尋常じゃない「焦り」「不安」が浮かんでいるのを見て、これが知らずやった事だと認識すると、暗転する視界の中でアンブレラはそういえばと思い出す。
調査の渋谷曰く、レベル差が101以上あるため、アイテム渡すタイミングでも接触は避けるようにと。レベル255の魔王の能力構成上、GMを一撃で殺せるステータスを持っている。とも。
パニックを起こすヌルを残してアンブレラは消滅したのだった。
ーーーーーーーーーー
またユニバース世界の「バースレコード」には新しい記録が公開された。
『運営チームの化身:GMを撃破… 「闇の力によって隠されている」』
これもまた大きな混乱を巻き起こすこととなったが、当人は知らず。運営チームは頭を抱えたのだった。
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