4.5:反省会

「お疲れ、マーロン」

「...うん、そっちこそお疲れ」

「ゴメン、歯が立たなかったよ」

「いいよ、私もコテンパンにされちゃったっから」

「...凄かったね。ボクら、もっとやれると思ってたよ」

「...」

「マーロンと出会う前にあのフレンズ達と戦ってたら、残雪の言う通り自信無くしてたかもしれないなぁ」

「...れる」

「え?」

「私たちならやれる。もっと、やれるから!」

「...マーロン?」

「私、初っ端から銃を撃ちすぎた。アイレスと協力すること、軽く考えてた。だから負けたの」

「...」

「でも、負けた今それが分かった。次はもっと考えて戦えばいい!」

「...マーロン、二つ謝るよ」

「え…?」

「一つは今弱気になってたこと。もう一つは、キミの弾丸を恐れて思い切った攻めをしなかったこと」

「いや、それは弾幕張り過ぎた私のせい...」

「それを避けて戦う位の事、しなきゃいけなかったんだ。ボクらはそれができるだけの時間一緒に戦ってきたんだから」

「アイレス...」

「それに、オオタカとハヤブサはボクらを引き離した。きっとマーロンの弾幕が厄介だったんだ」

「...!」

「だからマーロン、しっかりと相手を狙ったなら存分に撃って。きっとボクには当たらないから」

「...分かった。そういうことなら作戦が有るんだけど」

「へぇ、何だい」

「かなりCrazyだけど良い?」

「どちらかというと大歓迎かな」

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