まさかの仲間割れ!何が一体どうなってるの?!

なっ、何がどうしたというのか、なんだこの肉片は?まさか四天王がこんなあっけなく、、

こんなあっけなく、、一瞬で、、、


その瞬間、頭の中を四天王との思い出がフラッシュバックする。


「きっ、貴様!!」


その瞬間、俺は怒りで我を忘れスーツ姿の女に剣を抜いて飛びかかっていた。


「ぶっ殺す!!」


そして俺は無意識に自分の特殊能力を出していた。


〔タイムロック〕俺は心の中で能力名をとらえた。


その瞬間!この世界の時が止まる。


そうだこの俺の特殊能力は世界の時を止める事。

すなわち最強!今からこの女の首を切り落としてやる。


動かないスーツを着た女のクビに俺は刀を振り下ろした。


「サクッ、」


この手に残る感触は完全に首を切断した感触。

肉を断ち放つ感触。

そして俺は能力を解除する。


そして俺が確認するのは、首が胴体から立ち離れる瞬間。のはずだった。


ただ違和感を感じる。


ただ、、オカシイ!少したっても何も動きがない。


どういう事だ!まさか切ってないのか、、!?

いやっ、そんなはずはない。たしかに感触はあった。


そして、異変はそれだけではなかった。


何故だ?何故体が動かない?


何故か分からないが体が動かない!しかも変な目眩がする。やばい!たってられない!


俺は突然の目眩にあがらえず、地面に倒れ込む。


何故だ!何故こんな事がおこる!俺は一体何をされたのだ。


そして目の前に影が入る。

俺はすぐに顔を上げる。


「おっ、お前は、、何故!」


俺の目の前に立っていたのは、なんと首を切り落としたはずの白シャツだった。


くそっ、このままではどうしようも出来ない!ならっ、、!!


「殺せ!どうせっ、このままでは俺はどうする事もできぬ!命乞いはしない!だから早く殺せ!」


俺は心の内を嘘偽りなく正直に叫んだ。


「正直いやかな。だってあなたを殺したら元の世界に戻らないといけないじゃん」


、、、一体何を言ってるんだ。俺は一瞬我が耳を疑った。元の世界?は?


そして、スーツの女の後ろに待機している女が声が張りはげながらスーツ姿の女に詰め寄る。


「なんで、殺さないんですか!!早く、殺して下さい!!」


「、、いやあ、だって殺したら私、元の世界に強制的に送還される訳でしょ。そもそも

この宇宙人を倒すまでって条件で召喚されたんだから、ただ元の世界に戻って正直あのブラックで再び働くのいやなんだよね。」


「ブラックて何を言ってるんですか?元の世界に戻りたくないって。じゃあ、あなたこの世界がどうなってもいいんですか?」


「どうなってもいいんですか?って私、勝手に召喚された訳だから。」


その言葉を聞いて、顔が真っ赤になってプルプル震える黒づくめの女。


、、、仲間割れしてるのか?全く訳が分からない?この二人お互い仲間どうしではないのか?


そう思った時にスーツ姿の女が話しかけてきた。


「ねえっ、あんた悪者の総大将でしょ?

命助けてあげる代わりに私の召使いにならない?正直私、元の世界に戻りたくないのよね?」


、、召使い、、?何を言ってるんだ?このバカ女は、、、いいかげんにしろ!!


「お前はどの口がきいてんだ!大事な仲間を殺されておまえの召使いになんかなる訳ないだろう!」


「本当にそうよ、こんな奴を召使いにしようだなんて、こいつはわたしたちを征服しようとする悪魔なのよ!!召使いになんて素直になる訳がないじゃない!!」


まさか敵の意見と俺の意見が一致するなんて

思っていなかった。とてつもない屈辱だ。


「それだけじゃないわ、あなたがこの世界で私の召使いになってくれるなら、ころした四人の仲間、生き返らせてもあげてもいいわよ?」


まさかの言葉を聞いて俺は固まる。


「、、本当に、四天王を生き返らせる事が可能なのか、、?」


白シャツはゆっくりうなずく。


「私ならできるわ。やった事ないけど。感覚で分かるの。」


「感覚でって、、」


俺はこの状況で100%確証を得ない事を交換条件に提示できるこの女にびっくりした。その瞬間くろづくめが間髪入れずに話し出す。


「何言ってるの!あなたにそんな能力ないじゃない!あなたが出来る事はこの世界を滅ぼさんとする宇宙人を必ず殺す事だけでしょ、、」


「分からないけど、敵を倒した事での経験値に

よるレベルアップで新しい覚えたんじゃない。」


その言葉を受けて黒づくめの女は目の前のスーツ姿の前の女に向かって(スキル・アイ)と呪文を唱えた。そして彼女の前に数字の並んでるデータが現れる。そのデータを見て呟いた。


「嘘っ何これ?どういう事」


あきらかに動揺する黒づくめの女。


「もういいっ!だったら私がこいつを殺すわ!」


そういうと黒づくめの女が俺に向かって呪文を唱える。


「ヘルファイア!マックス!」


その瞬間巨大な杖の先から巨大な火炎球が放たれ俺を飲み込んだ。

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惑星征服にきた魔王子、惑星征服を阻止する為に異世界転移で召喚された干物女に召使いとしてコキ使われる。 プラスチックたろう @nekojita1122

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