あの頃の人…

第2話

あの頃というのは高校時代のことだ。

高校入学した時から高校3年の初めまで私は冴えない地味で静かな高校生だった。モテない、誰にも相手にされない私だった。男子は私をバカにしてくる。そんな私だから同じクラスの美人に嫉妬をしていた。

そんなある日、私は一目惚れをしてしまう。それは、スポーツ万能で成績もいつも1位、生徒会長である男の子だ。その男の子は同じ生徒会の同じクラスメイトの美人と仲がいい。そこでも、私は嫉妬をしてしまった。でも、彼しか頭になかった。