北方の脅威

серия22 Выбор Сталина

 対独戦が終わったソビエト連邦内では市民たちには戦勝ムードが広がり、毎日のようにウォッカ片手に毎日のように祝賀行事が行われていた。そんな中、ソビエト連邦共産党中央委員会では対独戦時に連合国に加盟した関係での対日宣戦布告を行うか否かを話し合っていた。対日宣戦布告。すなわちそれは共産主義、社会主義にとっての天敵である資本主義と手を組むことである。それは何としても避けたかった。「敵の敵は味方」が起こるのが嫌だった。そして、今勢いづいている日本に喧嘩など吹っ掛ければ何をされるかさえわからないからである。KGBからの情報では日本はすでに核分裂反応の実験に成功しているらしい。「下手をすればモスクワに核を落とされかねない。ハノーファーのように。」と重役党員も語るほどだった。党中央委員会は熟考に熟考を重ねた。


そして


-1月20日にソビエト連邦が、駐モスクワ外交官を通して日本に宣戦布告の旨を通達した。

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