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【夜鳴市】
八時には全ての店が閉まり、十二時以降に家の外に出てはいけないという風習が残る不思議な町。多くの住民はその理由を理解していないが、昔から悪いものが溜まりやすい土地柄で、夜になると人や動物に取り憑く「ケガレ」と呼ばれるモノが徘徊することからこの風習が出来上がった。
【ケガレ】
人の負の感情などの悪いものが集まり固まって動き出したもの。生まれたばかりは大きな頭と小さな足を持つ。目はないが口は大きく、とりつける人や動物、土地などを探してさまよい歩く。放って置くと成長してしまうため、早い段階で浄化するのが鉄則。
【五家】
夜鳴市に昔から存在するケガレの浄化を行う一族。猫ノ目、鳥喰、蛇縫、犬追、狐守の五家。名にある獣の血をひいているとされ、ケガレを食し力を取り込むことができる者ーー狩人が生まれる。ケガレの浄化は狩人の力が重要なため、五家では神聖視されている。
【猫ノ目】
狩人の特徴は金目。索敵に特化した一族で戦闘能力は五家の中でも低め。狩人が発現する異能は弱点を見つける力であり、強いケガレと対峙したときこそ真価を発揮する。しかし狩人が生まれにくく、生まれても金色ではなく黄色の目ばかりのために五家での発言力をなくしつつある。
【鳥喰】
狩人の特徴は金髪、赤目。五家の中で一番戦闘能力が高い。狩人が発現する異能は翼と鉤爪。それにより自由に空を飛ぶことができ、空中から急降下してケガレを鉤爪で捉える先方を得意とする。獣の影響か高いところを好むものが多く、活発。飛んでるうちにうっかり領土から出てしまう者も多い。
【犬追】
狩人の特徴は茶髪、紫目。五家の中で一番真面目。体格が大きいものが多く、一族の者がそろうと威圧感がある。狩りは集団で行うため軍隊のような雰囲気があり、規律を守らない者を処罰する家でもある。夜鳴市から逃げた狩人を追って連れ戻す役目も担っているため一部からは恐れられている。
【蛇縫】
狩人の特徴は緑髪、黄色目。獣の血が濃いと舌も蛇のように割れている。五家を見張る役割を果たしており、不審な行動をとらないかと常に監視している。そのため五家の中でも嫌われもの。狩りは犬追と同じく集団で行うため家内の結束はかたい。逆に他家に対しては警戒心強め。
【狐守】
狩人の特徴は銀髪碧眼。かつて鬼を封じた獣の主、楔姫に奉仕する巫女を出している家。結界術や浄化を得意とするため、強力なケガレが現れたときに力を発揮する。五家の中で一番秘密主義。
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