第43話 逃走の日常
流石にこの人数では魔物も襲ってこない。
平和な野営が今朝も終わろうとしていた。但し大輔のテントは別だ。
大輔の横で誰が寝るか激しいバトルが大輔の上で繰り広げられていた。
大輔は息苦しく目覚めた。誰かのお尻が目の前にあったのだ。
何か分からず撫でてみると、柔らかいがそれでいて張りのある中々良い感触だ。
「ヒャイ」
とクレールの短い悲鳴が聞こえ、大輔は後ろから抱きつく形で体を一気に起こした。
手には何か柔らかく心地良いものが、まるで女性の胸のような素晴らしい感触があり、ついついモミモミしていた。
シャロンが羨ましそうに
「あークレールだけ団長にご寵愛を授かって羨ましいなー」
大輔は急激に目覚めたが、今更手は止まらないので揉みながら
「一体何があったんだ?」
振り向きざまのクレールの唇が大輔に触れた。
大輔は押さえられなくなり、クレールを押し倒し、寝間着を剥ぎ取り一気に裸にした。その素晴らしい胸を一瞥し、正気に戻り事体の収集を図る。
胸を優しく撫で少し揉む。
そして旅に適した革の服を着せ
「胸は大丈夫そうだな。ちゃんと綺麗な形と弾力を保っているよ。違和感がなくても7日後に最後の検診をしような。次はケイトだ」
そうやって体を確認し、ケイトも大丈夫と確認した。あくまで治療とごまかす作戦だ。
先日、昨夜か今日の朝に体を確認すると伝えていた分の診察だ。なので不満そうだが、クレールは大輔の欲望に疑問を持ちつつも治療行為と納得していた。違うのだが。
アマゾネスの3人はトップレスだった。プルンプリンとしていて大輔は思わず手を伸ばしかけたが、やはり革の服を出し着せていく。
「こらこら女性がそんなはしたない格好をするんじゃない。皆美人なんだから俺の理性が保たないじゃないか。目の保養になったよじゃなくて他の団員も来るかもなんだぞ。周りの奴にも見せたいのか?」
シャロンが慌てて
「団長のえっち。本音が出てるわよ!我慢しなくても良いのに。私達普段は裸で寝てるの。クレールが寝間着を着なさいってうるさいのよ。ねえ良いでしょ?団長も服の上からじゃなくて直接触りたいでしょ?」
シャロンが大輔の手を胸に持ってきた。ついつい大輔は揉むがケイトに叩かれてハットなり
「そりゃこんな素敵なお胸が目の前にあったら揉みたいさ。理性が飛ぶからやめような。それとも皆の前で犯される露出願望でもあるのか?俺はちゃんと二人きりじゃないと無理だぞ。そら朝の準備をして」
と言いつつ革の服を着せる。
大輔も着替えて朝食の準備の為にテントを出ていく。大輔は密かに下着を洗う事になっていた・・・
大輔は頭が痛かった。女難の相が出ているとしか思えなかった。
後にケイトとクレールに私達がいながらと説教される。
密かにクレールに想いを寄せていてちゃんと告白したかったのに、アマゾネス達が事態をややこしくしてくれていた。
クレールは男として育てられたが、今は必死に女らしさを取り戻そうとしている。ケイトからは大輔の為だと言われていていじらしかった。
そこにグイグイ来るアマゾネスだ。体は非常にセクシーで若い大輔の心を踊らせる。
今は女を抱いている場合じゃないのだが、彼女らは慶んで大輔の女になる筈だ。強い子を望む本能が働いている。少なく共アマゾネスは大輔を皆で共有とか言っていた。
大輔がクレールに話をしようとすると邪魔をされるのだ。
クレールの胸を触ったりしているが、あくまで治療行為であって恋愛ではない。大輔はクレールが自分の事をどう思っているのか気が気じゃないのだ。
アマゾネス達は確かに魅力的だが、今はクレールだ。だだ、アマゾネス達に対して鼻の下を伸ばしているとばれていて不潔とか辛辣な言葉を掛けられるが、負けませんからとかボヤキが聞こえていて、まだ脈あり?と密かに喜ぶ大輔なのだ。
そんな痴話話はともかく、今は誰も逃避行と言わす、新天地への旅と言いはじめて意気揚々と国境へ向かうのであった。
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