第一部 用語集

【魔術】:術式により展開した魔法陣に魔力を充填することで発動する。


【闘技】:魔法陣を介さずに、身体の一部分に魔力を集中して発動。または、武器の核となる魔石に魔力を集中し、そのエネルギーを増幅し発動する。


【神性魔術】:本来は神が使用する強力な魔術。神性魔術はあくまで神専用の魔術であるため、人間が使用すると体内のマナに支障をきたし、何かしらの障害が生じる。

アンジェも神性魔術を使えるが、それは本来の女神としての能力の一端なのでペナルティなしに使用できる。

十司祭はベルゼルファーの眷属であるため、アンジェ同様にペナルティなしに神性魔術を行使可能。

その他では創生教の優秀なヒーラーなどがサイフィード神の加護のもと、神性魔術を使用できる(リザレクションなど)が、この場合は障害が発生する。


【精霊魔術】:精霊との契約者のみが使用できる魔術。精霊との共鳴率が高くなければ使用できないが威力は神性魔術にせまる。

神性魔術とは違って、使用者への障害は発生しない。十司祭のような規格外な者への対抗手段として神魔戦争時に同盟軍側の主力となった。

精霊魔術には三段階の流れがあり、一段回目は〝契約と精霊の力への順応〟。二段階目は〝精霊の魔術の使用〟。最終である三段階目は精霊魔術の奥義である〝精霊融合(ユニオン)〟であり、契約者と精霊の融合によって並外れた力を発揮する。

ただし、その負荷は大きく熟練の域でも長くは精霊融合を維持することはできない。


【古代魔術】:現在では、その文献のほとんどが失われた強力な魔術。神性魔術や精霊魔術のような特別な条件は必要としないが、術式は複雑である上に術の行使には相当量の魔力を必要とする。


【星の守り人】:世界樹ユグドラシルに直接生み出された存在。神、精霊、古代竜(エンシェントドラゴン)、ディストラクション使用者などが該当する。


【魔王乱立時代】:神魔戦争後から現代に至るまでの間に起こった、〝魔王〟を名乗る者が次々と現れ世界を混乱に陥れた時代。

この期間に現れた魔王は残忍な者も多く、魔王に関して世間一般的にはそのイメージが強い。その多くはアストライア王国の勇者によって討伐されるか、あるいは魔王同士による潰し合いで共倒れになった。


【破神教】:破壊神ベルゼルファーを奉り復活を目論む集団。あらゆる組織に信徒を配置し、情報を手にいれ、人々の恐怖をあおるために破壊活動を行う。最高幹部は十司祭。


【創生教】:創生神サイフィードを奉る教団。アストライア王国が国教としており、その庇護下で絶大な権力を持つ。教団には神の祝福を得た優秀なヒーラーが数多く在籍する。


【ギルド協会】:各ギルドに仕事をあっせんするギルドの統括団体。ギルドは協会に登録することで自分達のギルドに合った仕事を回してもらったりする。

ギルドの種類は傭兵、建築、商業、鍛冶など様々である。ソルシエルでは、魔物が無限に出現するため特に傭兵ギルドが繁栄している。


【メイド協会ゴシック】:アンジェがメイドとして修業を積んだ学び舎兼家。優秀なメイドを輩出するメイドの総本山。


【種族】

①人間――肉体は亜人族より貧弱であるが、その分魔力が強いのが特徴。


②亜人族――ルナール(狐耳や尻尾を有する)、オラシオン族(馬耳や尻尾を有する、馬の姿に変身可能)、竜人族(竜の顔を持つ)、獣王族(獅子の顔を持つ)、ディープ(見た目は半魚人。本能のままに生きる)、ドワーフ(背が低い。頑丈な肉体を持っており手先が器用)、エルフ(外見が美しく長命)、など


③竜族――ブレイズドラゴン、ウインドドラゴン、アクアドラゴン、グランドドラゴン、ブラックドラゴン、ホワイトドラゴンといった種類がある。

彼らの始祖である古代竜は世界樹ユグドラシルに直接生み出された存在「星の守り人」である。


【魔物】:ソルシエルに生息している生物が体内のマナの暴走変化により変質・凶暴化したもの。その他、最初から魔物として存在しているものも多くみられており多種多様な存在。体内に魔石を生成する。


【魔獣】:魔物の上位種。魔物以上に高い知性と戦闘力を備えている。中には一体で都市一つを破壊するものもいる。高純度の魔石を体内に持つ。



【アンチゴッドウェポン(別名ロストウェポン)】:神魔戦争時に対ベルゼルファー用に制作された五つの武器で、現在では魔剣や聖剣として語り継がれている。

錬金術で作られた特殊な魔石をコアとしており、それぞれが人格を持つ。その人格とマナの波長が適合したものでなければ武器の性能を引き出すことができない。

特殊機能としてローブを越える外装兵器〝魔装〟がある。

コア以外の部分には希少金属であるオリハルコンが使用されており、魔力伝達率、耐久性、自己修復能力、どれをとっても最高級レベル。

 この中で最後に造られたグランソラスは魔王グラン専用として開発され、彼の魔力の型(ディストラクション)に合わせて造られた唯一のディストラクション対応の武器である。そのため、グランソラスを装備したグランは無類の強さを発揮した。


①ルーンカリバー(聖剣)――魔装:マナドラグーン 属性:極光   色:黄金

②レヴァンゾート(聖剣)――魔装:マナフェネクス 属性:獄炎   色:赤

③ゼオブリンガー(魔剣)――魔装:マナユニコーン 属性:混沌   色:白

④メアルサリス(聖槍)――魔装:マナドルフィー  属性:大海   色:青

⑤グランソラス(魔剣)――魔装:マナオライオン  属性:純粋破壊 色:黒


 アンチゴッドウェポンは第二部より登場。



 いかがでしたでしょうか? 第二部では登場人物が増え、ますます賑やかになります。一方バトルではアラタ様が本格参戦し、敵も残りの十司祭が出てきてより激しくなります。

 私メイドのアンジェリカもこの流れに負けないようにサービスシーンを増やさないといけませんね!

 では、次回から第二部が始まりますのでよろしくお願いいたします。

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