1話  巡り愛は突然に

3月卒業式


「君のことずっと好きだったんだ、大学もここから近いし、私と付き合ってくれない?」

僕は今3年生の卒業していく先輩に告白されている。

非常に困った状況だ。下級生達は、楽しく卒業させてあげたい気持ちでいっぱいなのに、自分でそれを壊しに来やがった…

先輩は、美形で顔立ちも綺麗だ。     だが、仕方がない。僕はそんな流れで意思を曲げるほど優柔不断ではないことを、見せなくては。

「ごめんなさい。僕は5歳以上の方しか、恋愛対象に見れないんです。」

こんなことを言うと大体の女子は諦めてくれるだろうと思って言っている。

けれどもしかし、コレは困ったことに告白を拒絶するための口実ではなく、本当にそうなってしまったのである。

何故かって?

小学校の頃に初恋をしたのが、担任の先生だからだ。

それから、思いを告げられなかったからか、どうも、それを拗らせちゃったようで、5歳以上上で15歳以下下の女性以外恋愛対象と見れなくなってしまった…

僕は割と顔立ちがいい方らしいので結構モテた。だが、告白しては玉砕していく女子は数知れずと噂され、顔自慢の学校中の生徒が学年関係なく、告白しては、玉砕していったのであった。


そんなこんなあって家に帰ることにした。

心の中で卒業式台無しにしちゃったなーと思いながらも、仕方ないよなーなんて考えているうちに家に着いた。


だが、ここで違和感を感じた、


「あれ?父さんと母さんの車がある??」

いつもだとこの時間は仕事に行っていて、家にこの時間帯あるはずのない車が目の前にあったことで異様さを感じながらも、家に帰ることにした。


リビングに入ると両親が机を挟んで、椅子にすはりながら、話していた。


「拓昌帰ったか。大事な話しがある椅子に座れ。」

と言われたので椅子に座る。


「オレと母さんは長期出勤に行かなければならなくなった。だから、5日後ココを出る」

はっ?え?ひっ、引っ越すの?いやマジで?

てか、5日後?ムリムリムリムリ。

と、完全に僕の心はフリーズしてこのような状態だった。


〜5日後〜

5日間はあっという間に終わった。なんとか荷物の片付けも終わって、家を出て    今はもう、新幹線に僕は揺られていた。

両親は車があるので車で新しい家まで行くそうだが、僕はゆっくりは嫌なので、早めに色々と観光したいということもあり、新幹線で向かっている。

引越しという実感が湧かずにぼーっと新幹線の外の景色をぼんやり眺めていると、

スマホの通知がきているのがわかったので 

スマホを見て衝撃が走る。

「拓昌ー遊ぼうぜー」

という通知だった…ここで僕は、初めて自分が、友人達誰一人として僕が引っ越すなんて言っていないということを思い出す。

どれくらい衝撃的だかって?

「Nooooooooooooooooooooぉぉぉぉ」

と、新幹線の中で奇声を上げてしまうほど衝撃的だった。

僕は一心不乱に何故か友達の、LINEIDを消していく。そして、気がつく頃には、僕のLINEは、両親だけとなっていた。

これ、僕新学期から不登校、いや、行方不明になったって言われるようになるのかな?

まぁ、先生が勝手に僕が転校したって言ってくれるだろうし、大丈夫かな?などと考えているうちに、 

「次は射山〜射山」

という僕の降りる駅のアナウンスが聞こえたので、新幹線から降りる準備を始めた。

駅に着くと、まずはどこに行こうか悩んだが

すごい、長い橋の奥にとても大きな山があり、物凄い綺麗だったので橋に登れるそうなので、早速のぼって橋の中から山を見た、

色々解説が書いてあって、高山連峰というそうだ、そして、今登った橋は新美波大橋というそうだ、そして、橋の下には海があり、色はとても綺麗で、ものすごい絶景だった。

あまりにも綺麗だったからずっと、見入ってしまっい、連絡が来るまでずっとそこに居た。

連絡が来て、ここのことは全然わからないので、新しい家まで、タクシーに乗せて行ってもらい、案外すぐに着いた。


「ここが新しい家?大きいねー」

と僕が言うと、また、父さんがトンデモ発言をしたのだった。


「ここに住むのはお前だけだよ?」

はっ?そんなこと聞いて無いんだけど?

えっ、てかこんなでかい家に僕一人ってアホなのか?うちの父親は?


「まぁ、正確にはお前一人じゃないだけどな?」

?父さんがまたよくわからない、意味深な発言をしてきた。


「こんにちは!」

家の中からまだ若い、お姉さんが出てきた。

僕がハテナ?って顔をしていると、父さんが


「お前がこれから住む家はシェアハウスだ!

まだまだ、社会のことがよくわかっていないような気がしたのでな、母さんと相談して親元を離れて、シェアハウスに入れて社会勉強をさせた方がいいかもしれないなと思って、ここが高校生も受け入れオッケーだったからここに残り2年間住んで貰おうと思っている。」


「シ、ェ、シェアハウス?」


最近、父さんがアニメから飛び出してきた人のような、急なビックリ発言が多すぎるような気がするなとか考えながらも、すごいしっかり動揺していた。

だって引っ越したと思ったら次はシェアハウスだよ?そんな急展開マンガとかアニメでもないよ? 

「まぁ、きっと楽しいわよ?毎月お小遣いもあげるし?必要なものを買わないといけない時もあげるから、心配しなくていいのよ?」

なんて、ことを言っている母さんそこじゃないし今はでもやっぱり

The・なんでも前向き女

だったと、思いながらしっかり、僕に遺伝しちゃったな…


「それじゃあ、楽しんできなさいよー?」

と母さんが言い、2人とも、本当の家に帰って行ってしまった…


「で、ではまず、案内の前に自己紹介を軽くしたいと思います。この、シェアハウスの管理人の内田優子と言います。よろしくお願いします。質問あればどうぞ!」


「優子さんは何歳ですか?」


「乙女に嫌なこと聞くな〜25歳だよ〜」


「今は何人住んでいるんですか?」


「男の子は君を合わせて3人女の子は私含めて5人だよ」

と聞きたいことは大体聞いたので案内をしてもらおうと思っていた時だった。

「拓昌くん?」

どこか懐かしい声で誰かに話しかけられた。

僕の視線に入ったのは、綺麗な黒い髪を一本結びした、大人な雰囲気をまとった、初恋をした女性だった。







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