第十一幕 ギルマス会議(完結編)

 その発言を聞いて私は、正直すぐにピンとこなかった。でも、驚いてはいたと思う。

(・・マスターとHiroさんが同一人物?中の人が同じってこと?えっ?えっ??)


(・・言われてみれば、そう思わせるような言動がいくつかあった。なんで気づかなかったんだろう・・)

私がその発言を聞いて、最初に思ったことはこれだ。



 「第一回ギルマス会議」の会場に新たに入ってきた人物。

「ボルケーノ」所属の「Hiro」は、こう自己紹介した。


「・・・「ともしび亭」ギルドマスター、「魚の人」のメインアバターです。」


― 会場全体が一瞬、沈黙した。 ―



 この沈黙から最初に発言したのは、議長であるspencer。

「・・つまりHiroさんは「ボルケーノのメンバー」として活動しつつ、同一アカウントで「ともしび亭のギルマス、魚の人」もやっていたということですか?」

「・・そうです。旧第1でHiroを、第2で魚の人を使っていました。」


― 会場の沈黙が、当惑のそれに代わる。 ―


「え?ちょ?86メインで、サブでGLV5のギルマス?」

「・・サブ自体作ってる人は結構いるだろうけどこれは・・」

「・・マジかよ」「おかしいでしょ・・」


 ここにいるプレイヤーの多くが当惑するのも無理はない。CFOは、件のサーバー統合の前、第1と第2サーバーで1アカウントにつきそれぞれ2名のキャラ(アバター)を創ることができた。統合された現在では4体のアバターを創ることができる。

 この2体目以降のアバターが俗に「サブアバター」と呼ばれる。これを創る人の大体の使い道は、「サブ」を冠するように「メインの補助」的なものだろう。具体的には、「「LVが低すぎるMOBからアイテムはドロップしにくい。」と言うルールがCFOにはあるので、大量に欲しいアイテムを落とすMOBと同等のLVのアバターを保持しておく。」といったものや、先にちょっと話題に上った「ギルド設立や存続の頭数にする」というものもある。もちろん「新たに最初から別の育て方をしてみたい」と言う人もいる。(中にはこちらがメインになる人もいるのだが・・)

 ただ、最後の「新たに1から始める」場合はともかく、補助的な役割でサブを使う場合は同一サーバーに創るのが普通、というよりそうしないとまず機能しない。その理由は、通常のアイテムの受け渡しは同一サーバーのキャラにしかできない。つまりサブで集めたアイテムをメインに渡したり、メインで低LV時代に鍛えた武具をサブで再活用すると言ったことができないからだ。さらにLV5,60の、現状では比較的低LVといえるアバターが2体とかならともかく、80越えのアバターを育てながら2体目と言うのはなかなか大変である。もっと言えば、ギルマスをやりながらサブを育てるというのも結構大変だ。ゲーム内とはいえ、なんだかんだでギルマスは集団のリーダーなのだから。


― だから、「トップクラスと言えるLV86のアバター」と「GLV5のギルドマスター」を、しかも別のサーバーで同一人物が行っていたとはにわかに信じがたい。 ―


「・・でも実際、他アカウントに譲渡できない<始まりの銃>と言う証拠があるので、本当なんでしょうね・・」

<始まりの銃>の異常性に、真っ先に気付いたバッカスがまず納得する。

「あ、そっか・・」「そのために貼っていったのか」

 そう、「オーダーメイド装備」はアイテムとしてはやや特殊で、他のプレイヤー、アカウントへの譲渡は一切できないが、「同一アカウントの別アバターに対してはやり取りができる」のである。だから俺はわざわざチャットに貼った。




このなんとも不測と言える人物の登場に、いまだ当惑する会場。

・・だが、流石の判断で議長であるspencerは会議を進める一言を放つ。

「・・・なるほど、「ともしび亭のギルマス」がCFO最前線のプレイヤーの一人でもあるのはわかりました。・・ですが、ギルマスとして「ギルドの運営」においても、そうであるとは必ずしも言えないと私は思いますが、それはいかがでしょう?」

(・・痛いところを突く・・さて、どう答えたものか)

「・・彼、Hiroは「ボルケーノ」創設時からのメンバーです。ギルドの運営に関しても多く相談し、時には判断してもらいました。「ボルケーノ」ギルマスである私がそこは保証します。」

ライアスからの突然の助け舟に、やや躊躇するspencer。それでも、議長として追及する。

「・・・このCFOにおいて一目置かれるライアスさんの保証に苦言を言いたくはないのですが、あなたとHiroさんは同じギルメンであり親しい間柄に見えます。・・嘘とは言いませんが、判断が知らず甘くなっているとは言えませんか?」

(・・要するに「仲間からの評価は甘くなりがちでしょう?それは認められませんよ」と言いたい訳か・・・となるとライアスや他のみんなが言ってもダメってことだよな。どうすれば)

と思っていたら、ライアスが反論を続ける。


「・・もし、「始まりの5人」の一人と噂される私に、一目置いて意見を少しでも聞いてくれるなら、Hiroの意見も聞いてください。」


「彼こそ・・「幻の6人目」と噂される人物です。」



― またもや会場に訪れる沈黙。 ―


「は?」「へ?」「なにそれ?」

「えーーーーーーー!!!?」「マジで!?」

「・・・6人目・・実在したんだ・・・」


― その時、本会議多分最大の、当惑と驚きが巻き起こった! ―



「幻の6人目」の噂はspencerも知っていた。-だが、正直眉唾物だと思っていたので確認せざるを得ない-

「・・確認ですが、「幻の6人目」と言うと、LV50ヒロイックダンジョンが実装されたLV50キャップ時代に、同じく実装されたばかりの10人攻略推奨ダンジョンを、たった6人で攻略したと噂される」

「その通りです。・・加えて言えば、私も含めたいわゆる「始まりの5人」では5人推奨は問題無くクリアできましたが、10人推奨はとても不可能。しかも知る人ぞ知る難易度むちゃくちゃ仕様。それに幻とされる6人目、つまり彼が加わったことで、・・不可能が可能になったのです!」


「かっけー―――!!!」

「そんな噂があったんだ・・・」

「え、マジで?ありえんでしょ」

「でも、当事者であるライアスさんが言ってるんだから・・」

「信じないわけにはいかないよな!」

「幻の6人目」の噂を知っていた人は、いわば都市伝説めいた噂がほぼ真実であったことに興奮し、そうでなかった人も、その信じ難い内容に驚愕する。


その様子に、噂自体は知っていたとはいえ「幻の6人目」なる大仰な名前を正式に課された身としては、やや苦笑せざるを得ない。

(・・俺に発言力を持たせるために大げさに言ってるんだろうが、ハードル上げるなぁ・・・まぁ、やるしかないんだけど・・)


 興奮冷めやらぬ会場。その只中において、

「・・「幻の6人目」ということなら、CFOの1プレイヤーとして話を聞かせて頂きたい。」

「・・・私も、話を聞いてまた判断したいと思います。」

そう発言したのはアシューとバッカス。

発言者である当の二人がそういう以上、議長が取るべきは限られる。

「・・「クロスナイツ」および「CFO生産組合」のギルドマスターから許可が出ました。Hiroさん、発言をお願いします。」

「はい、ありがとうございます。」


さあ、これからだ。


「・・「幻の6人目」と言う肩書が適切かはともかく、ちょうどその頃ですね。HDや上位フォームが実装された頃は、・・私もクロスナイツさんに近い考え方だけをしていたと思います。」

反論の続きのはずが、いきなり「ギルド効率化」に賛同する発言に驚く面々。

「・・私事になって申し訳ありませんが、私はCFOを始める前から多くのコンシューマーゲームやMMOをやっていました。なのでCFOを始めた頃からCFO初心者ではあっても、MMOについてはそれなりの経験者でした。」

聞き入る会場の一堂。

「それでもフォームチェンジでいろいろな職を育てられるシステムに引き込まれ、「もっと強くなりたい」「いろんなアイテムを集めたい」と言う欲求は強くなり、のめりこみました。それはクロスナイツさん始め、ここにいる方の多くがそうだと思います。」

聴衆の多くが、賛同する雰囲気を感じた。

「なので、「ボルケーノ」は当時、誰でも自由に入れるようになっていたのです。時折ですが、入団しても攻略について特に何も話さずいつの間にか退団する人がいても、「合わなかったのかな?」「やる気が出なかったのかな?」ぐらいにしか思っていませんでした。」

「・・・が、そんな中、始めたばかりと思われるプレイヤーが入団してきました。そのプレイヤーはわからないことがあっても正直に聞く「やる気のある」プレイヤーと思い、私やそこにいるライアス、当時の他のギルメンもなるべく質問に答えていたと思います。」

(えっ、それって・・)

「・・・ですが、そのプレイヤーは一月余りで退団したいと伝えてきました。それは拒否などできないでしょうが、「自分たちが不快な思いをさせたのか、良ければ理由を聞かせて欲しい」と言った感じで尋ねました。」

「ゴクリ」と誰かの唾をのむ音が聞こえた気がした。

「そのプレイヤーはこう答えてくれました。「私の質問に快く答えてくれたりして、ギルドの皆さんは悪くありません。・・ただ、なんて言うか専門用語を含めて、皆さんの会話自体についていけないんです。理解が追い付かないんです、すみません・・」と」

(・・私のことだ!)

会場の多くが、息をのんだ。

「これを聞いて私はガーンとなりました。・・「やる気が足りない」と言ってしまえばそれまでかも知れません。が、「やる気はあってもCFO、もっと言えばMMOそのものを、教えてくれる環境がなかった」とも言えるのではないでしょうか?」

「・・そう考えると、これまで特に会話もなく退団した人の中にも、同じように感じた人がいたんじゃないかと思いました。そこで私は「ボルケーノ」にはある程度CFOに慣れていそうな人を入れるよう、ライアスに提案し、」

「・・ちょうどその頃、実装されたばかりで新人が多く来るであろう第2サーバーに「魚の人」を創り、始めたばかりのプレイヤーそれぞれに、なるべく合った速度で支援する目的のギルド「ともしび亭」を設立しました。」

息を整えて、俺は続ける。

「・・要するに私は「寄生」だの「効率的運用」だのをクロスナイツさんのような上位ギルドでわかる人たちの間で展開するのは理解できても、」

「それを「これから入る」あるいは「今、それぞれのペースで成長している」人たちに、訳の分からないまま強いるような環境へと導くのは賛同しかねます。もっと自由でいいと思います!」

俺は続ける。

「・・そして逆に、そんなプレイヤーが育った結果、もっと効率的なやり方を見出す強いギルドが産まれてくるのではないでしょうか?・・話が長くなり申し訳ありませんでした。以上です。」



― 沈黙する会場 ―


この沈黙は、これまでの驚きや居心地の悪い沈黙とはやや違う。

ここにいるみんなが、考慮しているための沈黙。


「・・加えて言えば、」

その沈黙を破るは、CFO最強プレイヤー。

「「ボルケーノ」は彼の提案を受け、現在のようにギルメン自身が勧誘するか、入団希望があった際にはLVや簡単な質疑をしてついて行けそうだと思った人を入団許可するように変更。入団者数は減ったものの、退団者もほぼいなくなりました。」

「・・・アシューさん、Hiroさんに意見について発言をお願いします。」

会議を進める議長。「クロスナイツ」ギルマス、アシューは立ち上がり、

「・・貴重な意見ありがとうございます。私もここ以外にいくつかMMOを経験してきましたが、始めたばかりの頃は、そのプレイヤーさんと同じように感じたこともあった気がします。」

「だよなぁ・・」「私もある」

賛同する声がちらほら。

「・・ですが、「ギルドの効率的運用」については、全て間違ってる訳ではないと自負しています。なので、賛同してくれたギルドの皆さんや思うところのあるギルドの方には協力していただくとして、」

「・・そうでないギルドの方への提案は、保留とさせていただきます。」


「おお!」「え、どういうこと?」


議長が確認する。

「・・つまり「クロスナイツ」さんは「ギルドの効率的運用」の議題を、ギルマス会議から取り下げるということで宜しいでしょうか?」

「・・・その通りです。」

「おっしゃ!」「やった!」

アシューの肯定に沸き立つほわっととアンナ。


「・・了解しました。では次の議案・・と言いたいですが、そろそろ1時間経ちますね。」

言われて時計を見る。いつの間にやらこんな時間に・・

「さて、」「議長!!」

進行を妨げるような呼びかけにたじろぐspencer。

「・・ライアスさん、どうされましたか?」

「・・先ほどの議案が終わった以上、うちのHiroがここにいるのは的確じゃありません。退出して「魚の人」として入り直すべきかと思いますが、如何ですか?」

(へっ・・?)

一堂唖然。でも、言われてみればそうな訳で、

「・・そうですね。ここに入れたライアスさんがそういうなら・・Hiroさん、すみませんが、そういうことでいいですか?」

(なんじゃそりゃ~~!!?)

と、言えるはずもなく

「・・・わかりました。すみませんが、一旦失礼します。」

<「Hiro」さんがログアウトしました>


 このやり取りに唖然とする一同を尻目に、

「・・ところで議長。私から提案があるのですが」

「「魚の人」さんが戻ってからお願いします。」

「その魚の人についてなんですが、」


・・・・・・



 「Hiro」でログアウトし、「魚の人」でログインし直すのにはどうしても数分かかる。その間、もちろん会議の様子はわからない。

(う~ん、待たせてなんか悪いなぁ・・)

なんて思ってた殊勝な時期もありました。



<「魚の人」さんがログインしました。>

(さて、この後「クロスナイツ」タウン行って、アシューさんの部屋に入ってっと)

 この作業にもやや時間。・・・思い返せば、この後来る茶番を知るであろうギルメン、ミアさんとKlessには特に挨拶もせず、アシューさんの部屋に再入室しようとした際、

「・・マスター、なんていうか・・」

「ご愁傷様ww」

(え、なにそれ?)

その答えはすぐわかることに。


<「魚の人」さんが「アシューさんのマイルーム」に入りました。>

「すいません、お待たせしました。」

「おー来た来た!」「待ってました!!」

なんとなくテンションの高い会場。なんぞ?

「・・では、「ともしび亭」のギルドマスターも来られたので会議の続き」

何故かそこでいったん区切るspencer氏。

「と、行きたいところですが、予定の時間が過ぎましたのでこれを持ちまして「第一回ギルマス会議」を終了とさせていただきます。皆様お疲れ様でした。ご協力ありがとうございます。」

「「「お疲れさまでした――――!!」」」

(ヲイヲイ・・)

俺、再入室する意味なかったじゃん。いや、いいけど。

(どうでもいいけど、なにこのテンション?)

その答えは次の議長の発言でわかりました。


「さて、「第2回ギルマス会議」もやろうと全会一致で決まり、「じゃあ、誰主催でやる?」となって、これも満場一致で「魚の人」さんに決まりました!よろしくお願いします!」

「「「よろしくお願いします!!!」」」


(・・へっ?・・・)




「なんじゃそりゃーーー!!」

この時はさすがに声に出して叫びました!ええ、叫びましたとも!!


「え、そんなの聞いてませんけど?」

「だってお前、「私用で」席外してたもんw」

そう言ったのはライアス。


あ・ん・た・が・首・謀・者・か!


「まじめな話、」

spencer氏が引き継ぐ。

「私自身「ギルマス会議」を続けることに意義があると思いますし、ここにいる皆さんも同じ思いでした。」

だったら、今回みたくアシューさん主催でいいじゃん。

「・・が、今回の件で「上位ギルド主催でやるのを定例化してしまうと、下位ギルド、引いては新人プレイヤーの意見が反映しにくくなる恐れがある。」という意見があり、それももっともだと思いました。」

「・・ちなみにそれは誰からの意見ですか?」

「・・・ライアスさんです。」


や・っ・ぱ・り・あ・ん・た・が・首・謀・者・か!!


「それで今回の参加ギルマスで誰が適任かと言ったら、GLV5「ともしび亭」のギルマス<幻の6人目>「魚の人」さんと満場一致で出たわけです。」

「・・ちなみにその幻の~の文言、spencerさんが考えました?」

「いや、俺ww」


あ・と・で・死・な・す!!!


「・・私も含め、多分に悪ふざけが過ぎるところもあったと思いますが、次の会議を魚の人さん主催でやってほしいのは、この場のノリではありません。是非お願いします。」

「やってよ、魚さん!」「やれやれ、さかなんw」

アンナさんとほわっとさんの声。そうは言っても・・

「・・自分からもお願いします。」

「私からもお願いです。」

・・対立してたはずのアシューさんやバッカスさんまで・・こうなっちゃあ、

「・・わかりました。謹んでやらせていただきます。」


「うぉーーー!!」「やったー!」「いいぞー!きもいの!!」


悪ふざけにしてもなんかやたらテンション高すぎない?あと、どさくさに紛れて、きもい言うな。

「・・で、次回はどれくらい後にやればいいですか?」

「1週間後にでも」

「無理言うな!」

「('ω')」

はー、疲れる。

「・・期間は一月後くらいで人が揃いそうな時に。議案などは主催に一任します。」

「議案って言ってもなぁ」

「十や二十は思いつくだろ?」

「せいぜい数個や!!」

「( ^^) _U~~」


マ・ジ・う・ざ・い!!!!


「え~~っと、・・つまらない漫才に着き合わせるのは悪いので、そろそろ退室します。次回開催の際は、みなさんできるだけご協力ください。」

「かしこまっちゃって、まぁ!(^^)!」


「お・も・て・出・ろ・や!!!!!」


 ・・はっ、しまった。心の声がそのままに;;


 かっこ悪いけど、ここは逃げの一手。

「では、改めて皆さんお疲れ様でした!失礼します!!」


<「魚の人」さんが「アシューさんのマイルーム」から退出しました。>


(ちょ!ここは私も出ないと)

(・・いくか)

二人のギルマスに続くように「アシューのマイルーム」を退出する「ともしび亭」および「ボルケーノ」の面々。




― その後、「アシューのマイルームにて」 ―

「・・ライアスさんって、ああいうキャラだったんだ!意外~~」

「議案をとっさに何個も出せるとか・・<幻の6人目>・・パないわ。」

そして残った多くが、異口同音に言った。



「「「次が楽しみ~~~!」」」

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