第69話 閑話 捨てられた勇者

法国の外れに捨てられたマコトは何とか地方の教会に連絡をとり首都に帰還をはたしていた

マコトは自分がして事を棚にあげ怒っていた

「くそっ!嫌がらせをしやがって!だいたい、アイツらも何だ仲間を捨てるなんて!」

癇癪を起こし物に当たるため部屋はメチャクチャになっていた

そんななか、法王に呼ばれ謁見していた

「勇者マコトさま、よくぞご無事でお戻りくださいました」

「陛下、申し訳ありません、仲間の裏切りにより魔族に敗北してしまいました」

マコトの中では仲間の裏切りで負けた事になっていた

「いやいや、まだ、覚醒なされていないだけでございます、いちはやく竜の元に行き力をお付けください」

「わかった」

法王は聞きにくそうにたずねてきた

「あと、聖剣はいかがなされたのでしょう?」

「聖剣?あっ!魔族に盗られたままだ!」

「なんと!聖剣がなければ魔王討伐は難しくなるかと、ここは法国が総力をあげ取り返して参りましょう、勇者さまはその間に竜の元に」

そこからマコトの出発は急ぎ行われ、竜の元に訪れていた


竜王は玉座に鎮座しマコトを迎い入れていた

「よくきた女神に選ばれし勇者よ、我が加護を持ち魔王に挑むがよい」

竜王の娘が人化して話しかけてきた

「勇者マコト様、私は竜王の娘でコウです、マコト様の此度の魔王征伐の旅は苦しいものとお聞きしました、どうでしょう私を同行者としてお連れしてもらえませんか?」

「勇者よ、娘もこう言っておるし、どうだ連れていってはもらえんか?実力は我が保証いたそう」

マコトはコウを見て考えた

見た目は12歳だが綺麗な顔立ちをしている、竜王の娘だ、弱い事はないだろう

そして、旅をしていればあわよくば・・・

マコトはロリが入っていた


「いいでしょう、こちらからもお願いします、コウこれから頼むよ」

「はい!マコトさま、必ず魔王を倒しましょう」

マコトは仲間を手に入れた

「勇者よ、娘を預かって貰うのだ、礼として竜の武具を持って行くがよい、聖剣には勝てんが人が手に入れる事ができる最高の物だ、コウ案内するように」

「竜王さま、ありがとうございます、これで魔王を倒してきます」


「マコトさま、似合ってますよ♪」

倉庫にて、コウに進められた装備を纏っていった

「これはすごい、力が漲るようだ」

「そうですよ、全ての装備に付与がついていますからね、現状最強と言えるのではないでしょうか」

「これならば、あの魔王にも勝てる」

マコトは自信をつけていた

「マコトさま、魔王に挑む前に仲間を集めましょう、私も自信はありますが数が多くなると負ける可能性もあります」

「そうか?この力なら全てを倒せる気がするが」

「過信はいけません、魔族には72の貴族がおります、全部が魔王に従うわけではありませんがそれでも1人1人が強者です」

「なるほど、ここはコウの言うことに従い仲間を集めよう」


ここから勇者マコトと竜王女コウの旅が始まる

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