第70話 閑話 勇者の仲間集め
マコトは仲間を集める事に同意したが、誰を集めればわからなかった
「コウ、誰か強くて仲間になりそうな人に心当たりない?」
「マコトさま、強いと噂の人は何人かおられます、諸島連合の剣鬼ガリウス、フラン王国の聖女マリー、帝国の魔女リーサが有名ですね」
「なるほど、では居場所がわかるか?会いにいってみよう」
「はい」
マコトとコウは仲間集めの旅に出た
剣鬼ガリウスの勧誘
「ガリウスさん、魔王退治に付き合ってもらえませんか?」
「そいつは強いのか?」
「はい、自分では魔族にも勝てませんでした」
マコトは正直にのべた
ガリウスはマコトを見て
「少し手合わせをしよう」
ガリウスの申し出にマコトは承諾し、模擬戦を行った
「せい!」
マコトの横薙ぎの一撃はなんなくかわされ、カウンターでガリウスの突きがくる
マコトはギリギリでかわすが体勢の崩れた所で剣を突き付けられ、敗けが確定した
「お強いですね」
「勇者殿も中々だな、しかし、その力でも無理なのか、なるほど、よし、俺の剣を試すいい機会だ、付き合ってやろう」
「ありがとうございます」
ガリウスを仲間にして次に向かった
聖女マリーの勧誘
「マリーさん、魔王を退治するのに協力してもらえませんか?」
「勇者さまの望むままに、協力いたしましょう」
「いいんですか?」
「はい、すべては女神ルル様のお導きです」
マリーは神託を受けており、神の指示の元マコトに従う事にしていた
「女神ルルの導き?」
「はい、先日神託がありまして、神に逆らう魔王及び魔族を世界から浄化せよとの御指示がありました」
「そうなのですか」
「神はいつも私達を見守り助けてくれます」
マリーは神に祈りを捧げ始めた
マコトが出発できたのはそれから1時間後だった
魔女リーサの勧誘
「リーサさん、魔王退治に付き合ってもらえませんか?」
「魔王退治?魔王の体を研究材料にくれるならいいよ」
「材料・・ええ、かまいません、その代わり活躍に期待さしてもらいますよ」
「任せて、さあさっさと倒しに行きましょう」
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