第3話 異世界到着

元の部屋に戻ると、

正座してるスサノオさん、

顔がツヤツヤのイヨさん、

暴れてスッキリした倉田さん、

何故かスッキリしたシン、

なにか悟りを開いたおやっさんがいた。


「そんでどうなりました?」

俺が聞くとおやっさんが、

「なんか、初代がした契約で組員全員で異世界にいかねばならぬらしい。」

「倉田さん肉体言語で変更は出来なかったのですか?」

「それがな強力な契約で変更は無理らしく追加で殴る事になってしまった。」

「じゃあ、スサノオさん俺達が行く世界ってどんなとこなの?」

「お前受け入れ早いな!」

「いいじゃん、みんなが入ればなんとかなるでしょ、で、どんなとこなの?」

「地球でいう中世ぐらいの文化で剣と魔法がある世界だ。」

「そんな世界に行くんだから、カヨワイ、ゲンダイジンの俺達にチートなスキルくれるよね?」

「誰がカヨワイ?」

「俺達!」

倉田さんが拳を鳴らし、交渉の手伝いをしてくれる。


「ま、まて、この空間に来たお前達はすでにチートなスキルが身に付いている。他の者にもその者にあったスキルが手に入るからそれで満足してくれ。」

「ふーん、もうちょいサービスがほしいなぁ、がんばればオマケや粗品ぐらいでるでしょ。」

俺の後ろで倉田が拳を鳴らす。


「わ、わかった、お前達に追加スキルはつけれないから、供に行くもの達のスキルを向上させる」

「何で俺達は無理なの?」

「すでに限界までスキルを習得してるからな。」

「ふーん、じゃあ他になにか優遇は・・・」

「ユウヤ!」

おやっさんの声に警戒心をだすが!


「あれ、みんな透明に?あれ俺も?」

「ふう、やっと制限時間がきたか、やっと行ってくれる。」

スサノオはホッとした表情になる。


「てめー、制限時間隠してやがったな!」

「説明を聞かないお前達が悪い、さっさと行け、二度と来るなよ。」

俺達四人は神界から消えた。


「スサノオさま、わたしも透明に・・・」

「イヨ、純潔を失ったな、残念だが異世界で幸せに暮らせよ。」

「スサノオさま、なにか方法は?

わたし神界に残りたいです!」

「無理だ、人間を受け入れた時点で滞在する事はできなくなる。」

「スサノオさまー!」

イヨもまた神界から消え。


「イヨすまない。」

あとにはスサノオの後悔と謝罪が残るだけだった。

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