4回目 魔力って魅力
気になっていることがある。
前回のことだ。
何か重大なことを聞いた感じがする。
何だったのだろう。
しかも、今回は王子の婚約者でもない。
いい機会ね。
今までしなかったことをしてみようと思う。
まずは、魔術師になってみましょう。
火の玉という初期魔法を放ったら、間違えて王城の一部の物見塔を吹き飛ばしちゃった。
失敗失敗。
そうしたら、責任を取って、王族に仕える魔法近衛師団に入らされた。
そして、どこをどう間違ったのか、王子の婚約者になってしまった。
結局は同じか…
今回の王子は前回とかなり違う。
遊び相手は、魔法で召喚した真っ白いドラゴンと空中散歩すること。
綺麗なアクセサリーは、自力で魔獣を倒した際に出る魔石だし、
私にべったり。
他の女子にはなびかない。
そして、今は、卒業パーティー。
王族一揃いの大盤振る舞い。
王子は、私を呼びつけて叫んだ。
「私と結婚してくれ」
「さよn…は?」
「君の魔力にイチコロさ」
今回の王子は、変わっているわね。
でも、これは断罪なのよね
「違います!」
「違わないさ、ああ、魔力って魅力だよね」
「死んでやる」
ずどーん
自爆魔法でどう。
今回みたいな王子は、気持ち悪い。
だから、これはなし。
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