5回目 薬物中毒

気になっていることがある。

前回のことだ。


すごく気持ち悪かった。

自爆魔法が知らなかったら、大変だった。


前回を教訓にして、今回は薬師になった。

しかし、様々な薬を開発して民衆から救命師と言われた。


今回も、ここまではよかった。


が、

王国薬師隊に栄転が決まった時に、嫌な予感がした。



そして、どこをどう間違ったのか、王子の婚約者になってしまった。

おかしい。

結局は同じになるのか…


今回の王子は今までとはかなり違う。


遊び相手も綺麗なアクセサリーも全て私のため。

それだから、他に好きな相手はいない。


私もそんな王子が“少し”好きになってしまった。

でも、あれはあるのよね…


そして、今は、卒業パーティー。

王族一揃いの大盤振る舞い。


王子は、私を呼びつけて叫んだ。


「私と結婚してくれ」


「はい?」


「君の薬でイチコロさ」


今回の王子は、前よりもさらに変わっているわね。

でも、これは断罪なのよね


「危ないです!」


「危なくないさ、薬の力さ」


「王子に盛った薬はなんだ!」


私は、王子を薬物中毒にした罪で、処刑された。


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