第8話 ちょっと解説

 この物語は、有原ハリアー氏の世界観を勝手に拝借して書かれております。

 元作品はこちら。

「Advancer(アドヴァンサー)~かつて国を追われた“最強”の騎士の息子が、“希望”の象徴である姫様を守る物語~」

 タイトル長いっすねww

 作品URLはこちら。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893049405


 物語の舞台はサロメルデ王国です。現状王国は、隣接する軍事大国ベルゼード帝国の脅威にさらされています。

 ベルゼード帝国とは、かつて栄えたゲルゼリア王国をクーデターにより乗っ取った国で、主人公たちはそのゲルゼリア王国を取り戻すべく戦っているという筋書きです。作中でもサロメルデ王国での新型機の開発が示唆されておりまして、その新型機開発にスポットを当てて勝手にこしらえたスピンオフ作品がこちらになります。


 アドヴァンサーとはアルファベットではAdvancerとなります。こちらは正式名称がAerial_Dominate_Vertical_Acrobatic_New_Crystal_Engine_Robot(空中を支配し垂直に昇降する新しき結晶の機関を搭載したロボット)なんですね。この頭文字を並べるとAdnancerになります。このネーミングは厨二的でそそるものがありますね。


 一応ロボットなのですが、作中ではほとんど戦闘機のように扱われております。また、艦船も全て空を飛んでいてビックリしちゃうのですが、SFではなく異世界ファンタジーなのでこういうのもアリなんでしょう。


 その、動力に使用されているのがクライン結晶と呼ばれる鉱物です。これを利用したクライン結晶型反応炉が動力として使われており、その優れた出力特性と反重力特性によってロボットや艦船が空を飛んでいる、みたいな設定となります。


 そして作中で使われているアドヴァンサーの世代に関しては、現代のジェット戦闘機における世代を参考にして分類されています。


第一世代:大戦期から1950年代までの機体。亜音速機。Me262、グロスターミーティア、F-86セイバー等。

第二世代:初期の超音速機。1960年代までの機体。F-100スーパーセイバー、F-104スターファイター、Mig-21Fフィッシュペット等。

第三世代:1960年代に登場した機体。マルチロール、電波ホーミングミサイル搭載能力、夜間戦闘能力を有するものとされている。F-4ファントムⅡ、Mig-25フォックスバット、三菱F-1など。

第四世代:格闘戦能力や電子機器の強化、大出力のターボファンエンジンによるマルチロール性の獲得等による現代における主力戦闘機。F-15、F/A-18、Mig-29、Su-27等。

第五世代:ステルス能力やより高度な火器管制能力を持ち、スーパークルーズが可能な機体。今後の主力戦闘機。F-22、F-35、Su-57、J-20等。一応、中国のJ-20も分類上は第五世代です。性能は知りませんww


 これにアドヴァンサーを当てはめるなら、サロメルデ王国のアルガムシリーズは第四世代型の中では設計が古く、他国の第四世代型や最新の第五世代と比較して能力が劣るという設定。かなり苦戦を強いられそうですね。元作品では苦戦どころか木端にされてます。


 そんなこんなで前置き部分がやっと終了した格好になります。ここから「空に走る」のプロットに突入します。失礼しました。

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