カカオ豆はどこで買う?
当たり前の話だけどチョコレートを作るのには材料が必要です。つまりカカオ豆なのだけど、さて、ここでクイズです。カカオ豆はどこで買えばいいのでしょうか。
ネットで買えばいいじゃん、と思ったそこのあなた。正解です。一〇ポイント進呈します。
これは冗談とかじゃなくて、ネットで買うのが一番確実な方法です。問題なのはわたしが「カカオ豆からチョコレートを作る小説」を書くために必要だったことで、できればネット通販ではなくて店頭で買いたかったのです。言わば取材ってやつです。お店の雰囲気とかも小説に書きたいじゃないですか。
そこでわたしがしたことはやっぱりネットで検索なんですが、チョコレート専門店がいくつかでてくるものの決定的な情報は見つからず。
昔から情報は足で稼ぐものと言われてるので、ネットで得たチョコレート専門店をめぐっていこうかなんて考えていると、ツイッターのフォロワーさんから「富澤商店はどうですか?」という情報をいただきました。
結論から言うと、富澤商店でカカオ豆は売っていなかったのだけど、後ほどとてもお世話になります。カカオ豆から作るという縛りがなければ、手作りチョコレートに必要なものはだいたい揃います。
結局チョコレート専門店をめぐることにしたんだけど、最初のお店でカカオ豆を見つけたので、結果として専門店めぐりはしませんでした。チョコレート専門店めぐりを本当にしていたら、それだけでエッセイがひとつ書けそうです。……そのうちやってみようかな。
余談だけど、カカオ豆からチョコレートを作ることは何人かに話していて、そのうちの一人から「チョコレートってどこから作るの? カカオを育てるところから?」なんて言われました。テレビの見過ぎ……。
だけど実際にカカオ豆を育てるところからはじめているプロジェクトがあります。東京カカオプロジェクトというのがそれで、名前の通り東京産のカカオ豆からチョコレートを作るプロジェクトです。
小笠原母島で育てた東京カカオは二〇一九年に初めて販売されて、これを書いている二〇二〇年八月には今年の分の予約がはじまっています。書いている途中で気がついたので予約しちゃいました。
閑話休題。
カカオ豆を買ったのはカカオストアというショップで代々木公園の近くにあります。最寄り駅はJRだと原宿、地下鉄だと代々木公園、小田急だと代々木八幡。
チョコレート専門ショップとして有名なテオブロマの系列のお店で、ビーントゥバー(Bean to Bar)の専門店です。カカオストアという名前の通り、店内にはチョコレートやケーキの他に焼き菓子、カカオティー、ショコラ石鹸といった商品が並んでいて、珍しいものとしては中国茶の茶葉の入ったチョコレートなんてものもありました。
わたしは利用したことがないのだけど、店内にはカフェスペースもあり、ホームページを見ると板チョコを一枚のせたショコラトーストやチョコレートカレーなんてものも食べられるそうです。チョコレートカレーってどんな感じなんだろう……。隠し味にチョコを入れることはあるけど、チョコレート専門店だものなあ。
店頭に並んでいたカカオ豆はローストしたもので何種類かありました。ガーナ、エクアドル、ドミニカ、ベトナム、コロンビア、ブラジル。きっと国ごとに風味が違うのでしょうけど、初心者のわたしは説明を聞いてもわからない自信があるので、一番無難だろうガーナを選びました。一番お求めやすいお値段だったというのもあるけれど。
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