第5話

「ん?んんー・・・」


と俺は自分の布団からのっそりと起き上がり寝惚け眼のままスマホの画面を見た。


時刻は、お昼を少し回っていたところだった。


大学の抗議が入ってない日はだいだいいつもこの時間に目が覚める。


ぐるるるるっと俺の腹が部屋の中で静かに鳴り響いた。


「腹減った・・・。」


「1115円になります。」

「ありがとうございました!」


と、俺は定員さんの元気な声を聞きながらレジ袋を受け取り行きつけのコンビニを後にした。


俺は、昼飯を食べたら何をしようかと視線を上に向けながらぼんやりと快晴な空を眺めながら歩いていた。



すると、ワンワン!とどこかで犬が鳴いていた。


ん?犬か・・・。実家で飼っているうちの犬は元気だろうか?

よく俺の足を噛んでくる我が愛犬はと俺はそんなことを考えたなら歩いていると。


目の前に先ほどから聞こえてきていた声の主が姿を現した。


ん?野良犬だろうか?


犬が、電柱に向かい吠えていた。


なんだ?電柱になにか居るのか?と、上を見てみると。


どこかで見たことがある姿があった。


その主もこちらに気づいたらしく。


俺に、声をかけてきた。


「あ、先輩こんなところで奇遇ですね!こんにちは!]


と、俺の顔をみるとそう俺の後輩こと奏門佳奈は、電柱にしがみ付きながらそう笑顔で挨拶をしてきた。


「・・・・・・・いや、お前何してるの?」


俺は、困惑した顔でそう電柱にしがみ付いている奏門佳奈にそう尋ねたのであった。

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