第17話 外道
ビルの下、生活に血を吐く
化粧の街に、また帰路につくひと、出向くひと、各々居るがみな、忘れてきたのか影は引かない。
重く厚いビルの足下、
街が汗をかく。
上には上がいて下には下がいるのがビルの定め。上がり下がりはエレベーターの仕事だが、上昇、
押せ。
上でも下でもいい、押せ。手の汗は一切関係ない。
華やかで贅沢なはずだった大通りも、辿り着いてみれば夜になっており、また目算が外れたか、誤算だったか、陽が傾いただけかは知らないが、ただ装飾の光と
ここは
屋上から
(続く)
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