My Guitar History #11(2017-2021)

僕のギターヒストリー、ついに最終回の第11話です。


年4回ペースの「ゆしまっくブルース・セッション」はその後もコンスタントに参加者を集めましたので、2017年の後半、ついに隔月化に踏み切りました。


その年は3、6、8、10、12月の5回、翌2018年からは完全に隔月開催となりました(偶数月開催)。


参加者は開始当時からレギュラーの方もいらっしゃいますが、けっこう変動、入れ替わりがあります。


遠方から来られる方、たまにお見えになる方、お店の常連から興味を持って参加される方、第1セッションで僕の話を聞いて来られる方、他の場所のセッションで知り合い、僕のSNSでの活動報告をご覧になって来られる方など、さまざまなケースがあります。


僕のように音楽のプロでもなければ才能が特にあるわけでもない者がホストでもお客さんに来ていただけるのは、SNSで情報をこまめに流して、オープンに参加者募集をしていることが大きいでしょうね。


SNSの種類としては、今はもっぱらフェイスブックですが、曳舟セッションの頃にはミクシィがメイン媒体でした。


SNSやスマホの存在には、本当に感謝しています。


そうやってリニューアル以降順調に推移してきた「ゆしまっく」でしたが、ただ1回だけ中止となったケースがありました。


それは昨年4月の回です。


皆さんご存知のように、新型コロナウィルスの感染拡大により、3月に政府から第1回の緊急事態宣言が発出はっしゅつされ、ライブハウスが全面的に営業自粛となったためです。


カスターもその例外ではありませんでした。


あの時は、涙を飲んでお上の指令に従いました。


しかしその後は、14時半から17時の昼間開催というアドバンテージもあり、感染防止策を万全にした上で一度も休まずに開催を続けております。


おかげさまでこの4月24日の開催で「ゆしまっく」はちょうど30回目を迎えました。


曳舟セッションも合わせれば、なんと56回。


14年の長きにわたって続いている事実に、我ながら驚いています。


そして、集まってくださる方々に深く感謝しています。


僕にとって「ゆしまっくブルース・セッション」は、もはや日常生活の一部です。


自分の身体が元気な限り続けて、ブルースセッションの最長記録を目指したいと思っています。


参加していただいているすべての皆さまに感謝し、これからも末永く参加をお願いしたいと思っています。


さて、2017年から現在までの4年あまりの間に入手したギターは2本。


ひとつめは2017年に購入したギブソン・レスポールトリビュート。色はサテン・ゴールドです。


御茶ノ水の黒澤楽器店で購入、値段は8万5千円ほど。


ギブソンにしては、かなりリーズナブルなお値段の1本です。


前回書いたように2年前、僕はアリアプロIIのゴールドトップを買い損ねたわけですが、やはり未練はどうしても断ち切れず、どうせなら御本家ギブソン・レスポールのゴールドを1本手に入れたいと目論んでいました。


とはいえ、高価なレスポールスタンダードやクラシックなどには到底手が出ません。


中古でさえ、最低でも15万円はするでしょう。新品なら25万円は覚悟せねばなりません。


ところが、レスポールトリビュートというディフュージョンライン(実質はレスポールスタジオ)でもゴールドトップが出ているのを知り、新品で10万足らずという値段に目が眩み(笑)、ついに購入に踏み切りました。


上位モデルにある、ネックやボディのバインディングがないという違いはありましたが、やはりゴールドは他のどの色よりもカッコいい!


スーツやタキシードなど黒系の衣装には、素晴らしくよく映えます。


もっとも音的にはあまり響きに深みがなく、そこはやはり、値段相応って感じですが(苦笑)。


ふたつめは2018年9月に購入したギブソン・エクスプローラー2018年モデル。色はアンティーク・ナチュラル。


渋谷のグランディ&ジャングル(イケベ)で14万円弱でした。


エクスプローラーといえば、エリック・クラプトンのエルボーカットモデルがあまりに有名ですが、僕の場合これを選んだ理由は、クラプトンよりもジョニー・ギター・ワトソンが70年代後半に使っていたことが大きいのです。


欲しいなと思い始めたのが2000年あたり。20年来の念願がようやく叶いました。


エクスプローラーは数多くのハードロックやヘビーメタル系ギタリスト御用達のモデルなので、そういう音色のギターだと思われがちですが、もともとはソリッドでシャープなトーンキャラクターのギターなのです。


よって僕はワトソン同様、あくまでも原音尊重主義で音を歪ませずに使っています。


肘をボディに載せて弾けるので操作性もよく、4キロ足らずと意外と軽量ですし、ネックもスリムで弾きやすいので総合点の高いギターです。


現在のメインギターといえば、断然コレ!ですね。


これを最後に新しいギターの購入は終わりにし、2019年、20年はギターを1本も買わずに過ごしました。


今後ギター購入欲が再燃しないという保証はまったくありませんが(笑)、とりあえずはこのベストな1本で満足している僕なのでした。


マイ・ギター・ヒストリーは、ひとまずこれでおしまいです。


皆さま、最後までご愛読ありがとうございました。(シリーズ完)

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