My Guitar History #9(2008-2014)
僕のギターヒストリー、第9話です。
僕とりきおさん共催の「曳舟セッション」は、だいたい3か月に1回のペースで曳舟のスタジオで開催しました。
開始した2007年には2回でしたが、2008年には4回、2009年には場所を「Kotobuki」にも近い押上のライブハウス「Rock Bottom」に変えた特別バージョン1回も含めて、4回。
2010年は2回に減ったものの、1回は再びRock Bottomで開催。
2011年はスタジオのみでコンスタントに4回。
2012年は2回、2013年も2回ですが、12月に3度目のRock Bottomバージョンを開催。
ライブハウスでのバージョンは、りきおさんの広い交友関係を反映して、いずれの回も盛況でした。
2014年は3月、6月と順調に開催してきたのですが、夏にりきおさんの持病が悪化、惜しくも8月に帰らぬ人となられました。享年60でした。
そのため9月の回は、彼の追悼セッションとして開催しました。
その年はもう1回、12月に開催してなんとか計4回となったのですが、共同主催者のりきおさんを失ったことにより、参加者が目に見えて減るようになりました。
やはり、りきおさんの求心力はハンパなく大きかったのだと、今更のように思い知らされました。
このまま開催を続けていくべきか、終わらせるべきか?
間違いなく、大きな岐路に立たされた曳舟セッションなのでした。
この時期に入手したギターは3本。
ひとつめはギブソン・メロディメーカーフライングVです。
2010年に駿河台下の黒澤楽器店で購入、新品ですが5万円台でした。
ギブソンのギターとしては超廉価版ですね。
メロディメーカーの生産ラインで製造しており、ブリッツ寄りの1ピックアップ、トーンなしの1ボリュームのみと、この上なくシンプルなスペック。
音は本家のフライングVを弾いたことがないので比較は出来ないのですが、メロディメーカー系の軽く明るめのトーンで、値段の割には悪くないです。
一見重そうですが、持ってみると意外に軽く、レスポールなどよりずっと持ち運びが楽です。
ただし、このVを含めた新メロディメーカーラインは売れ行きはよくなかったようで、翌年には即ディスコンになってしまいました。
ふたつめは2014年に厚木のショップ「ギタートレーダーズ」までわざわざ遠征してゲットした、ギブソン・レスポール・クラシックDC。
色はゴールド、シングルピックアップのP90を2個搭載、1ボリューム1トーンというスペックです。
こちらは中古で13万円台。
あまり弾いた形跡のない美品で、なかなかの掘り出しものでした。
音はP90独自の、切れ味鋭いトーンです。
ブルースを弾くにはうってつけの1本。
そしてもう1本は42年ぶりに再購入した、テレキャスターモデル。
同2014年購入。色はスノーホワイト、メイプル指板です。
ヘッドにロゴがないので一見ノーブランド風ですが、実はロゴマークを紙ヤスリで消しただけで、正体は通販で買ったプレイテック、7千円台の入門者用モデルです。
さすがに音は値段相応ですが、カラーが気に入って買いました。
ジェフ・ベックとかエリック・クラプトンも、この色のテリーを使ってますしね。
この頃あたりから、ギター購入意欲がメラメラと再燃していく僕なのでした(笑)。(続く)
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