My Guitar History #1(1972)
久しぶりに更新します。これからしばらく、連載物でいきます。
これは筆者の音楽仲間、Bさんが某SNSで連載していた自分史にインスパイアされて書いてみた、筆者の約50年にわたる音楽&楽器の年代史です。
ぜひ、最後までお付き合いください。
⌘ ⌘ ⌘
僕がギターを弾き始めたのは14才、中学3年の春からです。
ロック・ミュージック自体は小学生の頃から聴いていたのですが、手持ちの楽器は中学入学時に知り合いからもらったウクレレぐらいでした。
それを自己流でペンペンと2年ほど弾いていたのですが、吉田拓郎の大ブレイクに影響を受け、ついに72年春アコギを購入したのでした。
すでに拓郎はアコギよりはテレキャスをメインで弾いていましたが、僕はまず寺田楽器製の「モレナ」のフォークギターを渋谷のコタニで購入。
ソフトケースと合わせて1万円程度でした。
本当はロックをやりたかったのでアコギだけでは物足りず、数ヶ月後にはエレキにも手を出してしまいました。
お茶の水の下倉楽器でノーブランド品のテレキャスターが1万5千円(グレコ製だと3万円台)で売られているのを発見、衝動買いしました。
そのテレキャスはオフホワイトで、ローズウッド指板のタイプ。
リアピックアップとブリッジを載せたプレートにはカバー(その形状からアッシュトレーと呼ばれていました)がかかっているデザインでした。
当時の日本製コピーモデルはアッシュトレーが付いたタイプが一般的で、メイプル指板のものもなかったのです。
このテレキャスを携えて文化祭で弾いた最初のブルースが「キリング・フロア」(レッド・ツェッペリンの「レモン・ソング」の元歌と言えば通りがいいでしょう)でした。
僕は弾き語りのソロで何曲か歌った後に(シンガーソングライター、シバさんのカバーだったと思います)、僕の参加している同好会の仲間を誘って即席セッションを敢行したのでした。
にわか仕立てのバンドでしたので演奏は壊滅的な出来でしたが、僕はその曲でブルースマンとしての第一歩を踏み出したのでした。
なお、この最初に買ったギターたちは、わけあって2本とも早い時期に手放してしまい、現在は手元にありません。
この2本から、僕の人生は大きく変わる(歪む?)のでした。(続く)
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