第9話- 瞳
君の伏し目がちな所が綺麗だから、何枚も君を描いた。
空を仰ぐ君も素敵だ。
ある日君をもっと描きたくてその目を覗き込んだ、なんて不思議な瞳、
その輝きに僕は本当に吸い込まれてしまった。
手から鉛筆が転がり落ちた。
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