第414話 狂った程度で……

「こ、このっ……」


 周囲にクソ女神共の死体が転がり、両手両足をへし折られて身動きが取れないクズ勇者とアバズレ聖女が喚く中。

 若干顔を恐怖に引き攣らせながらも、懲りずにやけになって立ち向かって来たクリスを脳天から真っ二つに両断!


 クズ勇者達も、もう自分達の前に首を並べられるのは飽きちゃっただろうし。

 首を並べる事はせずに、思考加速に時間を遅延させた空間でじっくりと拷問を加えて殺す! これで8回目。




「オラっ!」


「ハァっ!!」


「っ!!」


 呆けていたガスター、フェリシア、マリアナの3人が正気に戻って邪魔して来たから軽くあしらって、3人とも右足を太腿から切断して6回目のクズ勇者とアバズレ聖女みたいに創造した椅子に拘束!


 私がガスター達3人を拘束している隙をついて一斉に攻撃して来たクズ勇者共を全員まとめて焼き殺す。

 これで10回目。




「放しなさいっ! 魔神レフィー、このような事が許されると……」


 周囲にある魔素を支配下に置いて捕まえたクソ女神が何やら喚いてるけど……


「煩い」


 ギュッと手を握り締めると同時に連動してクソ女神の手足を拘束していた魔素が圧縮されて……


「あ、ぁぁぁッ!!」



 ベキュッ──!!



「ぅ、ぁ……」


 ゆっくりと、骨を砕きながらクソ女神の両手足が押し潰される。


「ふふっ」


 静かになった!

 やっぱり、普段は痛覚無効で痛みを感じないクソ女神にとって痛みは相当堪えるようだな。


「もう、やめて……」


「アナスタシア様……」


 両手足を潰されて、空中に拘束されているアナスタシアの真下。

 目の前に斬り落とした首を並べてあげてた時みたいに椅子に拘束されて、血で全身真っ赤になってるアバズレ聖女とクズ勇者が頭上で声にならない悲鳴をあげるクソ女神をみあげ……


「あはっ!」


「っ! やめっ……」



 パチンッ!



 何か言おうとしたクソ女神無視して指を打ち鳴らした瞬間。



 ベギベギベキッ!!



 潰れたクソ女神の手足が、身体が捻れる!

 クズ勇者とアバズレ聖女へと捻れ死んだクソ女神の血が大量に降り注ぐ!!


「あ、あぁぁっ!!」


「いやぁぁっ!!」


 全身、捻れ死んだクソ女神達の血で真っ赤になったクズ勇者とアバズレ聖女が呆然と涙を流しながら悲鳴をあげて……



 ベキュ……



 ゆっくりと指先から全身を捻られて死んだ。

 これで18回目。




「あはっ! ハッハッハッハ!!」


「ふふっ、あはっハッハッハ!」


「うふふっ! ふっふっふっ!」


 クズ勇者共の血で真っ赤に染まった荒野に、熾天使共とクリスの血で全身血だらけになったクソ女神、クズ勇者、アバズレ聖女、3人の笑い声が鳴り響く。


「ふむ」


 途中からクソ女神も先に殺すんじゃなくてクズ勇者共と同じように拘束してから目の前で熾天使共とクリスを嬲り殺すようにしてたんだけど……3人とも狂っちゃったか。


 まぁ、狂っちゃったのなら仕方ない。

 せっかく楽しかったのに……残念だけどこれで終了か〜。

 これでまだ38回目だったけど……仕方ない、スパッと殺して終わらせよう。




「これは……」


「えっ?」


「なん、で……」


「ふふっ、ようこそ、39回目へ」


 たかだか気が狂った程度で終われるとでも思った?

 そもそも輪廻の呪縛は死んだら強制的に心身共に元通りにさせられる死ねない呪い。


 30回目以降は3人の精神にかかる負担を元通りにせずに蓄積させてたから38回目で気が狂っちゃったけど。

 それも死ねばリセットされるのだよ!

 気が狂った程度で解放されるハズがないじゃん!!


「ねぇ、次は、どう死にたい?」


「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」


 ふふっ! 時間はまだまだ、たぁーっぷりある!

 さぁ! とりあえず目指せ100回!!

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